サイモンとガーファンクルとの出会い | めん100

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サイモンとガーファンクルのさわやかなハーモニーにあこがれ追及して止まない、
ちょっとマニアックな二人組アコースティックユニットがお送りするライブ活動日記&その他です!

今日は僕、ワタル(めん100の「めん」)のサイモンとガーファンクルの出会いについて・・・

 

昭和47年、小学6年の僕は、広電己斐駅にあった商業ビル「ひろでん会館」で組み立てラジオキットを買った。ゲルマラジオというやつで、詳しい仕組みはよくわからないけれど、ともかく電池もいらずイヤホンを挿せば放送が聴けるというもの。そのラジオで、僕は地元のAM局RCCを聴くようになった。午後10時台は、いくつかの10分〜15分程度のショートプログラムで構成されていた、と思う。その中には最新の海外ポップスを紹介する番組もあって、少しずつその手の音楽に目覚めていった。
そんな時、僕は初めてその曲を耳にした。

 

 ハッ!ドゥーン(ジングルのようなもの)
 ポールサイモンの新曲「ダンカンの歌」!
  Holes in my confidence
  Holes in the knees of my jeans
  I was left without a penny in my pocket
  Oo-we I was about destituted
  As a kid could be
  And I wished I wore a ring
  So I could hock it, I'd like to hock it. 
   〜ケーナの間奏〜

 

番組の合間に流れるポールサイモンのニューシングルのラジオCMで、ナレーションは野沢雅子さんだった。その哀愁漂うメロディとケーナの音色に、僕の心臓の辺りは妙にザワザワとした。そんなたまたまが、僕のサイモン&ガーファンクルフリーク始まりの物語。

 

で、初めて買ったレコード「ダンカンの歌」。実はその時のレコードは2つ上の兄貴の友達に買い取ってもらった。ドーナツ盤を買ってしばらくして、LPを手に入れてしまったものだから。その当時なぜそう思ったのか、LPに全部入っているのに同じ曲のEPを持っていることがムダというかもったいないような気がして…

 

ということで、オークションで改めて手に入れた。100円のダンカンの歌。ライナーノーツは、たしかに12歳の時に読んだものと同じだった。レコード袋の片隅に「S47.10.21」と記してある。おそらくこのレコードの最初の持ち主が買った時に書いたものだろう。たぶんその人は、新しいレコードを買うたびに日付けを記入していたんだろうな。そしてその日付けを見直すたびに、買った当時の自分のことや世間のことなんかを思い出しては、遠い目をしていたに違いない。

 

40数年前にポールサイモンと出会ったから、めん100が生まれ、つながってひろがって、新しい出会いがあるのだと思う。