計画帝王切開を終え、無事に娘を出産しました。

細かなトラブルや気になる所見はありましたが、検査結果なども問題なく、母子とも健康に過ごしています。


妊娠の経過やこれまでの妊娠歴についてもそのうち投稿したいと思いますが、数年前に後期流産をした経験があり、今回の妊娠も最初の診断は、子宮頸管妊娠ないしは流産の可能性が高いと診断され、その後、着床位置がギリギリ子宮内であることがわかり、無事出産に至ったという状況でした。


心に負担がかかるので、期待をしすぎないようにしよう、冷静でいよう、事実だけを受け止めよう、出産前から感情をずっと抑えて過ごして来ました。

出産時も同じく、ここで感情が溢れたら溢れすぎてしまいそうで、泣くことはありませんでした。

出産から数日、諸々の痛みなんかもあまり意識しないようにしたことで、特に辛すぎることもなく淡々と過ごせていましたが、唯一苦戦してた母乳が今日初めて出たタイミングで気持ちが溢れて来てしまい、病室でひとり大泣きしました。

お祝いのメッセージなどもいただいて、今まで堰き止めていたものが溢れ出してしまいました。


子供が生まれてあらためて思ったのは、人生全てが幸せでも良いのではないか、譲歩する事はあれど、根本的に諦める事は一つもないのではないか、ということでした。

子どもに幸せでいて欲しい。ならば私が幸せでなければと。


これはあくまでも私個人の考え方ですが、今回、出産に至ったのも自分でコントロールできない運のようなもので、必死に頑張っているのに同じ結果にならない人もたくさんいる中、当たりくじを引いたような感覚でした。

ただ、それを申し訳なく思う必要はおそらくないし、自分が人の出産を素直に喜べなかった時期もあったけど、ただそれをどうこう言う気はなかったのも事実。人は人、自分は自分なのかもしれないと。

冷たく感じるかもしれませんが、良くも悪くもそうだったと振り返れば思います。


もちろん運やチャンスを引き寄せる努力は必要だと言うことも併せて思ったところです。


このような気持ちの整理と、自分を見つめ直す時間が取れているのは母子別室で時間的に余裕があることのメリットなのかもしれません。


特に役に立つ話ではありませんでしたが、俯瞰して見れば、ホルモンのバランスが大きく変わるのでメンタルが様々な方向に揺れ動くことがあるという事は言えるかと思います。

自分の心に正直に、どう過ごしたいかをあらかじめ考えておく事は大切かもしれませんね。


まだまだ自覚がないところで不安定なのだろうと認識しました。

体はしっかり休めながら、目の前の愛しい我が子との貴重な時間を心ゆくまで楽しみたいと思います。