先日、誕生日を迎えました。

よく[この歳で嬉しくない]と言う方がいますが、それはこの先何十回も有るからですかね。

では後、10回も無かったらどうですか?

そもそも誕生日はこの歳まで生きられた。親に感謝する日です。

残暑厳しい中、汗だくで痛みに耐え産んでくれたそうで、とりあえず親より先に逝かなくて良かったと思う。

出産には腹かっさばいてとか、会陰切開など産んだから終わりではなく、トイレ行くのも苦痛な日々を送ってるのが通常。なんで保険適応でないのか常々思います。

男性は分からないかな?陰嚢と肛門の間にメス入れて縫われると思ってください。痛いよ。座るのも悲鳴です。

私に出産経験は無いですが、子宮体がんになった時、宿してもないのに癌細胞を掻き出す掻爬手術を2度やりました。足を伝って流れる血は、私をオペ室のトラウマにするに充分でした。

ばね指の手術で予想外にオペ室に連れてかれ、もうオペ室ってだけで膝が震え、髪の毛キャップ被らされ、細い術台に登って天井の丸い大きなライトを見ただけで涙が溢れて止まらなくなった。オペ看に[まだ何もしてないよ]と言われながら、ガーゼで目を拭ってくれました。

オペ室は全部で9回も。放射線で子宮の内腔照射術を受ける時は麻酔かかってるのに悲鳴を挙げてたそうです。それも3回。

元々の難病では40年選手。

こんな私が誕生日を大事に思うのはおかしいでしょうか?悪い事ですか?

私はこれからも遠に年齢を追い越した主治医の前でパンツを脱がなきゃならない。

どんな気持ちだと思います?

頼りにしていた大先生はとっくに定年して息子みたいな医者に身を委ねればならん。

大先生が言ってたリミットの歳まで後5年。

先生は神様では無いのでプラス1年でも逆らってやろうと思う。だが使ってる薬が廃盤になったり薬が入荷しなくなる憂き目にあってる。医者の次は政府にコロされそうだ。

日数だと2000日無いのよ。

だから誕生日は特別なの。