[AC療法 3/4] 11日目 - 10年ぶりの感覚。 | 30代・シングル女子の乳がんな非日常。

30代・シングル女子の乳がんな非日常。

元気が取り柄の30代独身OL。
2015年1月、しこりもないのに乳がんと診断され、自覚症状ないまま全摘手術&16ヶ月間の抗がん剤治療後、二次再建。
治療ひと段落して始めた婚活からの、結婚しました!

クリップ本日の副作用:
なし!


ジムに行っているか飲み歩いているかの1週間。
水曜日から3日連続外食からの、土日は大掃除&ジム&お出かけの充実した日を過ごしました。

なんだか。

ここ最近、とても人間らしい生活を送っている気がします。

心や思考に、今までになかった”ゆとり”を感じるのです。

平日に、「今日は何をして過ごそうかな?」「何を食べようかな?」
なんて考えたの、いつぶりだろう。

昼休みに本を読もう、とか英語の勉強をしようと思ったり、帰りに本屋に寄って帰ろうかな、なんて考えたりする心の余裕があることがすごく新鮮で。

それを新鮮と思う自分にもハッとしました。

今まで、どれだけ突っ走ってきてたんだろうーって。

朝はギリギリまで寝て、テンション高くガンガン仕事して。
24時まわったり、休日出勤も当たり前の日常茶飯事。
友達とのごはんの約束はいつもギリギリか遅刻。駆けつけ3杯どころではなく平日から暴飲。
土日は死んだように寝て過ごすのと、これではいかん!と力の限り遊びに出かけるのを交互に繰り返し。

仕事もプライベートもどちらも大事で、どちらも手を抜きたくないという思いが強く。
日頃の生活の中でメリハリ・緩急をつけているつもりでいましたが。

今思えば、常に自分を追い込み、追われていたような。


最初はあれ?私今ヒマ?っていう違和感や居心地の悪さを若干覚えましたが。

ああ、もしやこれが普通の人間らしい生活なのではないか、そう感じるようになった今週。

なんか、自分の中の憑きモノが取れて、しかめっ面が少し和らいだ感覚。


心にゆとりができたせいか、
ずーっとぐだぐだと後回しにしていた細かい洋服の補修や家具の修理、模様替えなどの家事もすべて消化。



乳がんになったとわかった時や手術や抗がん剤はショックも大きかったけれど、
10年以上変えられなかったライフスタイルを変えることができたきっかけとなってくれて。

ああ、なるべくしてなったのかもしれない。

そんな気がします。


根っからの貧乏性なのか、何もすることがなくぼーっとする、ゆったり過ごす、ということが苦手な性分のため、ついつい出かけたり何かをしようと構えてしまいがちですが。


心身ともにゆったりしていく中で、自分の体のこともアラートや変化に気づけるようになるかな?

鈍感力も時に便利だけど、時に不便なので(笑)。


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