- ジェフ・ベゾス 果てなき野望/日経BP社

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アマゾン創業者ジェフ・ベゾス氏の他者による人物評。ジェフ・ベゾスについて興味深いのは、彼がD・E・ショー出身であることだ。ショーは、ジャック・シュワッガーのマーケットの魔術師シリーズでも取り上げられたファンドマネージャーで、ベゾスはそこで若くして役員を務めていたがそれをあっさり辞してアマゾン企業へと至った。ベゾスの経営で特徴的だと思うのはなんといっても、売上規模の拡大とともに赤字も拡大し、一体いつになったら黒字化するんですか、と凡人が考えてしまうような壮大な構想で経営していくところだと思う。この辺りは、9984ソフトバンクの孫さんと同じような印象を受ける。
また、創業時の本業と全く違うサービスとしてAWSを事業ポートフォリオの重要な核としているのは、2432ディー・エヌ・エーがオークションがぱっとしなかったもののモバゲーがヒットした例に似ていると思う。
ディー・エヌ・エーについては、創業者の南場さんがマッキンゼー出身ということで興味をもったが、最初は何を会社がやろうとしているのか理解できず、今に至るまで買えた試しがない。
本日時点でPER8.55、PBR1.88、配当2.07%、無借金、ROE38.2、ROA23.4、自己資本比率70.8%で現金もたくさん持っている。指標だけ見ると買いたくなるところだが、売上、利益とも頭打ち感があり、ゲームは水物という側面がある。据え置き型ゲームからモバイルへとゲームの市場の変遷は不可逆的なものであり、この点任天堂、ソニーは素早く行動する必要があるがきっとできないだろう。
dena 売上 195,000 営60,000 経61,500 純36,000
任天堂 売上 590,000 営30,000 経30,000 純20,000
グリー 売上 140,000 営40,000 経40,000 純25,000
ガンホー 売上 165,000 営75,000 経81,000 純50,000
私はクリスピー・クリーム・ドーナツを食べたことがない。
私の住む地方都市では、開店当初は何故か行列ができる人気ぶりで
そこまでして食べたいかと言われるとそうでもないので買ったことがなかったが
先日店の前を通りがかると行列もない。
なので、一度買ってみようと思い、店外の立て看板メニューを眺めていた。
しばらくすると、店内から店員が出てきて
「どうぞ、店内に見やすいメニューがござます。お入りください。」と声をかけてきた。
私としては、まだ買う、買わないの決断が下せていないため、店外メニューにて
買う買わない、もし買うとしたらどのような商品を選択すべきかを考えるため、
佇んでいたわけである。
一方、声をかけた店員としては、ただただカウンターの奥で通りすがりの客を
眺めているだけでも時給は変わらないはずであろう。
ということは、店外の見込み客に対して声をかける店員は、声をかけない店員と比較して熱心に優れた仕事をしていると評価すべきだと思う。
ただ、私としては、店外で購買について考慮し、買わないと判断するのは通常の商行為であるが、店内に入ってカウンター前でしばらく思料し、結局買わないと判断するのは失礼に当たるものという意識があった。ゆえに、店外で買うか買わないかを考えていたのである。
これら条件が重なって、結果として誰も得しない悲劇が起こりうる。
私は、店員に声をかけられたことを奇貨として、その場を立ち去った。おそらく、あと2,3分私に店外での思索が許されたら、ドーナツ購入ということになったであろう。
しかし、店員に声をかけられたことで、私の選択肢は店内にて購買を検討するor立ち去る、の2択となり、結果後者を選択した。
店員は、声をかけるという販促活動が実を結ばず、残念な思いをしたかもしれない。
私の信念の一つとして、努力した人が報われるべきというのがある。
しかしながら、この場合、店員の努力が実を結ばないこととなった。
その努力が実を結ばないという結果は私の行動が引き起こしたものであり、私はそのことについても罪悪感を感じざるをえないのである。
私の住む地方都市では、開店当初は何故か行列ができる人気ぶりで
そこまでして食べたいかと言われるとそうでもないので買ったことがなかったが
先日店の前を通りがかると行列もない。
なので、一度買ってみようと思い、店外の立て看板メニューを眺めていた。
しばらくすると、店内から店員が出てきて
「どうぞ、店内に見やすいメニューがござます。お入りください。」と声をかけてきた。
私としては、まだ買う、買わないの決断が下せていないため、店外メニューにて
買う買わない、もし買うとしたらどのような商品を選択すべきかを考えるため、
佇んでいたわけである。
一方、声をかけた店員としては、ただただカウンターの奥で通りすがりの客を
眺めているだけでも時給は変わらないはずであろう。
ということは、店外の見込み客に対して声をかける店員は、声をかけない店員と比較して熱心に優れた仕事をしていると評価すべきだと思う。
ただ、私としては、店外で購買について考慮し、買わないと判断するのは通常の商行為であるが、店内に入ってカウンター前でしばらく思料し、結局買わないと判断するのは失礼に当たるものという意識があった。ゆえに、店外で買うか買わないかを考えていたのである。
これら条件が重なって、結果として誰も得しない悲劇が起こりうる。
私は、店員に声をかけられたことを奇貨として、その場を立ち去った。おそらく、あと2,3分私に店外での思索が許されたら、ドーナツ購入ということになったであろう。
しかし、店員に声をかけられたことで、私の選択肢は店内にて購買を検討するor立ち去る、の2択となり、結果後者を選択した。
店員は、声をかけるという販促活動が実を結ばず、残念な思いをしたかもしれない。
私の信念の一つとして、努力した人が報われるべきというのがある。
しかしながら、この場合、店員の努力が実を結ばないこととなった。
その努力が実を結ばないという結果は私の行動が引き起こしたものであり、私はそのことについても罪悪感を感じざるをえないのである。
- 安売り一代―秋葉原闇の仕事師 (徳間文庫)/本所 次郎

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かつて秋葉原に存在したというマヤ電機の興亡。いわゆるビジネス書を読んで絶望感が募るのは、こんなに抜け目なく賢い人でも生き残る企業を作るのが難しいのか、ということだ。生き残るものは強いものではなく、変化に対応できるものという格言を噛み締めていきたい。
かつて、マヤ電機で働いた佐々木ベジ氏の関連企業その1,フリージア・マクロス(6343)。直近では4月3日に、大きく動いた。仕手系はその値動きについていける人が手がければ良い。私の投資の対象外である。これは、つい触りたくなる自分への自戒を込めて。
2つ目は夢みつけ隊(2673)。ターゲットを絞ったカタログ通販だが、ずっと無配であり私の投資対象外。
- 言われた仕事はやるな! (朝日新書)/朝日新聞出版

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ネットイヤーグループ代表 石黒不二代氏の著書。
ネットにより、時代が変わる変革の時に、スタンフォードで学ぶ機会を得た著者は幸運だと思うが、それまでの努力がすごい。
たいていの人は、まず働きながら勉強するということができない。働きながら勉強することが出来る人は10%もいないのではないか?
ネットイヤーグループ(3622)は、当記事執筆時PER130.15、PBR6.1と
私の投資基準は満たさない。直近1年で安値から7倍ほどになり、高値より半値ほどになっている。気になる点は、大株主3位にセールスフォースがいるところ。
スズキアドレスv125sは、原付2種としては、車両が小柄で取り回しやすく、同クラスにおいてはポピュラーな存在といえる。しかしながら、メットインスペースに、ショウエイのQWEST Lサイズが入らないのはおかしい。
メットインという以上、メットがインしなければならない。
このようにケチをつけようと思い、スズキのホームページを覗いたら「メットイン」という表現ではなく「トランクスペース」ということであった。
トランクにメットを入れるか否かは、オーナー各自の判断であり、スズキとしてはそこを「メット専用スペース」として指定していない。したがって、不注意な私の負けであり、スズキに問題がないものと考える。
メットインという以上、メットがインしなければならない。
このようにケチをつけようと思い、スズキのホームページを覗いたら「メットイン」という表現ではなく「トランクスペース」ということであった。
トランクにメットを入れるか否かは、オーナー各自の判断であり、スズキとしてはそこを「メット専用スペース」として指定していない。したがって、不注意な私の負けであり、スズキに問題がないものと考える。
成功している人は人の悪口を言わない
これは嘘だろ
成功している人も、成功していない人と同様人の悪口を言う
こちらの主張のほうが真実だと思う
このように主張すると、「確かに一般に成功している人と評価されている人でも人の悪口を言うことはあることは認めよう。しかし、そのような人は真の成功者ではないし、少なくとも私(「成功している人は人の悪口を言わない」と主張する人)は、そのようなひとのことを成功者とは思わない」などと詭弁を弄する輩がいる。
ここまでくると、ただの主観の押し付けだ。
一般に、世の中での成功者とは、それがいいか悪いかは別として、「金を持っている人」「社会的に高い地位に付いている人」「ある分野を極めている人」「スポーツ等で卓越した業績を残している人」「音楽、芸術等の文化的分野で重要な作品を残したり、活動したりした人」などを思い浮かべるのではないか。
そして、これらの人の誰一人からも、ただの一度も人の悪口を言うことを聞いたことがない人のほうが少ないのではないか。
そもそも本問では、これを提示した人間の主観が最初から「成功者の要素として人の悪口を言わない」ということを原理的に包摂しているところに問題がある。わたしは、こういった原理主義者を断じて認めたくはない。
彼らは、現実の世界の事象を正しく捉えようとしていない。
真実は、成功している人も、悪口を言うのである。
それをあなたが快く思うか否かは別問題である。
問題の射程は正しく捉えなければならない。
これは嘘だろ
成功している人も、成功していない人と同様人の悪口を言う
こちらの主張のほうが真実だと思う
このように主張すると、「確かに一般に成功している人と評価されている人でも人の悪口を言うことはあることは認めよう。しかし、そのような人は真の成功者ではないし、少なくとも私(「成功している人は人の悪口を言わない」と主張する人)は、そのようなひとのことを成功者とは思わない」などと詭弁を弄する輩がいる。
ここまでくると、ただの主観の押し付けだ。
一般に、世の中での成功者とは、それがいいか悪いかは別として、「金を持っている人」「社会的に高い地位に付いている人」「ある分野を極めている人」「スポーツ等で卓越した業績を残している人」「音楽、芸術等の文化的分野で重要な作品を残したり、活動したりした人」などを思い浮かべるのではないか。
そして、これらの人の誰一人からも、ただの一度も人の悪口を言うことを聞いたことがない人のほうが少ないのではないか。
そもそも本問では、これを提示した人間の主観が最初から「成功者の要素として人の悪口を言わない」ということを原理的に包摂しているところに問題がある。わたしは、こういった原理主義者を断じて認めたくはない。
彼らは、現実の世界の事象を正しく捉えようとしていない。
真実は、成功している人も、悪口を言うのである。
それをあなたが快く思うか否かは別問題である。
問題の射程は正しく捉えなければならない。