カウンセラー滝澤典子です。
今日は私がカウンセリングと出会ったきっかけを書かせていただきます。
もう15年ほど前のことです。
私が看護師10年目の頃、入院中の患者さんの言われる訴えを聞くことが嫌になってしまったのです。
毎日毎日、どうしてこんなに訴えてくるんだろうと、話すことって人にとってどんな意味があるんだろうと思ってしまったのでした。
患者さんの訴えを聞くことが基本であるにも関わらず、それが苦痛になってしまったのです。
患者さんの前の私の顔は笑顔のつもりでも、体は出口を向いていました。
私が患者さんと向きあえなくなってしまったのです。
こんな自分になってしまってどうしたんだろうって悩みました。

そんな思いをなんとかしたくて、その時、はじめてカウンセリングの講座を受けにいきました。
学びの中で、受講生同士が話を聞きあいました。
相手に自分の話をじっくり聞いてもらい、共感してもらえ、その嬉しさ、安心感、そして喜びを実感しました。
話を聞いてもらうことがこんなに楽になるんだことを身体で感じ取ることができたのです。
身体が楽になったことで、また仕事への意欲が沸きました。
いつもの友人との会話では、お互い自分の言いたい事だけ言ってました。その時はスッキリはしても、聞いてもらえた感はありません。
カウンセリングの「聴く」「共感」は自分への肯定感や安心感を身体で学ぶことができたのです。
それが私のカウンセリングとの出会いでした。
そして、もっと訴えを聴ける看護師になりたいと思いました。
それからの患者さんとの関わりで、退院されてからもお手紙が届いたり、再入院された患者さんには昔の恋人に再会したみたいだと、私には今まで以上に嬉しい言葉をいっぱいいただくことができました。

今日はこのあたりで、続きはまた書くことにします。続きはこちら
お読みいただきありがとうございます。

皆さまが笑顔でお過ごしになられますように。