【ストップ！インボイス】

引き続き、超拡散希望！

【ストップ！インボイス】

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STOP!インボイス多様な働き方とカルチャーを衰退させるインボイス制度に抗議します

stopinvoice.org

私達がやること！

#STOPインボイスの

ハッシュタグをつけてツイート！

そして、もう1つ！

「インボイスボイコット大作戦」

「どんぶり勘定事務所」の神田知宜（かんだとものり）先生の動画…

消費税

インボイス制度ボイコット大作戦

とりあえず

https://youtu.be/jk6NcdalpXQ

【9月30日まで！】インボイス制度のメリット・デメリットを個人事業主・フリーランスむけに分かりやすく解説（登録方法・登録締切・適格請求書）個人事業主・小さな会社の経営者が損しないためにインボイス制度のキモを9つのポイントに整理してわかりやすく解説しました。手っ取り早くインボイス制度の概要と特徴がわかるようになります。例えば、0:00　プロローグ0:47　インボイス制度をひとことで言うと？1:17　事業者のメリット・デメリットは？3:13　誰向けの情...

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大作戦シリーズ①②③も必見❗️

※統一地方選挙対策および維新の議席数ゼロ運動はツイッターで行います❗️

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【本題】━━━━━━━━━━━━━━━━

はい、こんにちは。

昨日の財務省からの返信についての投稿を挟んで、じっくり「正しい貨幣観」シリーズに戻ります。

ところで、余談ですが「ストップ！インボイス運動」があちこちで盛んに行われてますね。喜ばしいことです。

が、本当に延期、いや廃止！まで勝ち取れば、こんなに嬉しいことはない…と思って、私も微力ながら「消費税の邪さ、インボイス制度の悪質性」を本ブログでも投稿してきました。

しかし、私が推測するに「インボイス制度は成り立たない」可能性が大です！

なぜか？

「ストップ！インボイス運動が功を奏したから？」

神田先生の「インボイスボイコット大作戦」が成功したから？

いえいえ。アナタ、我が国の喜劇ぶりを舐めちゃあいけません☝️

私の推測する「インボイス制度が成り立たない理由」は「インボイスの理解がどう、とか、消費税の仕組みがどう、とか、はたまた益税がどう、とか以前に…

相当多くの国民がインボイスそのものを知らないから」ではないかと思います。知らなきゃ、理解を深めよう！とか、登録数を増やすな！とか、それ以前の話です。

この前、知り合いに「インボイスって知ってる？」と聞いたときの会話。

※因みに知り合いも思いっきりフリーランス。

私「インボイスって知ってる？」

🧒「ああっ、良かったなぁ❗️コロナも落ち着いたし元通りやな。」

私「は？」

🧒「いや、ほら。外国人観光客、戻ってきたやん？」

私「アホかー❗️それはインバウンドや💢」

🧒「えっ？💦」

私「イ・ン・ボ・イ・ス💢」

🧒「えっ！何それ？」

…現実は、この程度なのですよ💧

よって

国民の多くが

インボイス自体を知らないから

成立しない

というオチになるのでは…と。

さすが喜劇の国❗️

面目躍如です😁

さて、しょーもない余談はさたおき、本題！

では、まず予定（あくまで予定です）

①貨幣とは？

②貨幣の歴史

③3つの金融イノベーション

④銀行預金という貨幣

⑤日銀当座預金という貨幣

⑥国債という貨幣

⑦お馴染み！国債発行のプロセス

今日は③3つの金融イノベーション

以前からの読者の方々にはお馴染みの金融イノベーションの歴史

❶アムステルダム銀行設立

❷ゴールドスミスノート

❸イングランド銀行設立

この辺りの歴史は正しい貨幣観の予備知識としても重要です。

では、さっそく始めましょう！

❶アムステルダム銀行設立

アムステルダム銀行

まずオランダ、アムステルダムでの話から。

スペインからの独立戦争に勝ったオランダは一気に覇権国となった。

覇権国の首都アムステルダムでは、当然、様々な国から商人が集まってきた。

ところが商人が持ってる貨幣はバラバラ。まだ「おカネそのものに価値がある」という『商品貨幣論』という誤った概念で、各国の王または各領主が作った貨幣は金の含有量の差など、商人の持つ貨幣価値はバラバラなので両替商という仕事が生まれた。

両替商は、正確に価値を測り、オランダの自国通貨へ両替していたが、金の含有量を誤魔化したりして不当な利益を得る両替商も出てきた。

そこで、知恵を絞り、1609年アムステルダム銀行設立となった。どういうことか。まず商人の持つ様々な貨幣を、不正防止のため公が両替して「グルテン」という単位に統一した。

アムステルダム銀行は、もちろん預金も受け付けた。商人達はアムステルダム銀行に口座を持ち、殆どのグルテンを預けた。

そうすると、商人の間での決済に、グルテンでなく手形を発行して支払決済をするようになった。

例えば、Aという商人が、Bという商人が売ってるブドウ酒を購入するとしよう。

Aはブドウ酒を受け取り、手形を振りだして、決済とした。手形を受け取ったBは、さっそくアムステルダム銀行へ持ち込み（仮にブドウ酒1本100グルテンとした場合）Bの口座の数字を100グルテン増やし、一方でAの口座の数字を100グルテン減らして完了である。

あまりにも決済に便利なので、現金を持つものは殆どいなくなった。途中、アムステルダム銀行が預金を現金化するのを禁止したりもしたが、全く問題がなかった。

つまり貨幣とは「そのものに価値がある商品」ではなく「単なる数字、つまり記録」であることに気づいたのです。

これが1つ目の金融イノベーション。

貨幣は「価値のある何か」ではなく、「単なる数字の記録」であることが普及した。つまり貨幣の概念が「金属主義」が「表券主義」へ移行したイノベーションである。

❷ゴールドスミスノート

まず図を提示します。

【ゴールド・スミスの物語】

http://mtdata.jp/goldsmith.jpg

これは何度も説明してますが、復習だと思って読んでください。

まず大量の金貨を持つ大富豪の商人の悩みは、この大量の金貨の管理だった。

そこで、金細工商人のゴールドスミス（個人名でなく職業名）は職業柄、仕事場に大きくて頑丈な金庫を持っていた。そこでゴールドスミスは商人達に「うちには頑丈な金庫があります。皆さんの金貨をお預かりしますよ」と、金貨の預かりサービスを始めた。

ゴールドスミスの仕事風景

ゴールドスミスは金貨を預かる際に預り証として「金匠手形」を発行し、商人に渡した。→図の⑴

そこでゴールドスミスは「商人達が一斉に金貨を返してもらいに来ることはないな」と、気づいた。そこで金貨のの貸し出しサービスを始めた。自分の金貨でないのに。

しかし、需要はあったので貸し出しサービスによって、ゴールドスミスは金利収入を得た。

ところが、借りた金貨で支払うと、受け取ってた方も金貨など要らないので、すぐにゴールドスミスに預けに行く。→図の⑵

ふと気づくと商人達の間では、金貨など使わず、預り証である「金匠手形」が貨幣のように流通していた。→図の⑶

金匠手形

そこゴールドスミスは、決定的な事に気付いた。「これ、金貨は要らないな」と、そうです、そうなんですよ。

おカネを貸し付ける時に、建前上は金を担保に「金匠手形」という借用書が発行されて、その「金匠手形」という『借用書』が貨幣そのものなのです。

つまり！ゴールドスミスは金匠手形に数字を記録するだけで貨幣を生み出したのです。

そして、下図

http://mtdata.jp/goldsmith2.jpg

ゴールドスミスの貸出サービスから図のように、借り手が借用書を持ち込み、金匠手形に「数字を書くだけ」で貸付を行う銀行の元祖となったのです。→図の⑷

❸イングランド銀行設立

17世紀当時、イングランド王国（以下、イギリス）はフランスとの百年戦争の真っ只中だった。

英仏百年戦争の様子

既にゴールドスミスによる銀行業により「借用書を持ち込めば、無から、書くだけで」貨幣を発行できることを知っていた、イギリスは画期的な制度を作った。

それは「中央銀行の設立」つまりイギリス政府専用の銀行、イングランド銀行の設立である。

イングランド銀行

何しろ借用書さえあれば貨幣発行を無限にできるのだから戦争中のイギリスには渡りに船である。（無限といっても今と同じくインフレ率などが制約なのは言うまでもない）

そして、イギリス政府は公債を発行し、イングランド銀行に持ち込み、イングランド銀行券、つまり現金紙幣を発行させ、調達することで戦費調達という足かせなしに戦うことができた。

結果、百年戦争に勝利したイギリスは覇権国となる。

そして、中央銀行であるイングランド銀行が公債を政府に提示して「返済しろ（公債の償還）」と求める訳もない。

大量に公債を発行した、当時のイギリス政府の「公債対GNP比」（今でいう「債務対GDP比」）は一時は288%と、現在の我が国を上回っていたが、特に何の問題もなかった。

❸をまとめると、中央政府と中央銀行の「統合政府」において、おカネが足りなくなることなどあり得ないということが分かる。

※もちろん、おカネは発行できるが、高インフレ状態だから発行額に上限ができる場合など、様々な制約はある。しかし基本的に「政府にカネがない」などは、あり得ないのである。

さあ、では最後におさらいです。

❶で分かったこと。

・貨幣とは「価値のあるモノ」ではなく、（貸借関係の）単なる記録、データに過ぎない。

❷で分かったこと

・信用さえあれば、「書くだけ」で貨幣を無から発行できる。それを活用して貸付を生業とした銀行業が始まった。

❸で分かったこと

・政府+中央銀行の「統合政府」において、「カネがない」などという事はあり得ない。

補足

3つのイノベーションのうち特に❷ゴールドスミスノートの話を自分の言葉でスラスラ説明できると信用創造の理解にも繋がると思います。

以上！

今日はここまで！では恒例の歌

「政府の赤字は、みんなの黒字」😀

「政府の黒字は、みんなの赤字」😰

「みんなの黒字は、政府の赤字」😉

2023/3/22（累計1114回）

じっくり「正しい貨幣観」③