久しぶりに雨がざあざあ降り、家を揺さぶるように
雷が轟く。一瞬秋の初めの日本を思い出した。
ソウルではめったに雨が降らない。
今だけなのか、それともこうゆうものなのか
よく知らないがジメジメしてないので
洗濯物がよく乾く。ボイラーがあると
家の中がウソみたいに暖かいので、
窓のなかに取り付けられたベランダで
洗濯物を乾かす。洗濯物に太陽の匂いはないが
韓国らしくコチュの香りがほのかにする。
って洗ってる意味ないし。
はい。
今日は韓国で唯一のミニマルミュージシャン
(にしてアーティスト)のベモさんの
ライブパフォーマンスがとある教会で
行われるのだったが、
雨が降り、なんだか湿っぽくなってしまったし
なんだかやることも多そうだし、これじゃあ
今日もまた4時に寝ることになるし。
と言い訳をしつつ行かなかった。
さてtシャツをつくりました。
ヨンがこれからtシャツのショップを開くということで
私は遊びで記念に一枚・・・
印刷方法はシルクスクリーンと呼ばれ、
これまた厄介でちょっとやそっとじゃ
説明がつかない。
ただ面倒くさいだけだけど。
シルクスクリーンというからには
シルクのスクリーンをふんだんにピンと
張り合わせて木の板に張ったり、
恐ろしく臭い化学薬品を調合させて
オンマに「なんのつもりよ!臭い!」
と怒られたりしつつ、
乾燥させるために扇風機を持ち出して
なぜか私がオンマに「この扇風機何で出てるの?」
ときかれまるで私がちょっと暑かったから
涼んでました的な顔をしつつヘラヘラ笑わなければ
ならないのである。
トイレでの乾燥時間はこれまた苦痛の一時で、
シルクスクリーンがデンと便器の前に
腰を据えているのを横目に見ながら、
用を足さなければならない。
しかも臭い。
ってそれはトイレのユニークポイントだからいいのだが、
写真の現像同様、真っ暗闇の中で乾燥させなければ
ならないため、暗がりのなか手探り状態で
用を足さねばならないのである。
それが何より厄介。
落ち着くすべもない。
それでも昨日の夜中から今日にかけて
丹念につくりあげたt-シャツが
出来上がってみると、
すべて水にジャーっと、それこそ
便器のごとく流してしまってもかまわないぐらいに、
私だけのTシャツがいとおしく感じられるのである。
そんなわけで今日朝起きたらひどく目が腫れてました。
蚊が眼の中で死んだんじゃないか、とのことです。
忘却しないよう逐一書きとめておかなくてはならないね
今一週間の記憶を脳の中で再構築してみたが
ほんの少し前のことなのに記憶がごっちゃになっていて
身震いしました
24日からはじめよう
24日
東大門駅から3つ目の駅にある祭基洞の
京東市場へ。
名前の由来が祭りが基本の洞だかは知らないが、
降り立ってみるとすぐに市場の活気を感じる。
駅についたとたん感じるのは、自分がものすごく
浮いていることである。
日本人だからではない。ソウルファッションが日本と
異なるとは言っても若者の中に入って見た目で
浮くことは基本的にない。
しかしこの町では、
コートなどを着ていた日にはさらに浮いてる感じがする
のだ。
それはこうゆうわけである。
この町は日本で言うじじばばの町巣鴨同様
じじとばばをほとんどの構成員としており、
若者がいたとしても地元の人のようで
母親と一緒にスパッツ姿で歩き回っているのである。
さて、この市場は漢方薬の専門街で知られており、
漢方薬を調合してくれる専門医がいるほか、
おびただしい種類の漢方薬の材料を自分の手で買うことも
できる。
なつめ、トゥングルレ(お茶がおいしい)など
韓国ならではの乾物もここで買える。
というかそれ以外の漢方薬は何がなにやら
まるで手がつけられない。
それは韓国人でも同じ・・・かはわからないが、
この薬しかない市場は奥へ行くほど閑散としてくる。
においだけでも体が癒されそうな薬を煎じる香りに
包まれぼんやりとした日に当てられて歩いていると、
まるで神隠しにあったような不思議な気分になり
私は暫く無心状態でゆっくりと歩いた。
漢方薬の売り手も商売気があまりなく、
目が合うと誘いの声掛けをするものの、
若者が漢方薬を買うとは思われないと
思っている感がある。
おそらくメジャーな韓国ルートにも入ってないため、
観光客もいない。
私は特別な気分で夢うつつにノロノロと市場の風情を
満喫した。
その後東大門でヨンとベモ氏と落ち合い中華料理
のおいしい店という店に連れて行かれる。
東大門の小さな割とにぎわってない、
問屋街の一角にあるこの店はジャジャン麺が
おいしいという店らしく、値段も2000ウォンだったか
2500ウォンだったか、とにかく安い。
ジャジャン麺が日本でどういわれているか、
そもそも知られているものなのか私は知らないが
私の口には合わない代物である。
韓国特有のもちもちした麺の上に
どろっとのった黒い液体はあまり食欲を
掻き立てない。
少しシナモンっぽい味がして、どろどろで、
まさに片栗粉を溶かしてそのまま食べているような
感じがする。
何より体になにもいいところがない、という感じが
私には受け付けない。
とにかく韓国人の9割(ヨン談)
は好きだというこの麺、日本人は
7割嫌いだ、と根拠なく反駁しておいたけど
実際ファンが多いのかは私は知らない。
ベモ氏は親指を立てて「うまいよこの店は」と言い、
周りを見回すとメニューは10以上あるにもかかわらず
みなジャジャン麺をつるつる食べてました。
しかもどのテーブルに
座っているのも、
疲れた感じのおっちゃん一名さまでした。
さてその後一人ヨイ島へ向かう。
島ったって人口島で、国会議事堂なんかもある
ソウル近郊の、風の冷たい島である。
韓国の道路はどこも広いが、ビルばかり
立つこの地区は道路が狭い分つめたい感じがする。
道路を挟んで向こう側に人がいても遠くて
声すら聞こえない感じで寂しい。
ここは絶対一人でくるところではなかった。
しかも63ビルと呼ばれるそのまま63階建ての
黄金ビルはヨイド駅から行くのではなく
ヨイナム駅というひとつ先の駅から行くのが正解
だったらしく、一駅を甘く見た私は30分以上
このビルまで延々と歩くことになる。
しかも観光するような場所はなく、
なんとなくゆりかもめ周辺のあの寂しいビル街を
少し古ぼけさせた感じの道を延々と歩き続けなくては
ならなかった。
そして向こう岸にある街路樹に隠れた
大掛かりなスペースにハンガンがあるに違いないと
踏んでなかなか変わらない信号機の前で
じっと待ち続けたのもつかの間、
渡ってみるとハンガンではなくでっかい
駐車場でした。
そんなこんなで騙されつつも
ハンガンに無事到着。
ここでのテーマはもちろんひとつに集約される。
「グエムル」である。
ソン・ガンホが主演のこの映画は確か去年あたり
日本でやっていたような気がするが
私はこれが好きで立て続けに2回見た。
ソン・ガンホ演じる冴えない中年男が、
ハンガンに流失した危険化学物質の化学反応によって
出現した怪物(グエムル)にさらわれた娘を
救出する話で、韓国人の大好きな家族愛の
話である。
この舞台となっている場所がヨイドで、
グエムルに追いかけられて逃げ回る人間を
思い出しながら私はとぼとぼハンガンの
ほとりを歩いた。
ハンガンは凄くワイルドな川だ。
幅がこれでもかというほど広い。
この川ならグエムルが出現することを
想像したのも頷ける。
周りが公園になっており、これまた贅沢なスペースがあり、
イベントのひとつや二つ簡単にできそうで
うらやましい。
ローラースケートをする人、
自転車競技をする人、
マラソン、ウォーキング・・・と
みな思い思いにこのスペースを利用している。
ちょんちょんとところどころに海の家のごとく立っている
お菓子屋のひとつは、ソン・ガンホが映画の中で
居眠りをしながら店番をしていた店であろう。
疲れたのでベンチに腰掛けて見るが川のそばは
少し肌寒く、日も暮れてきてなんとなく
心もとない感じがする。
グエムルでもでてきそうな・・・
とうとう日が翳り初めてきて本腰を入れて駅まで
向かうが、何も食べてないので力も出ず
広い道路で歩道が行き止まりになったりして
不安が募る。
已む無くハンガンのほとりに戻るが人通りがほとんどなく
拉致なんかが簡単に日々行われてそうな雰囲気で
恐ろしい。
恐怖に包まれつつも駅への道を捻出しようとするが
八方塞の感じがし、いよいよ不安だ。
おなかが減っているため思考力がないが、
屋台でお菓子を買う気力もない。
結局何も考えずに脱出に成功すると、バス停を見つけ、
駅の方角は掴めたがほんの一駅であっても
歩く元気がなかったためバスに乗り込む。
一駅だけで降りるのも馬鹿らしかったが、
(韓国人は一駅前に降車準備を始めるせっかちな
民族だから、乗ってすぐ降りると馬鹿らしさが
目立つ)
人目を気にしつつT-moneyのセンサーをぴっとやり、
降車。
って何をこんな詳しく描写してるんだよいつの間に。
なかなか進まないこの話ももうすぐ終わり。
その後乗り換え駅でパンでも買おうと思ったが
またもや寂しげな駅で、電車もなかなかこないし
最悪な思いで3000ウォンのクリームコーヒーを
すする。
意を決しこの新吉という駅で降りると
ホシンタンンの文字が!
ホシンタンを食べたいとは思わないが
今まで犬鍋の店を見たことがなかったので
いったいどこに行ったら食べられるんだろうと
気になっていたのである。
だけどこのタイミングかよ。
ホシンタンとは犬鍋の闇語で
一応、犬鍋というのでは体裁が整わないから
こうやって隠語を作ってみました、という
わけらしいがホシンタンといえばどの韓国人だって
犬鍋とわかる。日本人の私ですら知ってるんだから。
誰もいない線路下の少し眺めのトンネルに
ぶつかり、それこそ後ろからナイフで一つき
ふたつきされそうな暗い雰囲気で私は
足早に、後ろを気にしつつ歩き
駅へ戻った。
なかなか埒の明かない行動をした一日でありました。
ふう24日がやっと終わったけど
リアルワールドではもう29日だよ。
ソウルはまだうっすら寒いです。
今一週間の記憶を脳の中で再構築してみたが
ほんの少し前のことなのに記憶がごっちゃになっていて
身震いしました
24日からはじめよう
24日
東大門駅から3つ目の駅にある祭基洞の
京東市場へ。
名前の由来が祭りが基本の洞だかは知らないが、
降り立ってみるとすぐに市場の活気を感じる。
駅についたとたん感じるのは、自分がものすごく
浮いていることである。
日本人だからではない。ソウルファッションが日本と
異なるとは言っても若者の中に入って見た目で
浮くことは基本的にない。
しかしこの町では、
コートなどを着ていた日にはさらに浮いてる感じがする
のだ。
それはこうゆうわけである。
この町は日本で言うじじばばの町巣鴨同様
じじとばばをほとんどの構成員としており、
若者がいたとしても地元の人のようで
母親と一緒にスパッツ姿で歩き回っているのである。
さて、この市場は漢方薬の専門街で知られており、
漢方薬を調合してくれる専門医がいるほか、
おびただしい種類の漢方薬の材料を自分の手で買うことも
できる。
なつめ、トゥングルレ(お茶がおいしい)など
韓国ならではの乾物もここで買える。
というかそれ以外の漢方薬は何がなにやら
まるで手がつけられない。
それは韓国人でも同じ・・・かはわからないが、
この薬しかない市場は奥へ行くほど閑散としてくる。
においだけでも体が癒されそうな薬を煎じる香りに
包まれぼんやりとした日に当てられて歩いていると、
まるで神隠しにあったような不思議な気分になり
私は暫く無心状態でゆっくりと歩いた。
漢方薬の売り手も商売気があまりなく、
目が合うと誘いの声掛けをするものの、
若者が漢方薬を買うとは思われないと
思っている感がある。
おそらくメジャーな韓国ルートにも入ってないため、
観光客もいない。
私は特別な気分で夢うつつにノロノロと市場の風情を
満喫した。
その後東大門でヨンとベモ氏と落ち合い中華料理
のおいしい店という店に連れて行かれる。
東大門の小さな割とにぎわってない、
問屋街の一角にあるこの店はジャジャン麺が
おいしいという店らしく、値段も2000ウォンだったか
2500ウォンだったか、とにかく安い。
ジャジャン麺が日本でどういわれているか、
そもそも知られているものなのか私は知らないが
私の口には合わない代物である。
韓国特有のもちもちした麺の上に
どろっとのった黒い液体はあまり食欲を
掻き立てない。
少しシナモンっぽい味がして、どろどろで、
まさに片栗粉を溶かしてそのまま食べているような
感じがする。
何より体になにもいいところがない、という感じが
私には受け付けない。
とにかく韓国人の9割(ヨン談)
は好きだというこの麺、日本人は
7割嫌いだ、と根拠なく反駁しておいたけど
実際ファンが多いのかは私は知らない。
ベモ氏は親指を立てて「うまいよこの店は」と言い、
周りを見回すとメニューは10以上あるにもかかわらず
みなジャジャン麺をつるつる食べてました。
しかもどのテーブルに
座っているのも、
疲れた感じのおっちゃん一名さまでした。
さてその後一人ヨイ島へ向かう。
島ったって人口島で、国会議事堂なんかもある
ソウル近郊の、風の冷たい島である。
韓国の道路はどこも広いが、ビルばかり
立つこの地区は道路が狭い分つめたい感じがする。
道路を挟んで向こう側に人がいても遠くて
声すら聞こえない感じで寂しい。
ここは絶対一人でくるところではなかった。
しかも63ビルと呼ばれるそのまま63階建ての
黄金ビルはヨイド駅から行くのではなく
ヨイナム駅というひとつ先の駅から行くのが正解
だったらしく、一駅を甘く見た私は30分以上
このビルまで延々と歩くことになる。
しかも観光するような場所はなく、
なんとなくゆりかもめ周辺のあの寂しいビル街を
少し古ぼけさせた感じの道を延々と歩き続けなくては
ならなかった。
そして向こう岸にある街路樹に隠れた
大掛かりなスペースにハンガンがあるに違いないと
踏んでなかなか変わらない信号機の前で
じっと待ち続けたのもつかの間、
渡ってみるとハンガンではなくでっかい
駐車場でした。
そんなこんなで騙されつつも
ハンガンに無事到着。
ここでのテーマはもちろんひとつに集約される。
「グエムル」である。
ソン・ガンホが主演のこの映画は確か去年あたり
日本でやっていたような気がするが
私はこれが好きで立て続けに2回見た。
ソン・ガンホ演じる冴えない中年男が、
ハンガンに流失した危険化学物質の化学反応によって
出現した怪物(グエムル)にさらわれた娘を
救出する話で、韓国人の大好きな家族愛の
話である。
この舞台となっている場所がヨイドで、
グエムルに追いかけられて逃げ回る人間を
思い出しながら私はとぼとぼハンガンの
ほとりを歩いた。
ハンガンは凄くワイルドな川だ。
幅がこれでもかというほど広い。
この川ならグエムルが出現することを
想像したのも頷ける。
周りが公園になっており、これまた贅沢なスペースがあり、
イベントのひとつや二つ簡単にできそうで
うらやましい。
ローラースケートをする人、
自転車競技をする人、
マラソン、ウォーキング・・・と
みな思い思いにこのスペースを利用している。
ちょんちょんとところどころに海の家のごとく立っている
お菓子屋のひとつは、ソン・ガンホが映画の中で
居眠りをしながら店番をしていた店であろう。
疲れたのでベンチに腰掛けて見るが川のそばは
少し肌寒く、日も暮れてきてなんとなく
心もとない感じがする。
グエムルでもでてきそうな・・・
とうとう日が翳り初めてきて本腰を入れて駅まで
向かうが、何も食べてないので力も出ず
広い道路で歩道が行き止まりになったりして
不安が募る。
已む無くハンガンのほとりに戻るが人通りがほとんどなく
拉致なんかが簡単に日々行われてそうな雰囲気で
恐ろしい。
恐怖に包まれつつも駅への道を捻出しようとするが
八方塞の感じがし、いよいよ不安だ。
おなかが減っているため思考力がないが、
屋台でお菓子を買う気力もない。
結局何も考えずに脱出に成功すると、バス停を見つけ、
駅の方角は掴めたがほんの一駅であっても
歩く元気がなかったためバスに乗り込む。
一駅だけで降りるのも馬鹿らしかったが、
(韓国人は一駅前に降車準備を始めるせっかちな
民族だから、乗ってすぐ降りると馬鹿らしさが
目立つ)
人目を気にしつつT-moneyのセンサーをぴっとやり、
降車。
って何をこんな詳しく描写してるんだよいつの間に。
なかなか進まないこの話ももうすぐ終わり。
その後乗り換え駅でパンでも買おうと思ったが
またもや寂しげな駅で、電車もなかなかこないし
最悪な思いで3000ウォンのクリームコーヒーを
すする。
意を決しこの新吉という駅で降りると
ホシンタンンの文字が!
ホシンタンを食べたいとは思わないが
今まで犬鍋の店を見たことがなかったので
いったいどこに行ったら食べられるんだろうと
気になっていたのである。
だけどこのタイミングかよ。
ホシンタンとは犬鍋の闇語で
一応、犬鍋というのでは体裁が整わないから
こうやって隠語を作ってみました、という
わけらしいがホシンタンといえばどの韓国人だって
犬鍋とわかる。日本人の私ですら知ってるんだから。
誰もいない線路下の少し眺めのトンネルに
ぶつかり、それこそ後ろからナイフで一つき
ふたつきされそうな暗い雰囲気で私は
足早に、後ろを気にしつつ歩き
駅へ戻った。
なかなか埒の明かない行動をした一日でありました。
ふう24日がやっと終わったけど
リアルワールドではもう29日だよ。
ソウルはまだうっすら寒いです。
家から徒歩5分圏内に山がある。
実家に帰ったまま1週間以上帰ってきていない
オンマは、たまにサンバイザーを被り、トレーニング
ウェアを身にまとってこの山へ出かけていく。
じじばばが集まって運動をするのだという。
一度誘われて行く気満々だったのだが
彼女の息子が何があっても行きたくない、
じいさんばあさんに紛れて体操するだけで
何も面白いことなんてありゃしない、と
断固拒否するものだから、私も行かなかった。
そして昨日、その山で修行をすることになった。
前日予定していたキムパプは急遽なしになったが、
ペンやノートをかばんに詰めて山へ出発。
山は近所のスーパーと同じぐらい近かった。
ソウルには山が多い。
先日訪れた景福宮も山を背景に建っている。
山を背景にした景色をぼんやりと見ていると
まるで昔のソウルにタイムスリップした
気分に・・・無理をすればなれるが、
逆を向くと高層ビルがワンワンと立ち並び
一気に現実に引き戻されるのが印象的であった。
そしてもちろん、ソウル中心を離れた
私がお世話になっている家のある光明にも
もちろん低い山があるわけだ。
山といっても日本の山のようにゴッツリ山でやんす!
というものではなく、丘をもっと山っぽくした
感じである。(てきとう)
私の実家から電車で30分のところにも高尾山が
あるが、それはもう、山そのものである。
日本では「山へ行って来る」といったら
一日は帰らない、しかし夕方には帰ってくるよ、
という意味である。夕方に帰らなかったら遭難
の心配をしたほうがいい。
しかしソウルで「山へ行って来る」というと
また違う意味になる。
山へ行って、その帰りにスーパーで買い物をして、
帰ってくるという主婦も多いだろう。
山へ行くまえに友達を誘い、山でフラフープを
する子供もいるだろう。(実際いた)
オンマは「山へ行って来る」とは言わず
「運動をしてくる」
というくらい、山は身近な存在なのである。
さて、これから上ろうと
するところで
山の入り口にちょうどよさそうなテーブルと
椅子があった。
「ねえ、ここでいいか?」と
一瞬妥協しそうになったが、それでは
山へ行ったことにはなっても
山の思い出はつくれない。
山は登ってこそ山である。
重い腰に鞭打ちながら山入りすること約15分、
山頂へ到着。
その間に、バトミントンコートがあり、
ベンチが各所にあり、
鉄棒があり、なんとウェイトトレーニングの
重量上げ器具まで設備されている。
その先に行くと、なつかしい基地のような場所があり、
リスがあちこちで飛び跳ねている中、おばちゃん連中や
子供も一緒に飛び跳ねている。
そこはちょっとしたジムのようになっていて、
アナログなランニングマシーンやフラフープなど
ちょっとした運動の設備が整っている。
私たちは少し肌寒い空の下、誰かが住み家を後ろに
天蓋付の高台の上で勉強を始める。
寒いね・・・風が冷たいよね。
鼻水でるよね・・・
虫気になるね・・・
子供うるさい・・・
「イセッキ!ハジマ!ムウォヘ!」
母親の言葉を真似して韓国語を勉強して見と、
やめなさい、と怒られる。
イセッキ(이새끼)とは、直訳で
この動物の子供という意味だが、
かなりハイレベルなスラングだという。
よって女の子は使うべきではないらしい。
テレビを見たり周囲で話している人の会話を
聞いていると一番耳につきやすいのが
スラングだったりする。
ハングルのk音ははㄱとㄲがあり、
このㄱとㄲの違いは、後者が前者の発音より
強く発音する、という点である。
ㄲは
日本人の耳にはなかなか聞き分けつらいし
発音するにもかなり息を吸い込んで、
心の準備をしてからでないとできない。
この後者のような、強い破裂音のある単語は
たとえ直接的な意味が猥雑でなくても、
汚い意味のスラングになるらしい。
韓国人は音に敏感なのである。
日本語ではスラングといえるようなスラングが
日常的にないので、異文化のスラングは面白いのだが
使用するわけにもいかないし、使用したくもない。
覚えておいて、映画やドラマを見たときに
ヤクザ等の気持ちを理解するのに役立てる
という手立てしか今は思い立たない。
山でスラングを連発するお母さんの罵声を
聞いているうちに、寒気でまったく集中できなく
なり、下山決定。
在山時間1時間。
ソウルでないと体験できない手軽さです。
実家に帰ったまま1週間以上帰ってきていない
オンマは、たまにサンバイザーを被り、トレーニング
ウェアを身にまとってこの山へ出かけていく。
じじばばが集まって運動をするのだという。
一度誘われて行く気満々だったのだが
彼女の息子が何があっても行きたくない、
じいさんばあさんに紛れて体操するだけで
何も面白いことなんてありゃしない、と
断固拒否するものだから、私も行かなかった。
そして昨日、その山で修行をすることになった。
前日予定していたキムパプは急遽なしになったが、
ペンやノートをかばんに詰めて山へ出発。
山は近所のスーパーと同じぐらい近かった。
ソウルには山が多い。
先日訪れた景福宮も山を背景に建っている。
山を背景にした景色をぼんやりと見ていると
まるで昔のソウルにタイムスリップした
気分に・・・無理をすればなれるが、
逆を向くと高層ビルがワンワンと立ち並び
一気に現実に引き戻されるのが印象的であった。
そしてもちろん、ソウル中心を離れた
私がお世話になっている家のある光明にも
もちろん低い山があるわけだ。
山といっても日本の山のようにゴッツリ山でやんす!
というものではなく、丘をもっと山っぽくした
感じである。(てきとう)
私の実家から電車で30分のところにも高尾山が
あるが、それはもう、山そのものである。
日本では「山へ行って来る」といったら
一日は帰らない、しかし夕方には帰ってくるよ、
という意味である。夕方に帰らなかったら遭難
の心配をしたほうがいい。
しかしソウルで「山へ行って来る」というと
また違う意味になる。
山へ行って、その帰りにスーパーで買い物をして、
帰ってくるという主婦も多いだろう。
山へ行くまえに友達を誘い、山でフラフープを
する子供もいるだろう。(実際いた)
オンマは「山へ行って来る」とは言わず
「運動をしてくる」
というくらい、山は身近な存在なのである。
さて、これから上ろうと
するところで
山の入り口にちょうどよさそうなテーブルと
椅子があった。
「ねえ、ここでいいか?」と
一瞬妥協しそうになったが、それでは
山へ行ったことにはなっても
山の思い出はつくれない。
山は登ってこそ山である。
重い腰に鞭打ちながら山入りすること約15分、
山頂へ到着。
その間に、バトミントンコートがあり、
ベンチが各所にあり、
鉄棒があり、なんとウェイトトレーニングの
重量上げ器具まで設備されている。
その先に行くと、なつかしい基地のような場所があり、
リスがあちこちで飛び跳ねている中、おばちゃん連中や
子供も一緒に飛び跳ねている。
そこはちょっとしたジムのようになっていて、
アナログなランニングマシーンやフラフープなど
ちょっとした運動の設備が整っている。
私たちは少し肌寒い空の下、誰かが住み家を後ろに
天蓋付の高台の上で勉強を始める。
寒いね・・・風が冷たいよね。
鼻水でるよね・・・
虫気になるね・・・
子供うるさい・・・
「イセッキ!ハジマ!ムウォヘ!」
母親の言葉を真似して韓国語を勉強して見と、
やめなさい、と怒られる。
イセッキ(이새끼)とは、直訳で
この動物の子供という意味だが、
かなりハイレベルなスラングだという。
よって女の子は使うべきではないらしい。
テレビを見たり周囲で話している人の会話を
聞いていると一番耳につきやすいのが
スラングだったりする。
ハングルのk音ははㄱとㄲがあり、
このㄱとㄲの違いは、後者が前者の発音より
強く発音する、という点である。
ㄲは
日本人の耳にはなかなか聞き分けつらいし
発音するにもかなり息を吸い込んで、
心の準備をしてからでないとできない。
この後者のような、強い破裂音のある単語は
たとえ直接的な意味が猥雑でなくても、
汚い意味のスラングになるらしい。
韓国人は音に敏感なのである。
日本語ではスラングといえるようなスラングが
日常的にないので、異文化のスラングは面白いのだが
使用するわけにもいかないし、使用したくもない。
覚えておいて、映画やドラマを見たときに
ヤクザ等の気持ちを理解するのに役立てる
という手立てしか今は思い立たない。
山でスラングを連発するお母さんの罵声を
聞いているうちに、寒気でまったく集中できなく
なり、下山決定。
在山時間1時間。
ソウルでないと体験できない手軽さです。
