最近見て、衝撃を受けた映画
自然や精霊と共に生き、
輝く笑顔で歌う人々
豊かな熱帯の自然の中で遊ぶ子どもたち
そんな美しい映像で始まるのですが・・・
その裏側にある
知らなかった事実
悲しくて恐ろしい現実
人間ってなんなんだろう と思った
こんなに酷いことができてしまうものなのだろうか？
その現実は、私が見聞きしてきた
沖縄の歴史とも重なるものを感じました
でも、ティモールの人たちは、
自分たちの家族を殺した相手に対して
自分たちは武器も争いも望んでなどいない事
ただ、先祖から暮らしてきたこの土地で
平和に暮らしたいだけなんだという事を
粘り強く話して聞かせ、
無傷で返すという地道な努力をこつこつと続けたのだそうです
そんなこともまた、
人には出来るのだという驚きもありました
ネイティブ・アメリカンの人たちも、自分の家族を殺してしまった青年を、家族として迎え入れ
その青年は自分の罪を悔い改め、素晴らしい家族の一員になったというような話しを聞き驚いたことがあります
憎しみは憎しみを生む
その連鎖を終わらせるためには
憎んではいけないのだと
ティモールの人たちも言っていました
また、
自分たちを攻撃する相手は、自分たちに対して恨みがあるわけではなく
上から指示されて、薬を与えられて錯乱状態にされたりもして、こんな事をしてしまっているのだと
実際に手を下してはいない、裏でこの争いを指示し、資金で支えている人たちがいるのだという事をティモールの人たちは知っていました
そこに日本も大きく関わっていたことに驚き
何も知らずに過ごしてきた自分を恥ずかしく、情けなく思いました
その理由は、石油や天然ガスを安く手に入れるため
そんな事のために
裕福ではなくとも家族仲良く、その土地で平和に暮らしていく事を望んでいる人たちに
なんの権限があってこんなことができてしまうのか
ほんとうにほんとうに理解ができなくて
悲しくて悔しくて恐ろしくて
涙が止まりませんでした
そんな出来事を
心では泣き続けながら、
愛と思いやりと音楽で乗り越え
輝く笑顔で生きている
そんなところもまた、沖縄の先人たちと重なって見えました
ティモールの人たちの言葉
人類はひとつの兄弟なのさ
父もひとり、母もひとり
大地の子ども
憎んじゃだめさ、叩いちゃだめ
戦争は過ちだ
大地が怒るよ
日本人は、この映画を見た方がいいと思いました
この事実を知った方がいい
目を覆いたくなる現実だったけれど、
私は、知る必要があったと感じました
報道されていることだけを信じていてはいけない
真実に目を向けていくこと
人の愚かさ、恐ろしさ
人の強さ、美しさ
人間ってなんなんだろう
地球ってなんなんだろう
私に出来ることってなんだろう
簡単には消化できない
色んな事を考えさせられる映像でした
Lokah Samastah Sukhino Bhavantu🙏