普通という言葉を皆さんは耳にしたことはあるでしょうか?
おそらく耳が腐るほどあると思います。
「普通にしなさい」 「普通に考えればわかるでしょ」 「普通の人生」などなど。
普通であることが社会では強く求められます。
しかし、この普通とはいったい何なのでしょうか。そう疑問に感じたことがあるかたはいらっしゃると思います。
そんな「普通」というものを深く考えさせてくれる本がこちら「コンビニ人間」です。
この本の物語の要約を書いていきます。
主人公は、コンビニ店員として働く30代半ばの女性、恵子。
彼女は、20年近くコンビニ店員として働きつづけていますが、それには理由があります
幼少期の頃から彼女は、いわゆる変わった子で周囲に迷惑をかけていました。しかし、彼女は自分の言動のなにが間違っているのか全く分かりませんでした。というのも彼女は周りが考えるような普通というのが理解できなかったのです。
しかし、親を悲しませたくない彼女は、自分を殺し周りを模倣することで普通になりきることにしました。
そんな中、大学生の時にコンビニでのアルバイトを始めることになります。
彼女は、コンビニ店員として働いているときだけは、彼女は自分が普通の人間に、世界という歯車の部品の一つになっているように感じました。
しかし、三十路を過ぎ、いまだ独身、フリータの彼女を周囲の友達や妹は心配し、結婚をするように勧められます。
普通になりきれていないことに焦りを感じた彼女は、白羽という同じバイト先に勤める不精な青年と半ば無理やり同棲を始めることにししました。そしてコンビニのバイトもやめ、正社員として就職することで普通という世界に飛び込もうとする彼女でしたが、やはり彼女に普通に生きるのはあまりに重荷でした。結局、彼女は再びコンビニ人間へと戻るのでした。
この本で描かれていることはまさに現実社会で起きていることだと思います。
普通というものを絶対的に正しいものと感じ、それを押し付ける。普通から外れる者は異常者扱いされる。
しかし、普通というのも結局は大多数の人が共有している一価値観でしかないのではないでしょうか。
よく価値観の違いを押し付けるのはよくないと言われますが、普通であることを求めるのもまさに価値観の押し付けにしかすぎません。
この普通という考えがあるから、差別や出る杭は打たれるのようなことが起きるのではないでしょうか。
そんなことをこの本を読んで感じました。
とにかく、今は自宅にいて時間のある方も多いでしょう。ぜひこの機会にこの本を読んでみると良いと思います!!!
