わたしは今、
7歳、5歳、3歳、0歳の育児をしている。


最近ふと思う。

"今が一番余裕のある育児ができてる"って。


1人目のとき、
それはそれは毎日毎日毎日!が大変で
万年寝不足だし、心も体も余裕なんてまったくなくて…


辛いのに誰かに頼ることができなくて、
主人にもうまく甘えられず、
子どもに申し訳なくて自分の時間をうまく持てずに
息抜きすら出来ず…


そんな自分が悲しくて
子どもにだけはそんなママって感じさせたくなくて
"この子は育てやすい''って自分や周りに言い聞かせてた。


今となっては、どうしてあのときあんなに頑張っていたのか。


もっと周りに甘えてよかったし、
昼間はTV見ながら眠たくなったら赤ちゃんと一緒に眠って良かったし、抱っこがしんどかったら抱っこ紐なんてしないでベビーカーで良かったし、


"赤ちゃんが泣いてたって眠らなくたって
"あなたが産んだ。あなたがこの子の世界一のママだよ"って泣いてる自分に言ってあげたい。


"頑張らないといけない自分"に
"そのままで大丈夫だからね"って伝えてあげたい。


育児ってすごく大変だけど、毎日が今まで味わったことのない感情を与えてくれる。


その中でも一番大きいのが"愛しさ"だと思った。


4人の育児をしていて思う。
"愛しさに身を任せて過ごしたらいい"



こんなにかわいい赤ちゃんをこの世に産みおとしたんだから、すきなだけ赤ちゃんを見つめて過ごしたらいい。

ママにしか、感じられないママだけの特権。


でも、愛しさを見つめすぎて疲れたなら自分のためにもっと好きなことをしていいし、
もしもそれができないなら
誰か他の人の手を借りたいって声に出したらいいんだよ。


"お願いします。
手伝ってください"って。


パパやお互いの両親だけじゃなくて、
市のサービスや保育園、育児をできる人、
頼って大丈夫。


自分がいっぱいいっぱいになる前に
もっと早い段階で、自分の心の声に耳を傾けてあげて。


自分を大切にできると心に余裕が生まれて
子どもにやさしくなれる。


夜眠るときに、"早く眠れ!早く眠って!"と
毎晩のようにイライラしていたのに、
胸をトントンして欲しかっただけの小さなからだを抱きしめて、"おやすみ。またあしたね。"と優しい言葉をかけてあげられる。


"早く寝かせて家事しなきゃ。"
から開放されて、家事なんて放棄したらいい。


溜まってきた家事を見てパパも気づいたらいい。
母親は大変なんだと。

子どもは宝。
それなのにそう思えず過ごすのはきっと勿体無い。


この子は私より、こんなに小さくて
私を求めてくれる愛しい存在。


我が子と幸せな時間を過ごすために
たくさん自分を甘やかしていいし、やさしくしていいし、ご褒美をあげていい。


子どもの時間はゆっくり進むから、
そのペースに合わせて自分もゆっくり過ごしていい。


今眠れないお母さんも、
明日朝でも昼間でもいい。
ソファーに布団だけ持っていって1時間でも2時間でも赤ちゃんと寝たらいい。


周りのお母さんがカッコ良くったって、
自分はダサくていい。
出来てなくていい。
部屋が汚くたっていい。


上の子がいればやることは嫌でもやってくるけれど、
必要最低限のやらなきゃいけないことだけして、クオリティは捨てされ!

とやかく煩いママ友なんて友達じゃないんだから
面倒くさい付き合いなら捨てて、ひとりでいたらいい。
あなたには世界一かわいい天使がそばにいるよ。


そうしているうちに、
"あれ、育児が楽になってきたな"
"なんか最近子どもに対して余裕あるな"
"愛しいな。抱きしめたいな"


そんな時間が増えてくる。


子どもを尊重して、口煩く言うのを控えて
そっと後ろから見守ってみると、
子どもはどんどん自立してお母さんはどんどん楽になる。


喧嘩してても"血が出てないなら大丈夫"くらいでいると
いつの間にか喧嘩しても仲直りまでの時間が短くなってる。


小さなこの存在は、あっという間に大きくなってしまう。


だから早く余裕を手に入れて
心も体も楽に育児ができれば、たくさんの我が子の愛しさに触れ合える。


愛しさを見つめられる。
抱きしめてあげられる。


出来ない自分で素晴らしい。
どんな姿だって赤ちゃんを産んだ自分が愛しい。
綺麗じゃなくても輝いているし、1番自分を愛してあげていいんだよ。


4人産んで今ならそう思う。
自分を大事にして初めて子育てが楽になる。


適当でいいんだよ。
大体で大丈夫さ。