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stigma

腐的思考回路と日常blog。




「…で、俺に相談に来た訳…か」

「…しょーがねぇだろ…」




久保田はソファーにあったクッションに顔を埋める京を見て、大きく溜息をついた。俺はてめぇらの保護者じゃねぇぞ、とでも言いたさげに。




「お前は"ホモ"ってのをどう思ってんだよ」

「っ、いいとは…思わない…」




久保田の直球な言葉に、京は言葉を濁らせた。…いいとは思わない、思わない…のだが…。京の脳裏に、達朗と刹の顔が浮かんだ。


結局、あの二人の事は話していない。だから今でも一緒に日々を過ごしているし、それを咎める人もいない。…ホモなんて、いいとは思わない。それでも、彼らを見ていて思った。




「思わない…けど…幸せなら…。二人が幸せなら、いいと…思う……ようになった…」




京は小さく言った。予想外の答えに久保田は目を丸くしたが、そのあと小さく笑って机から離れ、京の隣にどかっと腰を下ろした。




「…実はさ、俺もホモなんだわ」

「へぇ………って、はぁあ!!??;;」

「ま、正確に言えば"どっちでもイケる口"なんだけど」

「…はぁ…」

「…俺も、京と同じ意見なんだ。そいつらが幸せならいーじゃねぇか。誰も咎める理由はねぇ。」

「…………」

「要は…京。てめぇがどうしたいか、なんだよ」




――俺が…どうしたいか…?






一緒にいられれば良かった。…でも、その当たり前のような事がこの二週間なかった。自分の胸にぽっかり穴が開いたような二週間だった。苦しかった。亜樹がいないから…



『行くぞ、京』





「っ!!」

「出たか、答えは」

「…さんきゅ、久保ちゃん」

「おう、今度煙草の差し入れもってこいよー。勿論セッタ」

「わぁーったよ…じゃあな!」




ガラガラ…ピシャン!




京は慌ただしく保健室を後にした。その姿を見送った久保田はまた一つ溜息をつくと、胸元から煙草を出し吸い始めた。これがラスト1本だった。




「雨…降りそうだな…」



久保田は窓から見える段々と雲って行く東の空を見ながら呟いた。


雨が、汚い心までも洗い流してくれたらいいのに


そんな事を考えた久保田は失笑し、再度煙草の煙りを肺に大量に送りこんだ。何だか、いつもより、煙草が重いような気がしたのは気のせいじゃないであろう。




久保田は煙草色の空を見上げた。








(12)へ続く。









お早うございます、京也です。

終わりませんでしたね、6月中に(笑)まぁ地味にやっていきますよ。
因みに今日はFREEDOM!夕方に美容院行く以外は、なーーーーんも予定がないので漫画考えるかイラスト描くかペーパー描くか、しようと思ってます。


あ、因みに…
きっと、7月になったらサイト移転します!!きっとですよ、きっと。何故ならPCが使えるようになるから、"きっと"!!!!FC2だっけ…あそこでサイト作ってたんですが…いやー全くもって使い方が分からん←
あーゆうの苦手っす…;





怖い…



俺の知らない亜樹が其処にいて、でもそれは紛れも無く亜樹で…俺の事を…好き、だと言った。あれは…亜樹なんだよな…

何でだよ…いつから?俺はお前といれれば良かった。それが当たり前だと思ってた。…違うのか?亜樹はそれだけじゃ不満だったのか?何考えてるか…わっかんねぇよ…。俺も…。



何なんだよ…この気持ち……





―――――……




「おはよー!」

「はよっす。課題やったかー?」




教室内に響くクラスメートの声。こんな教室内の雰囲気に包まれるのはどれくらいぶりなのだろうかと、机に教科書を入れながら京はふと思った。…亜樹はいない。いつも一緒に登校するのだが、あれ以来一緒には登校していない亜樹と京。


そう、亜樹が京に想いを告げた、あの日以来…。



急いでその場を逃げ出した京は授業も受けず、学校を出た。亜樹からのなんらかの連絡もなければ京からも連絡はしなかった。何と無く行きづらい京は毎朝恒例であった"亜樹を起こす"という仕事はしなかった。そうして二週間が経とうとしていた。亜樹は平然と毎日を過ごしているが、特に京に近寄ってはこない。対して京は亜樹を見るたびに目線を反らせ、たどたどしい日々を送っていた。




――いつまでこうなんだろう…




いや、まず元の関係に戻るのだろうか…。きっと、そんなことはありえないだろう。何も知らなかったあの頃とは、もう違うのだから…




――どうすればいい…?




どうしたい?…俺は…



そんな事を思いながら歩いていると、自然と足はある場所に向かい、入口の前で止まっていた。京は一つ、深呼吸をするとその部屋へと入って行った。


久保田のいる、保健室へ…。










(11)へ続く




裏度は低いですが、まぁ一応微裏っつーことで(笑)
Are you OK?









































































「駄目だ、亜樹!!」




静かだった体育館裏に、京の声が響いた。やがてそこに加え、鈍い骨が軋む音と、小さな悲鳴が響いた。









――――……




「っ……」




目の前にいる人物が誰なのか分からない。1番よく知っていて、1番大切で…なのに、今は全く誰なのかが分からない。



――コノ人ハ誰?




「…亜樹…?」




京が小さく呟くと、亜樹は振り向いた。亜樹を通して、その奥には鷹見が俯せに倒れている。亜樹はそのまま、体育館に背を預け、座り込んでいる京に近付いた。

そしてそのまま、強く抱きしめた。




「…あ…、き…?」

「…よかった…」

「……え?」

「何処…触られた?」

「っ!!!!」




亜樹は開けられていた京のYシャツの中に顔を埋めると、そのまま胸の突起を舌で舐め始めた。そして片手でズボンに手を伸ばし、自身に触れた。それにしたがって京の身体がピクンと跳ねる。

亜樹のされるがままになっていた京だったが、自身に触れられ、我に返り、亜樹を引き離すように胸を押した。




「なっ…に、すんだよ、亜樹!!」

「…分からないの?」

「ざっけんな…これじゃ、あいつと変わんねーじゃん…」

「そうだよ」

「……え……?」




京の言葉を遮った亜樹は今まで見たことのない真剣な面持ちで、真っ直ぐ亜樹を見据えた。…いや、見たことはある…そう、…達朗と刹の関係を知り、京を説得した…あの時の。




「俺は…」




――やめろ




「お前が」




――やめろ




「好きなんだよ」

「やめろっ!!」




――それ以上言われたら、壊れちまうじゃんか…




京は大声で叫ぶと、亜樹を押し退け、体育館裏を抜け走り出した。亜樹はその姿をただただ、京が見えなくなるまで見届けた。





(10)へ続く。






※引き続きR指定でございます。
バッチコーイ★って方は、どーぞ。





































































「っ…はぁ…はっ、」

「どう?男にイかされた気分は」




京は自分を跨ぎ、見下す男、鷹見を未だ調わない息使いを繰り返しながら睨んだ。視界が少し霞み掛かっているのは気のせいではないだろう…。だが、そんな京とは裏腹に、鷹見は満足気な笑みを浮かべた。勿論、京の睨め付けは鷹見にとって性欲を煽るものにしかならなかった。




「…そんな顔で…誘ってんの?」

「…っ、頭可笑しいだろっ…てめぇ…」

「そんな頭可笑しい奴にイかされたのは何処の誰だろーな」




鷹見は京の髪を掴み、上半身を起き上がらせた。京の口からは短く悲痛の声が漏れる。それと同時に…




「んぁあ!!やっ…、くぁ!!」

「ん?もう声抑えるのやめたんだ?…可愛いな…京…」

「っ!!!」




いきなり京の自身を再度握った鷹見。器用に力を加減し、巧みに扱う鷹見の手に、京の自身は再び硬さをもちはじめた。そして鷹見はそのまま京の唇に自分の唇を近付けた。

京は目を硬くつむった。








――亜樹っ!!!




ダァン!!!




突如響いた鈍い音。鷹見はあと僅かで触れる所であった唇を遠ざけると、音が聞こえた方角を見た。

京も遅れてゆっくり目を開けた。




「…亜樹…」




その先には体育館の壁を重いっきり殴り、手からは大量の血をながす亜樹がいた。




「亜樹くん…早かったね」

「…離れて貰える?」




笑顔で亜樹に問う鷹見。そして同じように笑顔で鷹見に問う亜樹。ただ違うのは、亜樹の笑顔は何時ものものと180゚と言っていいほど正反対の背中の黒いオーラであった。




「そいつに触れないでよ」

「残念…。俺、もう……イタダイちゃった」




鷹見の言葉を聞いた亜樹は何かが切れたように鷹見に真っ直ぐに突っ込んで行った。目には怒りの感情しか写っていない。




「駄目だ、亜樹!!」








(9)に続く。






いつかちゃんと目次作りますね…。
そしてどーなる二人の仲(笑)





※R指定となっております。よろすぃーですか?








































































「はっ…んんっ!!」

「ククッ…どーしたよ、京くん?」

「っ…!!」




京は縛られた腕で必死に抵抗を試みるが全ては無に終わる。男は京から自身を取出し、手で扱いながら舌先を器用使い、丁寧に舐め上げた。

何故こうなったのかを京は込み上げる甘い波に掠われそうになりながら考えた。




――そう、あの時…

















「…男が男を…抱けるもんなのか…」

「………抱けるさ」

「っ!!?」

「お前…二年の京…だよな?」

「…誰だ…てめぇ」

「隣のクラスの鷹見っつーの。それより…なぁ、"京くん"?」

「っ、寄んな…」

「俺が男同士でヤるのがどんなのかを、じっくり教えてやるよ」

「な、っ!!!??」









――そう、そのまま口を塞がれて…押し倒されて…縛られて…何なんだよ。こいつ…本気か…?頭、可笑しいんじゃねーの?




「んんっ!…く、はぁっ…」

「声、出しちまえよ。つまんねぇ」




――でも、1番可笑しいのは…














この行為に感じてしまっている、俺なのかもしれない…











―――――……






「…な、…ん…」

「鷹見だよ。あいつ、周りには知られてねぇが、男、女、構わずヤらかしてやがる…普段学校になんざ顔出さねぇが、今日は珍しく来てるらしい。しかも、あいつは体育館でサボる事が多いんだよ」





久保田の話を聞いた亜樹は自分の顔から血の気が引くのを感じられた。"鷹見"。その名を聞くのは初めてではなかったが、まさかそんな奴だとは思ってもみなかった。それに学校だってあまり来ていないのも知っていた。…だから体育館で会う事もなかった。




「そして、あいつは…――」






亜樹は急いで保健室を飛び出した。向かう先は元いた体育館裏。早く、早く。




――京っ!!




















「そして、あいつは京を狙ってる…」







(8)へ続く。






また次回も裏かなぁ…。