Thank you for everything

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2018年3月3日。私は実の父を亡くしました。
突然の死でした。
気持ちを整理するために、少しずつ過去の記憶をたどりたいと思います。

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そんな4年生のお正月。

 

うちの家族では、毎年お正月は初売りに行くのです。

 

でも、この年は、お兄ちゃんの大切な受験の年。

 

私と違って相当頭が良い兄は、センター試験に向けて、初売りどころではなく、部屋にこもって勉強。

 

だから、この年は4人で、近くのショッピングモールに行きました。

 

 

私は、動物が大好きでした。

 

犬も、猫も。

 

でも、そんな大きな動物を飼うのは夢の世界で、現実は買っちゃいけないんだろうなと、なぜかずっと思ってました。

 

ショッピングモールのペットショップを除くと、たくさんの犬・猫がいました。

 

犬・猫の価格って(生き物に値段っていやだけど)普通は10万超えで、見るたびに

 

”私の貯金じゃかえないな~”

 

と思ってたんだけど。

 

元旦セールをやっていて、なんとペルシャ猫が、20030円。(2003年と掛けてたぽいよ)

 

私がじーっと見つめてると、お父さんが

 

「お、みゆき、安いなあ~」

 

と話しかけてきた。

 

「かわいい~ほしい~」

 

と言ってると、店員さんが

 

「触ってみます?」

 

と言ってくれた。

 

「何言ってるの、お兄ちゃんはネコアレルギーなんだから、センター19日前にネコを飼うなんて頭おかしいんじゃないの?」

 

とお母さん。

 

うちのお兄ちゃんは、ネコアレルギーなのです。だから、猫は飼えないと思っていたのです。

 

でも、私は、完全にそのネコちゃんに惚れてしまい。

 

お父さんも、そんな私を後押ししてくださり。

 

「猫アレルギーは昔の話で、意外と発症しないかもしれないよ?」

 

とお母さんを宥め、猫を飼うことに。そのネコがシャンリーちゃんです。

 

ちなみに、猫を飼ったことをお兄ちゃんに伝えると、お兄ちゃんはガチギレしてました。

 

当時は「いいやん」と思ってましたが、自分も高3になってセンターを控えたときに、心からお兄ちゃんに申し訳ないと思いました。ごめんよにいちゃん。

 

さらに、結局お兄ちゃんはネコアレルギーが再発することはありませんでしたが、それに対してお父さんは

 

「気を張ってるときにネコを飼ったのは、かえってよかった」

 

と言ってました。

 

ネコを衝動買いしちゃうようなぶっとんだエピソード、ほかにもいっぱいありました。それがうちの家族です。