ついつい忘れがちだった「自分ががんであること」。
テレビで、ドキュメンタリーが放送されるのをうけてか、
ここ数日、がんと闘う2人の女性の記事を多く目にした。
●19歳で肝臓がんが見つかり、余命半年を宣言された山下弘子さん。
「今この瞬間、笑いながら過ごしたい」 "余命半年"宣告の先を生きる、22歳の山下弘子さんが教えてくれたこと ーThe Huffington Post
●24歳で乳がん右胸全摘出手術した、日本テレビ局報道記者の鈴木美穂さん。
がんになっても全力で幸せになる 31歳の女性記者が闘病中の自分をテレビで放送する理由 ーウートピ
さきほど放送されたドキュメンタリー番組を見ました。
「Cancer gift(キャンサーギフト)がんって、不幸ですか?」ー日本テレビ
※本編動画(約45分)が無料で見れます
がんと闘い、それを力に変えて発信する人たち。
自分ががんであることを公言し、メディアや公の場に出て、発信する人たちのパワーはすごい。
ネット上でその片鱗に触れるだけでも、色々ハッとさせられる。
疲弊するほど深夜まで仕事をしてていいのか(仕事は好きだけど)?
自分の人生とか、自分らしい生き方、とかちゃんと考えているか?
親しい友人や必要最小限の同僚以外には、がんであることは言っていない。
どんなに大事な仕事があっても抗がん剤の日は会社を休まねばならないが、「責任感がない」「信頼できない」って思われてないだろうか(でも「私ガンで・・・」っていちいち言い訳するのもなんか違う気がするし)?
ヅラの私のショートヘアを、「イメチェンだね、似合うね」とたくさんの人が絶賛してくれるのだが、「あ、ありがとう」としか答えられず、毎度複雑な後味が残る(「いやぁ、これヅラでさぁw」カパッ、っていう脳内会話イメトレだけは何度もしているのだが、いまいち実行にうつせていない)。
自分がガンであることを忘れて毎日を過ごすことは簡単(幸い副作用も少ないし、不自然な巨乳にもすっかり慣れ気味w)。
でもそれでよかったんだっけ?
忘れることはがんと向き合わないこと?
これって逃げてるってことなのかな?
楽天的で、のどもと過ぎたらすぐ忘れてしまう性格ゆえ、なのかもしれませんが。
ちょうど東京・お台場方面では乳癌学会や乳がんRun &Walkイベントが開催されるこの土日。
この手の啓蒙イベント系って、いざ当事者になると、どんな心構えで参加していいものかもわからないものですね。
今の私には、がんであることを公表して自ら何か発信、とかできそうにないけれど。
でも、時々はがんであることを思い出し、ちゃんと向き合い。
今の自分にできることをしよう。
やりたいことは、やろう。
そして唯一の発信場であるブログは、ちゃんと書こう、と思った次第です。
いつか同じ病気になった方の参考になれば、と始めたこのブログ。
初心忘るべからず。
っていいながら、今日も元気に遊びに行って来ます~。
やりたいことが多過ぎて時間が足りないっ。

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