Third 
『第一志望校合格への分析と改善』 




 

皆さん、どうも
受験ハッカーRENTA です!!

前回の『第一志望校合格へのポテンシャルの最大化』では、
志望校の過去問を通じて勉強をすることが、
最短で合格できる勉強方法であることを根拠と共に伝えました。
 

前の記事を読むことで、合格するには、
過去問が最強の良書であることが理解できたと思います。
しかし、理解しただけで、最初から具体的に行動することは、
至難の技です。

 

なぜなら、過去問を解いてから具体的にどのように、
第一志望校に合格するためのツールとして利用するのかを、
伝えていないからです。

 

学んだことは、使えるようになって初めて価値が生まれます。


そこで、今回は過去問を使い合格するために大切なポイントを
具体的に伝授します。

その代わりに、ガンガン成績伸ばして合格してください(笑)

また、現実的な話をすると、合格に向かってどれだけ効率的に勉強しても、
そもそもの第一志望校との差がありすぎて、時間的に本番までの準備が
間に合わなく、涙を飲むケースがあります。

そこで、物理的に時間が足りない中でも合格を可能にする
解決方法も伝授していきます。

是非あなたの勉強にどんどん活用してください。

 

 

:自己分析と改善が合格に不可欠である

受験生の最大の目的は、第一志望校に合格する事です。
 

合格に必要な条件とは何か?

 

入試本番で志望校が提示する試験範囲において、

志望校が要求する学力以上の実力を身につける事

そして実力を本番に発揮する事が必要十分条件となります。


 

そこでまずは、本番のレベルを体感できる過去問を使い、
志望校レベル以上の実力を身につける事が重要となってきます。

 

実力をつけるために、志望校とあなたの現状学力との差を
視覚化・言語化し、差を埋める努力をする必要があります。


 

では、どのように志望校までの差を視覚化すれば良いのでしょうか?

 

話がずれますが、志望校と自分の実力差を、
偏差値というアバウトな物に頼ると
志望校に合格する難易度が上がると考えています。

 

例えば、A判定が出た模試の試験範囲が、
志望校の試験範囲に含まれていなければ、
偏差値を基準に、合格安全圏内と判断されても実際合格できるかは分かりません。


逆に言えば、模試でE判定を出されたとしても、
志望校に出される分野にだけ、合格最低点以上の

学力を持っていれば受かる可能性はかなり高いと思います。

仮に、志望校の範囲以外の学力は低いとしても・・・

 

つまり、総合的に勉強が出来る事より、

志望校の合格に特化した偏った学力の方が最短でかつ合格しやすいのです。

この理論は、僕が合格ナビゲーターとして

あなたを第一志望校に合格させる自信がある
一つの要因でもあります。

 

話を戻します。

志望校と自分自身の実力との差を客観的に視覚化するための手段として
過去問から『自己分析』をします。

 

そして、自己分析をした後に、志望校との実力差を埋めるために
改善を行います。

この一連の流れを繰り返す事で確実に合格に近づくのです。

 

流れが上手く作れるようになると、
勉強に無駄が減り、合格に必要な事しか勉強しないため、
学力が伸びている日々を感じれる様になります。

 

実は、これは、僕が成績が伸び悩んで苦しかった勉強から、
毎日が楽しくて勉強の魅力を知るようになったきっかけでもあります。
 

:自己分析と改善
 



 

一つの答えがある入試問題には、時間を無限に使えることを条件にすると
上の4つのグループに分ける事ができます。


過去問を使い自己分析する上でまず注意して欲しい事は、
②③④を全てミスと捉えて考える事です。

つまり、②③④に当てはまる問題があなたと志望校との実力差です。

ポイントは、②です。
その試験では正解したとしても、根拠を持って正解していない物は、
次に似た様な問題が出た時に間違える可能性があるため、不正解と
判断します。

では、ここから②③④のグループから具体的な分析方法と改善策を
伝えます。

 

分析と改善 
ケアレスミス

ケアレスミスをした時に、集中力が無かっただけで
本番ならミスなんてするはずがないと考えている人がいます。
 

ケアレスミスをどれだけ重く捉えられるかで、
合否が決まると言っても過言ではありません。
 

人は、どんなに意識しても失敗をする生き物です。
ケアレスミス対策を集中力に頼るのは、
集中できるかどうかの賭け勝負に近いです。
 

そのため、確実に合格を狙うなら、
ミスを減らし、かつ
ミスに気づく事ができる仕組みを作る事が大切です。

 

ケアレスミスは、思い込みや無意識に癖で生じます。
そこで、次に同じミスをしないために、
ミスをした時の状況を思い出してみましょう。


必ずミスをした原因が見えてきます

 

ミスの原因が見えたら、
ミスをしないためのルールを作り、
ミス対策の量と質を上げていきましょう。


また、忘れることを防止するために、
ケアレスミス対策だけをまとめたノートを作るのも
効果的かもしれないです。

 

分析と改善 
忘れていた・知らなかった

どうしても、過去問を解く事で、
忘れていた分野や知らなかった事が出てきます。

次に問題で出ても必ず正解できるために、
忘れていた・知らなかった分野を徹底的に練習しましょう。
 

試験の結果が悪いと、科目ごとだったり、分野ごと勉強をやり直す
人がいますが、勉強する事が目的になってます。

できてないポイントだけ抑える勉強にするだけで、
勉強量が減り、効率の向上ができます。
 

また、弱点補強は、苦手な意識が強いと後回しにする可能性があるので、
いつまでに、どの様な形で、何をやるのかを具体的に決めるのも
一つの効果的な方法です。

 

分析と改善 
正解に持っていくためのアイデアが無かった

合格に大切な事は学ぶ事ではなく学んだ事の使い方です。


問題を自力で解く事ができなかったけど、
解説を読めばなぜ正解なのか理解する経験ありませんか?
 

なぜ、自力で正解に持っていく力が無いのか。
それは、学んだ事を使って正解に持っていく思考プロセス
頭の中に無いからです。

 

思考プロセスを知るためには、二つの方法があります。
1 自力で考えて生み出す
2 経験として理解し学ぶ

 

『第一志望校合格へのマインドチェンジ』で書きましたが、
受験はアインシュタインの様に、
相対性理論を生み出す頭の良さは必要はありません。

 

『2 経験として理解し学ぶ』のように、
過去問を解き、思考パターンを経験し、理解して
使えるように練習すれば良いのです。

 

そして、圧倒的な思考プロセスの蓄積があって初めて
『1 自力で考えて生み出す』が出来るようになってくるのでは
ないでしょうか。

 

実際は、自己分析は細かく見れば見るほど、
問題点は幾らでも浮かび上がってきます。

しかし、まずは今回紹介した視点をマスターして
分析レベルを上げ、そして学力のレベルアップに繋げて欲しいです。

 

:相手を分析する

先ほどまで、自分の学力を高める事に焦点を当てて
自己分析と改善の大切さと方法について伝えました。

 

これだけでも、合格する事は十分可能です。
しかし、物理的に勉強時間が足りなかったり、
より合格する可能性を高めるためには
志望校を分析』する事が重要です。

 

志望校の合格最低点が全体の6割であるならば、
4割は捨てても合格します。

試験問題において、何に時間をかけて、何を捨てればいいのか
瞬時の判断が合格の鍵を握ります。

 

例えば、過去問を解いて、
英語の結果が40点(100点中)だったとします。
しかし、過去問を自己分析した後に、
解く問題と捨てる問題を変えるだけで
結果が60点に上がることがあります。

んなことあるのか?と思った方。
本当にあります!


実は、点数を伸ばすために、
勉強以外で点数を伸ばす手段が存在するのです。

 

意識する事は、『点数の生産性です。

 

制限時間のなかで、自分の実力を最大限まで点数に直結させる事
が出来ると、志望校の学力に達していなくても合格することを
可能にできます。


 

:彼を知り己を知れば百戦殆からず

 

彼れを知り己れを知れば百戦殆うからず

 

敵を知り自分を知れば何度戦っても勝つ事ができる


 

これは、2500年前からある「孫子・謀攻編」の格言です。
全ての勝負において、
いかに準備するかが勝敗を決めると言っても過言ではありません。
そして、今回お伝えした『分析と改善』も孫子の兵法の考え方に近いです。

時代が変わっても、本質は変わらないのではないのでしょうか。



:最後に

受験の合否は、確率論だと考えています。

入試試験で合格できるかどうかは50%ではありません。

例えば、全部で100枚ある宝くじがあるとします。

1枚だけ買うと当たる可能性は1%です。

しかし、70枚買うと70%まで可能性が高まります。

 

受験も同じです。
全ての可能性において、どれだけ対処できるカードを持っているかが
合格できるかどうかのカギとなります。


つまり、どんな状況がきても、
対処できる状態にすることが入試の準備です。



 

PS
自分を知れば知るほど、道が果てしなく続いている事に
気が付きます。

そして、物事の奥深さを実感するのです。

時には、自分が未熟である事に苦しむ事もあるでしょう。
しかし、自分を未熟だと思った人間にだけ新しい道が見えてきます。
未熟だから、成長する可能性があるのです。
さぁ、一歩ずつ道を進んでいこう。

 


次回 

『 Fin 合格ナビゲーター』