ポール・サイモンのギターワーク(その2) | めん100

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サイモンとガーファンクルのさわやかなハーモニーにあこがれ追及して止まない、
ちょっとマニアックな二人組アコースティックユニットがお送りするライブ活動日記&その他です!

今日はエミリー・エミリーという曲についてお話します。この曲はパセリー・セージ・ローズマリー・アンド・タイムというアルバムに収められた名曲です。アートの透き通った声のソロヴォーカルにポールの12弦ギター(ギルド)だけで伴奏された、素晴らしい仕上がりの一曲です。どのライブの演奏を聴いてもポールのギターにはただただうっとりしてしまいます。テクニック的には複雑なコードもなく、そんなに難しくないんです。実際イントロは、あのサウンド・オブ・サイレンスの音と同じなんですよ。弾く弦の順番が違うだけなんです。でも12弦ギターの音の特徴が如何なく発揮され、メロディックで絶妙です。アートの声に合わせて低音が下降したり、特に間奏のギターソロにはただ脱帽です。簡単なギターワークでいかにも高級な曲に仕上げてしまう、これがポールなのです。



エミリー・エミリー