今日の稽古場で、ある役の話をしている時に演出部より話されていた事を聴きながら、ある夜を思い出す。
15,6年前、懇意にしてもらっていた先輩と呑み屋でTVをなんとなく観ていたとき、当時頭角を表してきていたタレントさんが出ていた。
「彼の何が良いか判るか?」
明確な答えは判るはずもなく、窮していると
「引かないんだよ。どんな時も。」と。
意識して見始めると確かにそうだった。
では何故その時、僕にその事を説いたのだろう?
20代は訳もわからずただ遊んでばかりで何も学ぼうとせず過ごし、そのツケが29〜33,4の年の頃溢れだし、俳優としても男子としても人間としても全てにおいて燻り、酷い状態に陥っていた。
ホントニヒドイモノデシタ…(笑)
その頃応援してくれていた方、一緒に遊んでくれた方、ありがとうネ。。
その後、先輩はこの道を離れることになる。
その話を聞いたのは、くしくも初演ジオラマの千秋楽翌日。
追い付きたいと思っていた人が自分の中に完全に
取り込まれた時でした。
そこからかな、変わったのは。
本当の意味で人と関わるということを知ったときかもしれません。