ぼくのいじめ | のらぶろ !

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イジメニュースや記事、多いなあ。

ぼくも かんがえてみるよ。



俺が21歳ぐらいの時のこと。

ある会社に派遣されることになった。

初日、エレベータのところで、ガタイのいい兄さんに「なんだ?お前。なに見てんだよ!」

とすごまれた。

俺はすぐに満面の笑みで「おはようございます!」と深くお辞儀してやった。

それが始まり。



まぁその人はサブプロジェクトのリーダーで、8人ぐらいのチームを纏めてた。

どう考えても、不良っぽい言動と見た目。


俺は少し離れた別のチームに配属された。

ま、そっから日々「なんだあいつ」的なイヤミや悪口が聞こえてきてた。

それでも俺は別のチームで忙しかったし、仕事上、まったく関係なかったので

気にせず、自分の仕事をしてた。2年ぐらいかな。



その時の自分のチームは5人。

30代リーダー1人。30代サブリーダー(だけどフロアが違うのでほとんど居ない)

若手の社外プログラマ(俺)、40代ベテランプログラマ2人。



このときはコンピュータの主流がパソコンになったばっかりで、リーダーもあまり技術的なことは

よく分かってなかった。

フロアの違うサブリーダーは、技術的なサポート要員なわけ(メインの仕事は別)

40代のベテラン二人は、経験といえば大型コンピュータのみなので、実質戦力は俺だけ。



リーダー「のらくん、これやってくれる?」「それはパソコンでは出来ません」

40代「おい、のら!これどうするんだ?」「その本のまんなかぐらいに書いてあります」

こんな感じで仕事が進んでいったので、不良兄さんは面白くないわなw



せっこいイジメがだんだん悪質になってきた。

俺が専門書をとりに行くときに、後ろを通れないようにわざと椅子を引いたり。

掃除のおばちゃんに「あそこはウチラで片付けることになってるから」あそこってのは俺の席ね。

せっこいだろ?

俺も遠回りしたり、自分のゴミ箱だけポンと捨てればいいだけだから、実害はたいしたこと無いの。

でも、そんな毎日が俺にとって面白いわけも無く。

社外の人間だけに爆発するわけにもいかないし。

じわじわと凹んできた。



そんななか、下のフロアからプロジェクトを終えた余剰人員が引っ越してきた。

12~3名。

俺のしまの隣に。

そこに女性が3人。

一人は小柄で男受けしそうな可愛い感じの女性(バツ1)

一人は大柄でキリッとした感じで、その3人のまとめ役。

一人は3人でいることが楽しくて仕方が無い個性なし。


このまとめ役の女性に目を付けられた。

やっぱり知らない若い男が、年上にビシバシ意見を言う生意気なガキが気に入らなかったんだろう。
(今思えば、俺も若くて、確かに目を付けられても仕方が無い態度)

纏め女は不良兄さんと違い、見た目や言動の内容をジクジク攻めてきた。

実はこっちのほうが精神的に来た。



俺は席が二つあって、一日の半分ぐらいはその3人組と向かい合わせになったから、よく聞こえてくる。

聞きたくない雑音が入ってくると、仕事に集中できないし、内容がまたえげつないww


かなり精神的にきつかったけど、プロジェクトはもう終りかけだったので我慢した。

だけどすぐ後にさらに余剰人員が5人ほど合流。

これがヤバイ。



もともと余剰人員なんで、そんなに出来はよくない上に、暇だからね。そいつら。

その大人数の余剰人員で、スーパーお調子者がwwww

声もでかく、頭も悪い。どんな話題でも入り込み、自分が楽しければOK。



やばいなこれ・・・



と思った瞬間。


(空気を読んで)「だれコイツ、こんなんいたっけ?」

キター・・・。

こっからエスカレートするまで早かった~。


纏め女が吹き込み、調子者がありえないぐらい酷いことをデカイ声で言い、周りが笑う。

それも暇だから一日中ずーっと。

ネタなんてすぐなくなったけど、ありもしないこと、俺の未来とか過去とかテキトーに。

まぁ。感心するぐらい酷いこと言ってたなあ。


そんななか3人の女性のうち、男受け女が一言。

「ひどいよ。わたし、ああいう人好きだなあ。悪い人じゃなさそうだし。」

ヤバイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

俺はその言葉が嬉しかったけど、爆弾に火がついたのを目撃した!w



今までそんなに積極的に参加してなかった男共が当然、ガンガン発言するようになる。

「なんだ。あんなバカ!相手にしないほうがいいよ」みたいにね。

こうなると俺の一挙一動監視され、全てがネタに。


もう毎日、辛くなってきてた。

夜寝る前に「明日は今日ほど酷くはない」と思い込まないと眠れなくなり

朝起きれば「今日が始まる。」と泣きたくなる気持ちでスーツを着るようになった。


通勤の街並みも、映画のシーンだった。

自分はそこにいるけど、まわりの人間はテレビかなんかで見てるようにみえてた。

酷いときはセピア色かモノクロで、景色が全て色を失ってた。



「知ってる?アイツって愛想笑いバレバレ。目は笑ってないのにハハハと口だけよ。見ててみ?」

「ね~のらくん、あれどうなってるの?」(わざわざ話しかける)

「あ、はい。私はよく分からないんです。」(なるべく不自然でないように)

「ほんとだー!www」(まわりの声)



こんなんされてみ?



声が怖くなった。

努めて無表情でいるようになった。

(当然それもネタになるわけだが)



「のらくん、あれどうなってるの?」

「あ、ああ、、あああ、はい。わ、わ、わたしはよ、よく分からないんです」

こういう感じでしゃべるようになり(吃音)

治らなくなった。



そんな毎日を送っていたら、またヒソヒソと。

「あいつ、ピクピクしてるだろ?いつも。笑えるwww」


?(なんだろう?それ)


「のらくん、あれどうなってるの?」

「あ、ああ、、あああ、はい。わ、わ、わたしはよ、よく分からないんです」

このとき、目の下や口の脇が勝手に引きつるようになっていて、俺の手は無意識に頭やほっぺたを凄い速さで触りながらしゃべるようになっていた。
(チックですね・・・)



ここまで来てやっと、俺は助けを求めた。

自分の会社から来ていた先輩。別プロジェクトだが同じフロアにいた。


その人は俺のことを可愛がってくれてはいたが、全てが温和な人だった。

「のらくん、酷いとは思うけど評価してくれる人はちゃんと見てるから^^」

そんなことは十分理解した上での、現状の不満なんですが・・・


この人に恨みはない。

本当に人畜無害な平凡すぎる人生の人だったから相談は無理!wwww

(てかあの時2歳ぐらいだったタクヤくん、もう高校生か、早いな)



そんなある日、会社に行くと、机の上にチラシのような紙が20枚ぐらい置かれてた。

ウンザリする気持ちでチラシを見てみたら「○○メンタルクリニック」と書かれた同じ紙がたくさん。

そう、そこ行けってことか。親切なら1枚で十分だろ・・・・。


その時は本当に人生に絶望していたし、逃げることも怒る事も忘れていた。

でもメンタルがやばいのか?というキッカケでネットで調べてみた。

吃音

チック

灰色の世界

朝の絶望感

明日への恐怖


まー色々と引っかかりましたわwwwwwwwwwwww

自己診断テストなんてやってみれば「今すぐ病院にいくべきです」って確実に出た。

でもね。

このときは凄くうれしかった。

やった治る!って思ったからね。これだ俺!ってwww

人間、現状が最悪でも、意味とか理由がわかれば意外と大丈夫よ!!!マジで!


本当に嬉しくて、課長に「すみません!用事があるので早退します!^^」

このときはチックも吃音も不自然な笑顔も無かったんじゃないかな?


そのまま病院へ。

先生に現状や、自分の気持ち、不安。全てぶちまけた。

2時間ぐらいはしゃべったかもしれない。体が震えて、涙も止まらなかった。

「うんうん」「それで?」「キミは?」ぐらいしかしゃべらなかった先生が一言。

「今まで出来事は半分は本当だろう。半分は自分がこれは自分に言ってるんだ!と思い込んだことだろう」

・・・・んなわけあるかーい!

今から会社帰って一人ずつインタビューするぞー!

ま、いまならそう思うけど。

それからはしばらくその言葉を信じて、処方薬を飲むことにした。



病院の次の日、初めて会社を遅刻した。しかも無断で。

別にやってやろうって感じでもなく、なんも考えずにそうした。

会社に行っても、雑音は相変わらずだけど、俺はもう別人になってた。

仕事もはじめずにインターネットで遊んで帰った。

それから毎日、遅刻、早退、欠勤。そのほとんどは無断。

仕事はスケジュールが厳しくなったら真面目にやってギリギリ上げてた。


自分の机に座る時間も減って、喫煙所の近くのブースにこもってた。

お偉いさんが「おい。あいつ、自殺するんじゃないか?お前話聞いて来い。しんどくない程度にな」

「こんにちは。のらくん。どうしてここにいるの?誰から逃げてるの?」

「どうでもいいだろ。仕事はしてます。誰か困ってる?ここで仕事することに。」(ギロ)

「いや・・・別に・・・わかった。がんばってね。」

「私、この書類読んだら帰るんでヨロ。」(スー)



まー凄い態度だったと思うよ~俺www

とにかく無表情でテキトーで、なーんにもしないんだもん。

過去の実績や、実際に技術持ってるの俺しかいなかったから、逆手にとっただけ。



でも戦うとか復讐とか考えてなかった。



友達が出来たからね。

俺のことを前から慕ってくれてた無口な男とよく話すようになり。

その仲間とも仲良くなった。

定期的にあった社外の飲み会にも誘ってくれたし(そんなんお知らんかったw)

社内の秘密メーリングリストにも加入させてくれた(よう作ったなおいw)

他にもとんでもない悪事をいっぱい一緒にやってた。

すげえ楽しかった。




ある日の飲み会で「のらくん、キミの技術なら他所へ行けば給料3倍にはなるよ。こんなとこでいつまでも遊んでちゃダメだよ。」

「そうなの?3倍?マジか。明日会社辞めるわ。いままでありがとう。」

その会社を辞めて、他のところでは本当に3倍になったがそれは別の話。

虐め会社に4年以上もいたってすげえだろ。

(その飲み会にはそれでも誘いが来てた。ありがとうMさん。)



だけど、会社を辞めたその日から別の苦しみが。








単純なこと。













怒り










今まで経験したこと無い怒り。

ずーーーと耐えてきた事が、耐えなくていい状況になった瞬間、爆発した!!!

すさまじかったよwww

寝ても覚めてもそいつらを殺すことばかり。

布団の中にいても握りこぶしで壁を殴って起きるぐらい暴れた。

どんな殺し方をしようか、大真面目に考えてた。

地獄より酷いよ。その時の俺の頭の中。



もともと千葉の田舎で荒れ狂った環境に育った俺が、今まで我慢できてたことのほうが奇跡。

とにかく怒りのやり場が無くて、苦しかった。





一人で暴れ、叫びまくり、自分の頭を壁に打ち付けるぐらい記憶が苦しめた。

あいつら全員殺したい!!!!!!




街宣車をいくらでそこに周らすかとか、トカレフ一丁いくらとか。

本当に実現させる一歩手前。




今、これを書いていても怒りがまだある。



特にあのお調子者と、全てを知りつつ「死ぬんじゃネーか」と言った部長。

今でもこの二人が目の前に現れたら、誰かが止めるまで殴りつづけるな。




あ、そうそう。これも書いておこう。

そのお調子者ね。下のフロアに奥さんがいたのよ。

奥さんは仕事して、旦那は余剰と判断されて上にやられたの。



俺のチックが出てきた頃、奥さんがそれを聞きつけたんだろうね。

凄い形相でウチラの席に来て、すさまじい声量で旦那をしかりつけた。

「あんたそんなことして恥ずかしくないの!!!」

まあ、普通の感覚を持ってれば言いそうなことを散々言ってくれたわ。


ところがそのお調子者

「いや、あいつが悪いんだろ?変なヤツに変だって言ってナニが悪い。俺がなんで怒られるんだよ。」


奥さんはこれに言葉を失ったwwwwww撃沈wwwww

たぶん離婚したと思うけど、娘までいたからなあwwwww

すげえバカだろ。死ねよ。もう生きてても仕方ないよ。害虫。




そういえば、不良兄さんとまとめ女はね、とっくの昔に「これはやりすぎ酷い」ということで

自らドン引きして、何も言ってなかったよ。

たぶんお調子モンの奥さんにチクったのそのまとめ女だと思う。

ま、不良兄さんはあんま関係ないけどね。



ま、怒りを抱えたまま1ヵ月後には別の会社で仕事バリバリやってましたとさ。



いじめに苦しんでいる人にはこういうアドバイスがいいよ。




まず逃げる



自分がどう努力しようが、全てがネタになるので、その場から逃げることが一番大事です。

相談してもその人は何かを変えようとするので、時間がかかります。

まず逃げること!





好きにする




逃げたら自分の好きにしましょう。

学校行かない。仕事しない。

そうするとこで、今までの自分が嘘みたいに変わります。

「自分が変わらなきゃ」って思うのは当然だし、それは正解。

自分を変えるには、自分の好きにするのが一番です。

我慢しないってだけで、別人になります。

俺もチックや吃音なんかそれだけで治ったしね。




この二つでOKです。

もう虐められる場所にはいないし、虐められる性格もないです。



あとは見た目とか友達とか、少しずつ自分の環境を整えればいいんでーす。



ふー・・・・ながかっただろ?俺の話。

ドンだけ長いかはしらんがな。俺もただ好きに書いただけだ。

だれかが「垂れ流しちゃう!」って言ってたから俺も垂れ流してみたwww


垂れ流し最高!

一応、書くことおわったっぽいんで、ジュースのみに行ってきます。

ぐばい!


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