昨日久しぶりに音楽番組を見ていたところ、今年のCD売り上げランキングがやってました。
1位から5位・・・全てAKB48。
凄い凄いとは思いながらも、ここまで総なめにされると唖然としますね。
そこで今日は、タイムリーなのでAKBについて書こうかと思います。
正直、私はCDを買ったこともLIVEに行ったことも、まして握手会に行ったこともありません。
まぁ、中には可愛い子もいるなーとかラジオ面白いなーてな感じで親しんでいる程度です。
なので今回は誰押しとかっていう話ではありません。どちらかっていうと、大人の側から見たAKBについて書こうと思います。
冒頭に触れたように、AKBのCDはこのご時世にあって、圧倒的な販売数を誇ります。それについて、
「AKB商法」
といって一時期議論にもなってたのは皆さんも知っていると思います。
そのことの是非はともかく、この商法を含めたAKBの運営は、
「さすが秋元康さん」
といったところでしょう。
様々な書籍、ネットで取り上げられているので細かくを挙げるのは止めておきます。
私が特に「凄い!」と思うのは、
利益の分かち合いシステム
です。
少し過去に戻りアイドルを思い出すと、モーニング娘。が思い出されます。今ではかなり下火、卒業メンバーも数人しか残っていません。
そのモーニング娘。とAKBを比べた際最も異なるのが、この利益の分配システムだと考えます。
AKBの特徴は、
「会いにいけるアイドル」
そのため、全国各地で握手会が行われ、その参加権を求めCDが飛ぶように売れます。
その商法に対し様々な意見があるのですが、この商法は様々な副次的効果を生み出します。
俗に言われるのが、レコード会社、CDショップの売り上げ増加。
しかし、その裏にはディスクやパッケージの製造会社、それを運ぶ物流会社の増益ももたらしています。
さらに、この握手会、非常に効率が良い。
通常のLIVEなら、3時間でその会場に一度に入り切る客しか会場には来ない。しかし、握手会なら滞在時間が減るため、その分多くの客が会場には来れる。その結果グッズ等の売り上げ増加になるのは当然として、それ以外にもメリットがあります。
それは、会場周辺の交通機関・ホテル・その導線上のコンビニ、飲食店です。
それだけの人が動く以上、それに伴う経済的利益も発生します。
しかもそれが大都市だけでなく、比較的地方に対しても積極的に行なわれることがこのシステムの凄いところです。
分け合いシステムはこれだけではありません。
メンバーの所属するプロダクションを分けているのもこの分け合いだと思います。
どうしてもAKB専属でプロダクションを作れば、他のプロダクションから妬まれる。
一方で、ある程度育ったメンバーを各プロダクションに送り込めば、プロダクション側としては育成&広告のコストダウンした上でアイドルが手にはいる。AKB運営側としては、細かい管理をプロダクションにやってもらい、新しい人材発掘に力を注げられる。
双方利益があるという点で、非常に考えられたシステムだと思います。
さて、そこで気になるのが、
あと何年AKBは保つのか。
正直AKBは株に似ている部分があると思います。
みんなが関わっている分、このアイドルグループが伸びて行くのは間違いなかった。しかしそれが落ち目になったとき、バブルは弾けるのです。
あと何年なのか。
それは、あと何回世代交代が上手くいくのかと同じだと思います。
結成以来のセンターが卒業し、古参メンバーはほとんどが20歳越え。
これからの2年。
この間の運営しだいで、今後5年人気が保つのか、急速に落ちて行くのか運命が別れるものと思います。
次に秋元先生はどんな手を打つのか。
楽しみに見て行きたいと思います。
ではではまた。
良いクリスマスを。
nomageの雑記(平日1回、休日1回)