テアトロの楽屋口へ着くと、懐かしい顔が…。去年、2ヶ月間、ほぼ毎日顔を合わせていた楽屋口のお兄さんが久しぶり!お帰り!元気?と私のことを覚えていてくれ、飛行機の手配やホテル、公演のスケジュール管理をやっているスタッフのダシルが出迎えてくれました🎵
パスと、楽屋の鍵を受け取ると、ミーティングルームへ。
ここで、キャスト、スタッフの顔合わせが行われました。
部屋へ入ってまず初めに目に入ったのが、
Hervey役のDavid Astorga.ダビデくん。実は彼、去年のアカデミアので2ヶ月間、辛い稽古を乗り越えた仲間の1人。実に半年ぶりの再会!!2人で抱き合って喜びあいました!!
彼は私と同じ歳のコスタリカ人テノールで、先月アウディトリオで公演されたヘンゼルとグレーテルに魔女役で出演、そして、つい最近、ブラジルの国際コンクールで優勝した、まさにこれから活躍が期待されるテノールです!
そして、指揮者のmaestro Sebastiano Rolli氏。なんと、彼、パルマ出身だそうで、しかも、なんとまぁ、私の住んでいるアパートの50メートル先に住んでいるとのこと!
お互いにビックリ!なんと狭い世界でしょう。。
そして、Giovanna役のAlessandra Volpe氏、Rochefort役のPiotr Lempa氏とも挨拶をしていると…
Signora Deviaだ。。。
部屋に入ると一人一人と握手して挨拶。
私もpiacereはじめまして。と挨拶しました。
本物だ。本物のデヴィーア氏だ!!
平静を装いましたが、心は興奮状態。半端ない手汗に引きつった笑顔に、握手をする手はいつも以上に力み…Mi scusi signora....
一同席に着くと、劇場支配人の挨拶、そして稽古予定表を渡され、
一通り本番までの説明を受けました。支配人が話してる時も、所々で冗談を言ってみんなを笑わせてくれるデヴィーア氏。
想像していたよりも、(かなり)小柄で、とてもユーモアがあって、雰囲気も柔らかく、しかし、やはりディーヴァの風格。
30分後には、この人と一緒に歌うんだ。。。
そう思うと、寒くもないのに1人身震いしました。