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将棋ウォーズで遊ぶ

将棋ウォーズの棋譜を解析する

先後ともに採用率が高かった四間飛車について調査してみた.

まずは,先手四間飛車から.
先手四間飛車は,2594勝2839敗15千日手で勝率47.74%と負け越している.

先手四間飛車によく併用される囲いと戦法.
1. [採用率 49.09%, 勝率 47.67%]: 美濃囲い
2. [採用率 45.88%, 勝率 47.66%]: 片美濃囲い
3. [採用率 24.39%, 勝率 46.97%]: 高美濃囲い
4. [採用率 14.00%, 勝率 49.61%]: 振り飛車穴熊
5. [採用率 10.46%, 勝率 51.41%]: 角交換振り飛車
6. [採用率  5.52%, 勝率 42.52%]: 藤井システム
7. [採用率  4.88%, 勝率 44.15%]: 銀冠
8. [採用率  2.73%, 勝率 49.66%]: 金無双
9. [採用率  2.26%, 勝率 43.90%]: 早石田
10. [採用率  1.47%, 勝率 60.00%]: 4→3戦法

採用率のパーセンテージを足すと100%超えるのは,例えば片美濃にしてから美濃にしたりすると重複して数えられるため.
見るべきところは比較的低調な勝率の中で,角交換振り飛車の頑張りと4→3戦法の勝率の高さ.特に,4→3戦法はサンプル数も80局程度で少ないけど,60%はすごい.

一方,対する後手の囲いと戦法.勝率は先手勝率です.数字が低いほど後手がいい.
1. [採用率 20.74%, 勝率 45.87%]: 船囲い
2. [採用率 18.19%, 勝率 43.31%]: 対振り持久戦
3. [採用率 16.13%, 勝率 46.29%]: 居飛車穴熊
4. [採用率 15.03%, 勝率 46.88%]: 相振り飛車
5. [採用率  8.35%, 勝率 44.49%]: 右四間飛車
6. [採用率  7.01%, 勝率 41.10%]: 美濃囲い
7. [採用率  6.18%, 勝率 45.24%]: 早石田
8. [採用率  5.23%, 勝率 43.86%]: 天守閣美濃
9. [採用率  4.39%, 勝率 45.80%]: 片美濃囲い
10. [採用率  4.18%, 勝率 43.61%]: 銀冠

先手側が50%位美濃で囲っている事実と比較すると,後手の対応は割とばらけていて,先手側はいろんな対策を知ってなければいけないということが言えそう.しかもどれも先手が苦戦している.

続いて,後手
四間飛車採用率 11.42%, 先手勝率 53.74%で後手が負け越している.

まずは併用される囲いと戦法.勝率は先手勝率なので,低いほど後手がいい.
1. [採用率 48.84%, 勝率 52.90%]: 片美濃囲い
2. [採用率 47.28%, 勝率 52.87%]: 美濃囲い
3. [採用率 22.35%, 勝率 54.14%]: 高美濃囲い
4. [採用率 15.39%, 勝率 51.25%]: 振り飛車穴熊
5. [採用率 10.53%, 勝率 50.74%]: 角交換振り飛車
6. [採用率  5.80%, 勝率 59.14%]: 藤井システム
7. [採用率  4.73%, 勝率 57.14%]: 銀冠
8. [採用率  4.29%, 勝率 50.00%]: 4→3戦法
9. [採用率  1.52%, 勝率 54.43%]: 金無双
10. [採用率  1.19%, 勝率 50.00%]: パックマン戦法

面白いのは奇襲戦法のパックマン戦法が入っていること.
パックマン戦法の発動条件は,初手から▲76歩△44歩.これに続いて,▲76角△42飛が後手が誘導したい順なのだけれどこの手順では四間飛車のエフェクトは出ない.でもここランクインしているということは,誘っても乗ってこないケースが多いということなのかもしれない.

後手四間飛車に対する先手の対応は,以下の通り.
1. [採用率 27.71%, 勝率 56.43%]: 船囲い
2. [採用率 24.20%, 勝率 55.97%]: 対振り持久戦
3. [採用率 19.53%, 勝率 57.10%]: 居飛車穴熊 
4. [採用率  7.73%, 勝率 53.75%]: 右四間飛車 
5. [採用率  6.07%, 勝率 57.28%]: 相振り飛車 
6. [採用率  5.57%, 勝率 54.33%]: 鷺宮定跡
7. [採用率  5.54%, 勝率 54.51%]: 天守閣美濃 
8. [採用率  5.04%, 勝率 54.83%]: 銀冠
9. [採用率  3.02%, 勝率 62.42%]: 美濃囲い
10. [採用率  2.75%, 勝率 48.95%]: 棒銀

美濃囲いの勝率がいいのが注目すべきところ.
先手四間飛車に対しても,後手美濃囲いはよかったので,対四間飛車には美濃囲いって言ってもいいかもしれん.

四間飛車は,採用率が高い割に負け越しているのが意外.
最近の棋譜を5万局くらいダウンロードしてきたので,使用率の多い戦法などを調べてみようと思う.収集したのは基本的に有段者の棋譜.

まずは先手と後手で採用率が多い戦法を調べてみた.

先手番で多い戦法 Top10
1. 四間飛車 11.96%
2. 早石田 8.36%
3. ゴキゲン中飛車 5.03%
4. 三間飛車 4.09%
5. 相振り飛車 3.98%
6. 対振り持久戦 3.51%
7. 横歩取り 2.85%
8. 向飛車 2.26%
9. 角換わり 1.81%
10. 原始棒銀 1.66%

後手番で多い戦法 Top10
1. 四間飛車 11.42%
2. 相振り飛車 6.06%
3. 三間飛車 5.48%
4. 一手損角換わり 5.28%
5. ゴキゲン中飛車 5.04%
6. 早石田 3.77%
7. 向飛車 3.26%
8. 対振り持久戦 2.66%
9. 右四間飛車 2.19%
10. △3三角型空中戦法 1.67%

振り飛車多すぎ.
振り飛車が多いって言っても,実際プレイしていて,ここまで多い気はしないので,
居飛車の戦法は判定が難しくて,エフェクトが出づらいということがありそう.

ちなみに,先手番で起こらなかった戦法は,
△4五角戦法,一手損角換わり,8五飛車戦法,鬼殺し向かい飛車,△2三歩戦法,パックマン戦法,△3二飛戦法,中原飛車,新米長玉

後手番で起こらなかった戦法
新鬼殺し,7八飛戦法,角換わり,塚田スペシャル

たしかに,先手番・後手番でしかできない戦法が並んでいて,さもありなんという感じはする.
ついでに採用率が低い戦法.

先手番でエフェクトが出づらい戦法 Top5 
中田功XP (3局)
鳥刺し (3局)
超急戦 (2局)
木村定跡 (1局)
塚田スペシャル (1局)

後手番でエフェクトが出づらい戦法 Top5 
加藤流袖飛車 (3局)
腰掛け銀 (3局)
鳥刺し (3局)
風車 (2局)
木村定跡 (2局)

先手番の超急戦とか,後手番の腰かけ銀とかは多分もっと採用されているんだろうけど
単純にエフェクトが出づらいんだろうな.
さすがに5万局もあると,すべての戦法が一回は出ているらしい.
将棋ウォーズの棋譜を保存する方法を紹介したサイトを見つけたのだが,残り時間とかの情報とか拾ってないっぽいので
拾えるようなブックマークレットを作った.↓

javascript: re = new RegExp("socket.emit\\('id', '([^']+)'\\);", "i"); s = document.getElementsByTagName('html')[0].innerHTML; if (s.match(re)) { id = RegExp.$1; var socket = io.connect(); socket.emit('id', id); socket.on('kif', function(kif) {document.getElementsByTagName('html')[0].innerHTML="'http://shogiwars.heroz.jp:3002/games/"+id+"<br>\n"+kif.split("\t").join("<br>\n"); }); }

サーバーに保存されている棋譜をCSA形式でそのまま表示する.
残り時間の表示が L### になっているが,CSAの仕様では一般的には残り時間でなくて考慮時間を T### で書く仕様になっているので,そのままでは各種ソフトでは読み込めないかも.