観てきました。
(浦井くんも良いのだけれど、私の中では、ちょっと違うのよね)
さて、この観劇をした後に、原作を電子書籍で4巻まで買って、読み返しちゃいましたよ。
(舞台は、ちょうど4巻までの内容でした。)
王家の紋章を夢中で読んだのは、多分、小学2~3年生位の頃だったんじゃないかなあー。
近所の6歳上のお姉さんがコミックを持っていて、5歳上の私の姉にくっついて遊びに行った時に読ませて貰ったんだと思います。
大人になってから、大人買いするには巻数が多くて…読み返したのは、もしかしたら30年ぶりくらいかも。
(多分、本屋で立ち読みとか、友達が持っていたかで、一回位は読み直してる筈)
いやー、こんなだったっけ?!って感じでした(笑)
そうだよ、キャロルには、もう一人兄さんがいたんじゃんね!
ボーイフレンドがいたのは覚えてたけど。
アイシスが現代で甦って、キャロルを古代に連れ去った部分がさらーっと無くなってるし。
(1巻の内容が、ほぼカット。まぁ、無くても内容は通じるんだけど。)
それに伴い、キャロルとメンフィスの最初の出会いのシーンも違ってる。
連載当初のメンフィス、ワガママ放題の暴君(クソガキ)じゃん💦
キャロル、よくメンフィスを好きになったな!?吊り橋効果か?(え)
うほーっ、と、一気に読んじゃいました(笑)
原作を読み返したら、当初メンフィスは18才で亡くなっている事になっていて、キャロルは16才。
その年齢を意識して台詞を放っているなら、海宝くん、すごいわ。
聴かせる所、バシッと聴かせてくれました。
しかし、サソリに刺されたシーンは唐突だった(笑)
あれは無いわー(笑)
上演時間が限られてるにせよ、キャロルをナイルの娘とさせるいきさつとか、二人が惹かれあう心情を、もっと丁寧に描いて欲しかったな。
(原作では、コブラに噛まれ、死の縁に立つメンフィスに、同じく現代でアイシスの手によってコブラに噛まれたキャロルが、回復後ライアン兄さんからお守り代わりに持たされていたと言う血清をメンフィスに飲ませるので、これも少し無理があるかな、と思ったけど。)
そして、なぜ、シークレットブーツのようなハイヒールなブーツだったんだろう。。
戦闘シーン、動きにくそうだよ。
神田沙也加のキャロルは、ビジュアルが一番合ってる気がします。
ただ、少し、歌い方が甘ったるく感じる部分があるかな。(どうしてもアニメ声を感じてしまって)でも、聴かせる部分はビシッとしていて、海宝くんに負けてないところが凄いと思った。
アイシス。
いや、朝夏さんのアイシスは、完璧でした。
雰囲気も、立ち居振舞いも一番はまり役だと思いました。
歌声、というか、歌い方が絶妙と言うのか。
変に役に入り込んでいないのに、それが自然体に受け止められると言うのか。
あー、マイフェアレディ、朝夏さんでチケット取ってたんだよなー、観たかったなー。
「原作でも、しましま柄のスーツ着てるの?」と、ちゃーぼうさんから聞かれて、「そうだよ」と答えましたが、違ってました。
基本は黒のスーツだった(笑)
この形のスーツ、70年代を物語っているよねぇ。
舞台では、キャロルを案じてフラフラクラクラしてばかりですが(笑)
2階席先前列で観劇させてもらったので、兄さんが近くで千鳥足でフラフラシーンに、思わず「ライアン兄さーん、気をつけてー!!」と叫びたくなる感じでした。
衣装がこの色なのは、壮絶なラストを思わせるためかな。
王女なんだけど、踊り子っぽい感じが少しミスマッチ。
今一つ感情移入が出来なかったなぁ、ごめん!
イズミル王子のビジュアルは、最高でした。
戦闘シーン、ふわっと軽やか~!
高身長で、翻るマントが映える。
でも、歌声が苦手かも(ファンの方には、ごめんなさい)
ヤンチャな王子たちの中で、一人落ち着いている癒しの存在かも。
えっ、宝塚出身なの?
ふと思ったんだけど、どうして宝塚で「王家の紋章」を舞台化しなかったんだろう?
類似漫画の「天は赤い河のほとり」は舞台化してたのに。
今回、舞台のセットは、古代文字の粘土板がメインで、青く光る粘土板は、とても雰囲気がありました。
原作を読み返して思ったのは、作者が直にエジプトに行って取材してきたというだけあって、古代の風景の描写がとてもリアル感があって、子供のころ憧れたものを思い出すような気持ちになりました。
懐かしい、というより、きゅんとするっていうか。
ホントよ!
完結させてくださいよ、両先生方!!