昨日と今日の狭間に1人の尼が旅立ちました
彼女はとても努力家で
素晴らしいドレスを作る職人でもありました

いつからか仏門に入り
何度も寝ずに語り合った事もあって
衝突した事もありました

とても穏やかに
とても優しいお顔で
眠っているうちに
召されるように旅立っていきました

これからが本当の修行
悲しませるために旅立つわけではないのだから
そういって
あの宴会の夜を思い出して
もうおなかいっぱいよ、ありがとね

続けてくれているかのように
窓辺の向こうの彼女は
とてもにこやかでした

彼女の息子サンはとても立派です
彼女の最期まで献身的で
介護だけでも大変であるのに
福祉施設のボランティアまで
活動されています

昔はヤンチャボウズだったのにね

旦那様をなくされて
その寂しさから本格的な仏門へ入られたとはいえ
彼女はお幸せでしたね
そして立派で尊敬いたします
修行の道を捨てて、
愛する旦那様とゆっくり楽しくバカンスを過ごされても良いと思いますよ
それこそが
本当の修行ではないのですか

彼女との対話をしていました
そして思い出したの
私は本当は彼女のようになれないことを悟っていました
大親友のあっきーに話そうか迷っています
きっと話しても大丈夫のような気もしますが
話さないほうが善いような気持ちのほうが大きくて
そうでなれば迷う必要はないのだけれど

判ってはいる
そうなのかもしれない
でもね、相談したいの
私は、あなたに相談したい