ストロボ・エッジ~三好学~
別冊マーガレット2010年1月号付録の、ストロボ・エッジ番外編です!!
『キミが残してくれた、あのささやき。今も耳に残ってる。だから、今 僕は、僕でいられるんだ…。』
学「うんめっ」
友達「体育のあとに牛乳---っ!? なんか気持ち悪くない・・・?」
学「え、そう? わかんね いつでもうまいよ」
友達「がっちゃんて なんも考えてなさそうでいいよね」
「悩みとかもなさそ---」
学「あ--それ よく言われるー」
この言葉
言われすぎて 俺にとってもはや ただのあいさつみたいなもん
---だから
誰に言うでもないような小さな声だったけど
律子「悩みのない人なんて いるわけないのにね」
俺は少し びっくりした
学『あ』
『律子先輩・・・』
これは俺(三好学)が まだ1年生の頃のハナシ。
3年生の柏木律子先輩は
俺と同じ委員会で
初めて見た時から
『超美人!?』
と思っていた
見た目 モロに 俺の好み
委員会がない日に 見れた時とかは
『ラッキ~』
って思った
律子先輩はいつも
冷めてるみたいな ダルいみたいな 顔をしている
『それもまた いい』
律子先輩は すごくモテるけど今 カレシは いない
理想が高い らしい
[ナットク。]
廊下で、グラウンドにいる律子を見つける
学『あ』『律子先輩だ---』体育か?
律子「・・・・・・」
社長を見つめる律子
社長「ンナー」
律子「・・・」
社長「ニャっ」とゴロンと転がる社長
律子「ニャっ」と、社長に笑顔を見せる
学『お』『意外な一面』
『あ 気付かれた』
『にらまれたっ!!なんで!?怒ってんの?』
律子の頬が赤くなっている…
…あ ちがう……
恥ずかしいんだ………
『あ--…マジで俺』
『やばいかもな---』
って 思ってた時に あの言葉
『悩みのない人なんて いるわけないのにね』
完全にハマった
そしたら もう 行くしかねえっ!!!
学「律子先輩っ」
「付き合って」
律子「バカじゃないの」
【別の日】
学「スキ」
律子「チビ」
【また別の日】
学「・・・」
律子「ガキ」
学『まだ 何も言ってない』
(あのコまた来てる~)
すっかり名物…
律子「何度も言ってるでしょ」
「私のタイプは超イケメン 長身 年上 リッチ」
(律子171cm 学165cm)
「三好くん 何一つ かぶってないよね」
落ち込む・・・・
かと思いきや、へらっと笑って
学「これ あげる ゲーセンでとった」
律子「・・・」
学「♪」満足気に去っていく
友達「めげないねー あのコ」
「つか何ソレ 小判?
変なキーホルダー」
窓からグラウンドを見下ろす学。友達はそんな学を見て
友達A「いやー がっちゃん あれはムリっしょ」
友達B「だって あの先輩すげーモテんじゃん」
友達C「あの人キレイだもんなー」
学「・・・」
友達D「クリスマスまでに 彼女欲しいとかならさー もう少し 相手選ばなきゃー」
学『あ 律子先輩』
『堂々とチコク』
友達D「ってか いくら美人だからってさ---」
学「!」
友達D「あんな 冷たそうな人 俺やだなー」
律子先輩が 冷たいなんて
皆の目は フシアナだね
(律子のカバンには、学が渡した小判のキーホルダーが…)
学「律子先輩っ」
(お---今日も 来た来た)
学「これ 俺の バイト先の ケーキのチケット あげる」
(りつこにだけかよー)
(おかしいだろーよー)
学「来てねっ!」
笑顔で手を振りながら去っていく
律子「・・・」
友達a「かわいーっちゃ かわいーんだけどねー あのコ」
友達b「でもねー 律子はねー ダメなんだよね----・・・ かわいそうだけど」
もらったチケットには
<ケーキサービス券>
おいしーい!

使える日 《今日》
17:00~21:00
地図はウラだよ
お手製感丸出し
使える時間めっちゃ限定(学のバイト時間)
律子『「今日」って・・・・・・ いつの今日?』
『バカっぽい』
いらっしゃいませ---
律子「・・・・・・・・・」
学「へへ」
「来てくれると思った」
律子「ケーキ食べたかっただけ」
学「うん!」
「待ってて 今 持って来る!」
律子『選ぶ余地ないんだ・・・』
学「は---い お待たせーっ」
「どうぞ めしあがれー」
ケーキ皿には【LOVE律子
】と書かれ、ケーキの上ではバチバチと花火が・・
律子「・・・・・・・・・」
「なんで・・・ ここまでするの? 私に」
学「ん?」
「好きだから」
律子「よく めげないよね・・・」
「私 結構 冷たくしてるのに」
学「全然冷たくないじゃん」
「先輩は優しいよ」
「今もここに来てくれてるし」
律子「・・・だから 私はケーキが…」
学「俺」
「律子先輩の そういう 優しいところに」
「つけこんでるんだよ」
学の言葉にドキっとする
店長「ん なに そのケーキ」
「学 おまえ 勝手に何してんの?」うちそんなサービスない・・・
学「わー 恭ちゃん お説教ならあとにしてっ」
「今は向こう行って!!」
と、店長を無理やり退散させる
学「ごめんね 今の気にしないで」
「あれ オーナーで 俺のイトコだから 大目にみてくれ…」
律子「ほらね」
学「え?」
律子「自分の気持ちばっかり一方的に押しつけて 周りに迷惑かけて ほんとコドモ 全然 私のタイプじゃない」
学「タイプ以外の奴と恋愛した事ないんなら」
「俺としてみればいいだろ」
「そういうのもういいから 俺を好きになればいいんだ」
「タイプなんか俺が越えてやる」
学の言葉に、目を見開く
律子「ナマイキ」
「帰る」
学「えっ?」
「ちょっ・・・」
帰ってしまった…
学『わ----失敗したー・・・・・・・・・』
店長「ま---なぶっ」
学「あっ 恭ちゃん・・・」
店長「じゃ ちょっとお話しようか おいで」
律子『チビのくせに・・・ コドモのくせに』
『・・・・・・・・・・・・びっくりした』
『あ』
『マフラー』
『もうっ』
忘れ物のマフラーを取りに戻ると、店の裏から店長の声が聞こえてくる
店長「学--- 気持ちは分かるけどなー」
気になり、声のする方へ
店長「身内だからって こういう事 許してっと 周りにしめしつかねーだろっ バカが
」
学「ごめんなさい」
律子『しかられてるし』
店長「おまえ1か月 時給下げるぞ 甘やかしてると思われたくないからよ」
学「・・・はい」
律子『あーあ あのコ ほんとバカ』
店長「ったーく…」
律子が立ち聞きしている事に気付く
「だいたい あの女のコじゃー 学にはレベル高すぎじゃねーか? おまえ 自分のスペックわかってんの?」
学「わかってるよ」
「チビなのも 顔だってたいした事ないのも」
「そんな事 分かってんだよ」
「だからって・・・」
「俺が 俺だからって理由で」
「この気持ち 始末しろって言うのかよ」
「んなもん 納得いくかよ」
「これからも ずっと俺は 俺以外には なれねーのに」
「だから がんばるんだ」
「自身がない分 他の奴の 何倍も 何十倍も」
「三好学で がんばるしかねーんだよ」
一気にまくし立て、フーっと息をつく
「でも・・・・・・」
店長「あん?」
学「今日みたいな事は もう しない ごめんなさい」
店の中へ戻る学
店長「かわいーでしょ---?俺のイトコ」
律子「!」
店長「キミのタイプじゃないのは仕方ない けど あんまり いじめないでね」
店長も店の中へ戻る
律子『・・・・・・・・・・・・・・』
学「律子先輩っ」
「きのう 店に 忘れてったでしょ」
マフラーを律子に渡す
律子「あぁ・・・」
学「きのうは気を悪くさせてごめんね」
「俺 ちゃんと仲直りしたい」
「気まずいまま 冬休みに入って 3学期まで会えないなんて 俺 やだし」
律子「別に怒ってないよ」
学「ほん…」
「・・・と?」
律子「ほんと」
でも さっきから 全然 目を
合わせてくれない
学「律子先輩」
「俺のバイト先でクリスマス会あるんだ 先輩も来ない?」
律子「行かないよ」
学「俺来るまで待ってるから」
律子「行かない」
学「ずっと 待ってるから」
学「・・・・・・・・・」
「先輩 来ねーな・・・」
もうクリスマス会 終わっちゃうよ・・・
「3学期に巻き返すしかねーのかな・・・」
店長「ん? 3年って 3学期は自由登校だろ」
「卒業まで もう ほとんど学校来ないんじゃね?」
え・・・
なにソレ・・・
じゃあ 俺とは もう このまま
(じゃ--そろそろ おひらきにすっかー)
(は---い)
顔を合わさないつもりでいるの?
クリスマス会が終わり店の外で一人、律子を待つ
『いや・・・ちがう 律子先輩はそういう人じゃない』
『ぜったい来る・・・』
『超寒い・・・』
『耳いてーし』
何かを見つけ、笑顔になる学
「おっせ・・・」
律子「・・・来ないって言ったよね?私」
学「でも来た」
律子「・・・・・・・・・」
「だって本当にずっと待ってそうなんだもん」
学「だから言ったじゃん 律子先輩の そういうところにつけこんでるって」
律子「・・・・・・・・・・・」
学の隣に座る
「ほんとコドモ」
「結論から言うね」
「私はやっぱり 三好くんとは 付き合えない」
「ムリ。」
ガーン
学「来て早々 フラれたっ」
律子「私 春から留学するの」
え・・・・・・・・・
留学!?
律子「私 いなくなるの だからあきらめて」
いなくなる・・・
いなくなるって・・・
やべ・・・泣きそう
学「な・・・なんだよー」
「あと もう少しで 絶対 俺の事 好きにさせてたのにな----っ」
律子「うん そうだね」
と、優しい笑顔を向ける
学「・・・・・・・・・」
「いなくなるくせに」
「今そんな事言うの ずりー・・・」
律子「だから 言うんだよ」
「次に好きな人が出来た時も 私にしてくれたみたいに 一生懸命な三好くんでいてほしいから」
「そうすれば 相手にどんな理想があっても きっと越えられると思う」
学「・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・律子先輩」
「それってもう 俺の事 好きになってんじゃん」
照れたような笑顔を見せる律子
分かってる これは
[少しずつ律子へと近づく]
さよならのキス
唇が離れたあと
先輩が 俺の耳元で 言った
その 言葉を 聞いて
俺が 泣いたのは ヒミツ
俺は 2年生になった
どこを 探したって
もう 律子先輩は いない
ちょっと センチメンタル
蓮「学 どうした?」
裕「元気ないね」
---に なってる場合じゃない
いつものようにへらっと笑い
学「いや---ハラ減っちゃってさ---」
蓮「・・・」
裕「さっき昼 食ったばっか」
友達「ほんと がっちゃんて」
「悩みとかなさそ--」
学「はははっ よく言われる---」
「シャーッ」
あの時 律子先輩が 言ってくれた言葉が
きっとずっと 俺を支える
『がんばってくれて ありがとう』
だから俺は これからも
学「フォ----ウっ」
三好学で がんばるんだ
【おわり】
細かい表情が伝えきれなくて、もどかしいですが
素敵なお話
『キミが残してくれた、あのささやき。今も耳に残ってる。だから、今 僕は、僕でいられるんだ…。』
学「うんめっ」
友達「体育のあとに牛乳---っ!? なんか気持ち悪くない・・・?」
学「え、そう? わかんね いつでもうまいよ」
友達「がっちゃんて なんも考えてなさそうでいいよね」
「悩みとかもなさそ---」
学「あ--それ よく言われるー」
この言葉
言われすぎて 俺にとってもはや ただのあいさつみたいなもん
---だから
誰に言うでもないような小さな声だったけど
律子「悩みのない人なんて いるわけないのにね」
俺は少し びっくりした
学『あ』
『律子先輩・・・』
これは俺(三好学)が まだ1年生の頃のハナシ。
3年生の柏木律子先輩は
俺と同じ委員会で
初めて見た時から
『超美人!?』
と思っていた
見た目 モロに 俺の好み
委員会がない日に 見れた時とかは
『ラッキ~』
って思った
律子先輩はいつも
冷めてるみたいな ダルいみたいな 顔をしている
『それもまた いい』
律子先輩は すごくモテるけど今 カレシは いない
理想が高い らしい
[ナットク。]
廊下で、グラウンドにいる律子を見つける
学『あ』『律子先輩だ---』体育か?
律子「・・・・・・」
社長を見つめる律子
社長「ンナー」
律子「・・・」
社長「ニャっ」とゴロンと転がる社長
律子「ニャっ」と、社長に笑顔を見せる
学『お』『意外な一面』
『あ 気付かれた』
『にらまれたっ!!なんで!?怒ってんの?』
律子の頬が赤くなっている…
…あ ちがう……
恥ずかしいんだ………
『あ--…マジで俺』
『やばいかもな---』
って 思ってた時に あの言葉
『悩みのない人なんて いるわけないのにね』
完全にハマった
そしたら もう 行くしかねえっ!!!
学「律子先輩っ」
「付き合って」
律子「バカじゃないの」
【別の日】
学「スキ」
律子「チビ」
【また別の日】
学「・・・」
律子「ガキ」
学『まだ 何も言ってない』
(あのコまた来てる~)
すっかり名物…
律子「何度も言ってるでしょ」
「私のタイプは超イケメン 長身 年上 リッチ」
(律子171cm 学165cm)
「三好くん 何一つ かぶってないよね」
落ち込む・・・・
かと思いきや、へらっと笑って
学「これ あげる ゲーセンでとった」
律子「・・・」
学「♪」満足気に去っていく
友達「めげないねー あのコ」
「つか何ソレ 小判?
変なキーホルダー」
窓からグラウンドを見下ろす学。友達はそんな学を見て
友達A「いやー がっちゃん あれはムリっしょ」
友達B「だって あの先輩すげーモテんじゃん」
友達C「あの人キレイだもんなー」
学「・・・」
友達D「クリスマスまでに 彼女欲しいとかならさー もう少し 相手選ばなきゃー」
学『あ 律子先輩』
『堂々とチコク』
友達D「ってか いくら美人だからってさ---」
学「!」
友達D「あんな 冷たそうな人 俺やだなー」
律子先輩が 冷たいなんて
皆の目は フシアナだね
(律子のカバンには、学が渡した小判のキーホルダーが…)
学「律子先輩っ」
(お---今日も 来た来た)
学「これ 俺の バイト先の ケーキのチケット あげる」
(りつこにだけかよー)
(おかしいだろーよー)
学「来てねっ!」
笑顔で手を振りながら去っていく
律子「・・・」
友達a「かわいーっちゃ かわいーんだけどねー あのコ」
友達b「でもねー 律子はねー ダメなんだよね----・・・ かわいそうだけど」
もらったチケットには
<ケーキサービス券>
おいしーい!


使える日 《今日》
17:00~21:00
地図はウラだよ
お手製感丸出し
使える時間めっちゃ限定(学のバイト時間)
律子『「今日」って・・・・・・ いつの今日?』
『バカっぽい』
いらっしゃいませ---
律子「・・・・・・・・・」
学「へへ」
「来てくれると思った」
律子「ケーキ食べたかっただけ」
学「うん!」
「待ってて 今 持って来る!」
律子『選ぶ余地ないんだ・・・』
学「は---い お待たせーっ」
「どうぞ めしあがれー」
ケーキ皿には【LOVE律子
】と書かれ、ケーキの上ではバチバチと花火が・・律子「・・・・・・・・・」
「なんで・・・ ここまでするの? 私に」
学「ん?」
「好きだから」
律子「よく めげないよね・・・」
「私 結構 冷たくしてるのに」
学「全然冷たくないじゃん」
「先輩は優しいよ」
「今もここに来てくれてるし」
律子「・・・だから 私はケーキが…」
学「俺」
「律子先輩の そういう 優しいところに」
「つけこんでるんだよ」
学の言葉にドキっとする
店長「ん なに そのケーキ」
「学 おまえ 勝手に何してんの?」うちそんなサービスない・・・
学「わー 恭ちゃん お説教ならあとにしてっ」
「今は向こう行って!!」
と、店長を無理やり退散させる
学「ごめんね 今の気にしないで」
「あれ オーナーで 俺のイトコだから 大目にみてくれ…」
律子「ほらね」
学「え?」
律子「自分の気持ちばっかり一方的に押しつけて 周りに迷惑かけて ほんとコドモ 全然 私のタイプじゃない」
学「タイプ以外の奴と恋愛した事ないんなら」
「俺としてみればいいだろ」
「そういうのもういいから 俺を好きになればいいんだ」
「タイプなんか俺が越えてやる」
学の言葉に、目を見開く
律子「ナマイキ」
「帰る」
学「えっ?」
「ちょっ・・・」
帰ってしまった…
学『わ----失敗したー・・・・・・・・・』
店長「ま---なぶっ」
学「あっ 恭ちゃん・・・」
店長「じゃ ちょっとお話しようか おいで」
律子『チビのくせに・・・ コドモのくせに』
『・・・・・・・・・・・・びっくりした』
『あ』
『マフラー』
『もうっ』
忘れ物のマフラーを取りに戻ると、店の裏から店長の声が聞こえてくる
店長「学--- 気持ちは分かるけどなー」
気になり、声のする方へ
店長「身内だからって こういう事 許してっと 周りにしめしつかねーだろっ バカが
」学「ごめんなさい」
律子『しかられてるし』
店長「おまえ1か月 時給下げるぞ 甘やかしてると思われたくないからよ」
学「・・・はい」
律子『あーあ あのコ ほんとバカ』
店長「ったーく…」
律子が立ち聞きしている事に気付く
「だいたい あの女のコじゃー 学にはレベル高すぎじゃねーか? おまえ 自分のスペックわかってんの?」
学「わかってるよ」
「チビなのも 顔だってたいした事ないのも」
「そんな事 分かってんだよ」
「だからって・・・」
「俺が 俺だからって理由で」
「この気持ち 始末しろって言うのかよ」
「んなもん 納得いくかよ」
「これからも ずっと俺は 俺以外には なれねーのに」
「だから がんばるんだ」
「自身がない分 他の奴の 何倍も 何十倍も」
「三好学で がんばるしかねーんだよ」
一気にまくし立て、フーっと息をつく
「でも・・・・・・」
店長「あん?」
学「今日みたいな事は もう しない ごめんなさい」
店の中へ戻る学
店長「かわいーでしょ---?俺のイトコ」
律子「!」
店長「キミのタイプじゃないのは仕方ない けど あんまり いじめないでね」
店長も店の中へ戻る
律子『・・・・・・・・・・・・・・』
学「律子先輩っ」
「きのう 店に 忘れてったでしょ」
マフラーを律子に渡す
律子「あぁ・・・」
学「きのうは気を悪くさせてごめんね」
「俺 ちゃんと仲直りしたい」
「気まずいまま 冬休みに入って 3学期まで会えないなんて 俺 やだし」
律子「別に怒ってないよ」
学「ほん…」
「・・・と?」
律子「ほんと」
でも さっきから 全然 目を
合わせてくれない
学「律子先輩」
「俺のバイト先でクリスマス会あるんだ 先輩も来ない?」
律子「行かないよ」
学「俺来るまで待ってるから」
律子「行かない」
学「ずっと 待ってるから」
学「・・・・・・・・・」
「先輩 来ねーな・・・」
もうクリスマス会 終わっちゃうよ・・・
「3学期に巻き返すしかねーのかな・・・」
店長「ん? 3年って 3学期は自由登校だろ」
「卒業まで もう ほとんど学校来ないんじゃね?」
え・・・
なにソレ・・・
じゃあ 俺とは もう このまま
(じゃ--そろそろ おひらきにすっかー)
(は---い)
顔を合わさないつもりでいるの?
クリスマス会が終わり店の外で一人、律子を待つ
『いや・・・ちがう 律子先輩はそういう人じゃない』
『ぜったい来る・・・』
『超寒い・・・』
『耳いてーし』
何かを見つけ、笑顔になる学
「おっせ・・・」
律子「・・・来ないって言ったよね?私」
学「でも来た」
律子「・・・・・・・・・」
「だって本当にずっと待ってそうなんだもん」
学「だから言ったじゃん 律子先輩の そういうところにつけこんでるって」
律子「・・・・・・・・・・・」
学の隣に座る
「ほんとコドモ」
「結論から言うね」
「私はやっぱり 三好くんとは 付き合えない」
「ムリ。」
ガーン
学「来て早々 フラれたっ」
律子「私 春から留学するの」
え・・・・・・・・・
留学!?
律子「私 いなくなるの だからあきらめて」
いなくなる・・・
いなくなるって・・・
やべ・・・泣きそう
学「な・・・なんだよー」
「あと もう少しで 絶対 俺の事 好きにさせてたのにな----っ」
律子「うん そうだね」
と、優しい笑顔を向ける
学「・・・・・・・・・」
「いなくなるくせに」
「今そんな事言うの ずりー・・・」
律子「だから 言うんだよ」
「次に好きな人が出来た時も 私にしてくれたみたいに 一生懸命な三好くんでいてほしいから」
「そうすれば 相手にどんな理想があっても きっと越えられると思う」
学「・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・律子先輩」
「それってもう 俺の事 好きになってんじゃん」
照れたような笑顔を見せる律子
分かってる これは
[少しずつ律子へと近づく]
さよならのキス
唇が離れたあと
先輩が 俺の耳元で 言った
その 言葉を 聞いて
俺が 泣いたのは ヒミツ
俺は 2年生になった
どこを 探したって
もう 律子先輩は いない
ちょっと センチメンタル
蓮「学 どうした?」
裕「元気ないね」
---に なってる場合じゃない
いつものようにへらっと笑い
学「いや---ハラ減っちゃってさ---」
蓮「・・・」
裕「さっき昼 食ったばっか」
友達「ほんと がっちゃんて」
「悩みとかなさそ--」
学「はははっ よく言われる---」
「シャーッ」
あの時 律子先輩が 言ってくれた言葉が
きっとずっと 俺を支える
『がんばってくれて ありがとう』
だから俺は これからも
学「フォ----ウっ」
三好学で がんばるんだ
【おわり】
細かい表情が伝えきれなくて、もどかしいですが
素敵なお話





