それは それは 遠い昔の 昨日のことじゃった・・・・・・
とある家族の 母親と2人の子供が
『教育相談』という名の下に行われる
担任との語らいの場へ 出かけた時のことじゃった
道を歩いている時すでに 不安な兆候はあったのじゃが・・
なぜか 息子の両手には
『計算ドリル』なるものと
『漢字ドリル』そして えんぴつ
何故か 捕まえたばかりの バッタ2匹(虫かごの中)
母親は 何故 そんなものが必要なのか?
不審に思っておった。
最初に 語りあったのは 長女の担任じゃった。
担任は
毎年悩む 娘へのイジメの兆候が
今年は まだ 無く。
友達と仲良く 楽しく 元気に過ごしている事
苦手な事にも挑戦している事
文章を書いたり 絵を描いたり 女優ごっこをしたり
表現することが とても好きで のびのびやってる事
とても 有意義に語りあったのじゃった
そして 続いては・・・・
息子の番じゃった。
担任は 開口一番 母親にではなく 息子にこう言った
『ドリル見つかったんだね 本当は学校で全部 やらせるつもりだったけど
失くした!なんて言うから 家に帰したけど あったんだね
これが 終わらないと 夏休みが始まらないからね』
・・・・・( ̄□ ̄;)!! みんながちゃんと終わらせた 1学期の宿題が
こいつは まだ 終わってなかったのか・・・・・・
それで ドリル片手に ついてきたのか・・・
先生のご機嫌取りに持ってきた バッタも・・・
担任は スルー
改めて 母親に向き合った担任は
『成績は・・・・算数は 9割出来ます 意外でしょうけど』 ←オイッ
『国語は 2割・・・
算数のようなものは 飲み込みはいいと思うんですが、
国語のように 家での繰り返しの練習などになると・・・
そのバランスが 悪いですね。
やれば 出来るはずなのに』
・・・はぁ・・・はいσ(^_^;)
『ゲームは 取り上げた方がいいですね』
・・・はぁ・・そうですね(;´▽`A``
『あと 遅刻 忘れ物 今のうちにクセを直しておかないと
中学では 内申書に響きますよ
就職も・・・・』
(-"-;A
『まず 2学期に 頑張って欲しいのは
遅刻しない
服は毎日 着替えてくる
靴下も履いてくる
ズボンの前後ろ 間違えない』
・・・・・ (=◇=;)
『お母さんも 一貫して 泣き喚いても 引かないで 強く言う』
・・・・ o(_ _*)o
『大きくなって 苦労するのは 〇〇くんですし
〇〇くんが 大変なら 家族も大変です。
みんな 大きくなって手が離れた頃に 苦労しますよ』
・・・・| 壁 |д・) 穴があったら 入りたいんですが
唯一 誉められた事・・・
『肩もみが 本当に上手ですねー 夏休みに借りたいくらい』
・・・・肩もみにお貸ししますんで
住み込みで 生活指導してやってくれませんかねぇ・・・
(ココロの声)
『とにかく そのドリル 仕上げて 明日の朝 8~職員室に持って来なさいね』
・・・・ 親子3人 いや 実質 母親だけ
どっと疲れて 家路についたとさ
・・・が 玄関で 気付いた
日傘を学校に忘れてきたぁΣ(~∀~||;)
あまりのショックに 日傘も忘れるわよ
学校 2往復 (近いんだけど)
その夜のことじゃった
母親は その話を 父親に話したそうじゃ。
父親はこう答えた
『男の子なんて そんなもんじゃないの?』
゚・゚*・(゚O゚(☆○=(`◇´*)o くらぁ~~~~~~っ
それなら 貴方が 担任と話してこ~~~~~~~い
夜が明けて・・・
計算ドリルと
漢字ドリルを ランドセルに入れて
誰も歩いてない 通学路を進み
職員室へ向かった 男の子は・・・・
1時間後 家に戻り
『間違え直ししてたけど 先生時間が無いから
また 明日も来なさいって』
キミの夏休みは まだ 始まらない・・・・・
めでたし・・・めで・・・
たく ないやん( ・д・)/--=≡(((卍