むしょうの愛のかたち
彼には
わかっている
わかっているのに
身体を、いのちをけずり、なんのみかえりも考えず。
ただ
ただ守るものたちのためにとびこんでいく。
そんな彼になんて言えばいいんだ。
今朝、朝食を一緒に食べたね。
それが最後の家族との思い出になるなんて。
わからない。
わかるはずがない。
行けば愛するものたちと永久の訣別
わかっている。
わかっているのに。
彼は死の灰が舞う世界へ、とびこんで行った。
なぜって。
ただ守るものたちのため。
そんな彼に
心から、ありがとう。
そして家族の方に、ありがとう。