久世光彦～マイラストソング～

日本橋・三越劇場に行ってきました。

http://anokoromls.jp/index.html

最初に見た概要は、浜田真理子さんのピアノと、キョンキョンの朗読・・・ということで、ピアノ演奏に乗って、キョンキョンが歌詞を朗読するのかな？ってイメージしたんですが、違いました。

キョンキョンの恩師にあたるのかな？

久世光彦さんが書かれたエッセイ「マイ・ラストソング」をキョンキョンが朗読し、浜田真理子さんが、そのエッセイ中にエピソードとして書かれている歌を弾き語りする・・・というものでした。

マイ・ラストソング・・・自分が死ぬ前に聴きたい一曲を考える。

三越劇場は、なんとも格調高い雰囲気の造りでした。

ピアノに浜田真理子さん、長椅子にキョンキョン。

キョンキョンは、髪を後ろに束ねて、黒のワンピースの礼服を着ていました。

私は、浜田真理子さんを知らなかったんですが・・・この方、すっごい歌がうまい！

今回の舞台で歌われたのは、童謡・文部省唱歌・昭和の歌謡曲。

基礎が無いとこの声は出ないなぁ・・・こんな風に歌えたらいいなぁって思える歌声でした。

私は、両親の影響で知っていた歌もあったけど、キョンキョン世代の人だったら知らないんじゃないかな・・・と思われる歌も。

とある曲は、何年か前に売れないで終わった歌を、ひばりさんに歌ってもらって、ドラマの主題歌として起用するまでのエピソード。

一つの曲に惚れ込んでの、久世光彦さんの情熱と、それを受け入れたひばりさんとのドラマに、なんだかその場にいたような気持ちになった。

結局その曲は、人気絶頂のひばりさんが歌っても売れなかったという事だけど、久世光彦さんの胸には深く響いた曲って事ですよね。

どの曲にも、作られた背景、エピソード、様々なシーンが浮かんで、「この一曲」と一口に言っても、人それぞれに思い描くものは違うんだよな・・・。

キョンキョンも、ある一曲のエピソードを話してました。

１０代の頃に出演したドラマ「花嫁人形は眠らない」で共演した、おじいちゃん役の方に「教えてほしい」と言われ、撮影の合間に一緒に歌った・・・とか、おじいちゃん役の方のモノマネもしてました(＾～＾)

まだ９日にもあるし、今後も続けていかれるみたいなので、詳しいことは書きません！

でも、凄く胸に響いてくる舞台だった、と書いておきます。

これ見た後、この曲を思い出しました・・・

人生最後の日、聴きたい１曲って、なんだろう？