畑でとれた葉野菜をウサギのように毎食ボリボリ食べています。消費量よりも野菜が日々生長する量の方がはるかに多い気がします。

さて,都内でははしか(麻疹)が流行っています。本学でもはしかにかかった学生が数名いるそうです。10名以上になると学校閉鎖になります。かなり深刻です。
よく,「はしかにかかったようなもの」と喩えますが,我が国では推計で10~20万人規模の患者発生があり,死亡例が毎年存在します。また,合併症率が約30%,平均入院率が40%など,重篤な疾患であることに変わりはないそうです。(厚生労働省ホームページから引用,http://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/09/s0917-4a.html#1

はしかの流行をみると,新型インフルエンザ(H5N1)への対策は十分なのか,ちょっと不安になります。いまは,人から人への感染はごくわずかですが,ウイルスが変異した場合,世界的な大流行(パンデミック)の危険性があります。20 世紀では,1918 年(大正7 年)に発生したスペイン風邪の大流行で,世界中で約4千万人が死亡したと推定されており,我が国でも約39 万人が死亡しています。

厚生労働省や地方自治体では「新型インフルエンザ専門家会議」を設置して,パンデミックになったときの対策を講じています。また,厚生労働省の専門家会議が策定した「新型インフルエンザ対策ガイドライン」(平成19年3月)に基づき,電力やガスなどのライフライン関係企業は「新型インフルエンザ対策に関する行動計画」を作成しています。これらの文書をみると,対策は「予防と封じ込め」しかないんですねー。http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

はしかはワクチンを接種すれば確実に防げる感染症なのに大流行しています。そして,日本は先進国にもかかわらず,「はしか輸出国」と非難されているそうです。(朝日新聞「天声人語」2007年5月14日)
新型インフルエンザを含めた感染症予防に対する国民への啓発は欠かせません。私の思いが杞憂であれば幸いなのですが。

なお,新型インフルエンザに関する入門書としては,次の本を推薦します。河岡 義裕『インフルエンザ危機(クライシス) 』集英社新書,2005年