洋題は「Donnie Brasco」
主演はアル・パチーノ、ジョニー・デップ
あらすじ
FBI捜査官ジョー・ピストーネがマフィアに囮捜査を開始。その過程でジョー・ピストーネ(潜入時はドニー・ブラスコ)は家族、友情、危機感に苛まされていく。
そんな訳でレビュー、完全ネタバレです。
公開当時に映画館で観たのですが、10年も前なので観直しました(いやー時の流れって。。)
観直したぐらいなので今でも本当に好きな映画のひとつですが、色あせないですねー。
なんといってもアル・パチーノ演じるレフティーのちょい悪ダメ親父っぷりが、自分が親父になってみると感慨深いものがあります。頭は悪くないと思いますが、それ以上に人情に重く感情的なので、FBIの絶好の標的に。。その人柄を触れていく過程でドニーはそんなレフティに捜査を超えた絆を感じる様になると。。せつないですな。アル・パチーノといえばマフィアの大ボスのイメージが強いので、この役は挑戦であり、そして成功してる感じです。
ジョニー・デップもトリックスター的な役が多い中、この話ではまともというか生真面目で優等生って感じが伝わります。役者やのー。
ソニー・ブラックを演じるマイケル・竹内力・マドセンもはまってたなー。
家庭を顧みない(みれない)夫に怒り心頭な妻役はアン・ヘッシュ。不思議な魅力をもってる人。嫌いじゃないです。てか好きです。
雄一疑問に思ったシーンは、最後にFBIがレフティ達にドニーが囮捜査官であることを告げたシーンですね。映画的にも「なんのために?」「なんで?」って感じです。宮仕えの無能さアピールなのか。。でも普通言わないでしょ。そんな事したら今後の捜査にも確実にマイナスでしょ。観てるものにはっきりとドニーが捜査官だと言う事がばれたという設定を植え付け「あのドニーがな。。」「お前だから許せる」これを言わせたいがための演出だとしたら頂けないですね。あのままドニーが帰ってこないだけで、ソニーやレフティだっったら気づくでしょうし。そういう伏線も張られてました。そのまま「呼び出し」でもかなり感慨深い終わり方だったと思います。
細かいかな?
良い映画です。
