私とクロさんが見学したのは、県内を主に活動している地元ハウスメーカーでした。
ここの売りは、自然素材で、スタイリッシュな家を!というもの。
全室無垢床や漆喰の壁、県内産の木を使って建てられた、ハウスシックと無縁の家。
こういうテーマの家では内装もナチュラルに傾きがちなイメージですが、
ここは、シンプルモダンというかスタイリッシュというかスッキリとオシャレにまとめられていました。
さらに免震構造やシロアリ対策もよくとられており、最近よく聞く『高気密高断熱』の家でした。
これがすごーく良かったのです
今まで家に対して漠然とした思いしかなかった私に、「こういう家に住みたい」と思わせてくれました。
(シャーウッドで採用したあらわし梁はここで一目ぼれしたのです
)
これが下手にモデルハウスだと、
生活感がなくゴージャスすぎて真似もできないし、イメージがわかなかったことでしょう。
コンセプトもテイストも好きでした。
結果としてこちらは最後まで候補にあがっていました。(…というか、私が最後まで推した)
(なんなら今でも家自体はいいなぁと思っています
)
クロさんはここでも床下をチェックさせてもらっています。
そして、その丁寧な仕事ぶりに建売住宅との違いを感じたようでした。
営業さんに基礎の作り方なども聞いています。
建売住宅との大きな違いは、当たり前の話ですが、「間取りを好きにできる」
クロさんは趣味で自転車(ロード?)をやるのですが、
その自転車はフレームだけで何十万とするので
家の中で保管したいと考えていました。
(盗まれる可能性は高いし、雨ざらしなんて自転車が傷むのでもってのほか
)
しかし私は…正直、できれば外のものを家の中には入れたくない…。
(タイヤ拭いてくれるならいいけどしなさそうだし、持ち運び時に壁も汚れそう
)
なので、玄関脇に土間収納があれば2人の思いが叶えられるのでした。
というわけで、ここの営業さんにお話しすると、もちろん土間も作れますと。
建売だとなかなか自転車が入るくらいの土間ってないんですよね。
だんだんクロさんの気持ちも注文に傾いてきたようでした。
しばらくこの営業さんと話をすると、
「価格面で言えば、建売よりはしますが、大手ハウスメーカーさんの坪単価よりは安いです」
とのこと。
するとクロさん。
「では大手さんになくて御社にある強みを3つ教えてください」
…なんだかいきなり面接みたいなことを聞きました。
面倒くさい客だなと私は思ってしまいますが、まぁ営業さんなら普通にかわすでしょう
と、思ったら。
「………うーん。」
か、考え込んじゃったよ
結構長い沈黙。
結局、営業さんの口から1つも出てこなかったのでした。
「あの、大手さんのような品質で広告費をかけない分お安くできる、とかですよね」
こちらからフォローを入れる始末。
なんだろ。なんかうまいこと言おうとしてくれたのかな。
今まで散々した自社の説明じゃ足りないと思ったから他に探していたのかな。
これまでの説明のまとめをサラッと答えてくれたらそれでいいと思うんだけどなぁ。
これがまだ若い営業さんならともかく、
40近くでそれなりの役職についていた方だったので、最後でがっかりな印象でした。
(悪い方ではないんでしょうけど、営業としてはどうかなぁと)
家から出て、クロさんは
「おれの方があの人より営業うまいと思うよ」と。 (クロさんは技術職です)
……そうかもしれない。
そうかもしれないが、肝心な家の印象がすごく薄くなってしまった、そんな見学会でした。