私が通う名画座で、台湾映画「一秒先の彼女」をみた。発想自体は奇想天外すぎてちょっとついていけないところがあった。でも、心に残ったのは「誰にでも丁寧に接しておくべきだ」ということ。

 

主人公の女性は、自分がまだ5、6歳の時に同年代の男の子に親切にしたことを、完全に忘れていた。でも、その男の子はそれ以来彼女をずっと思っていた。

 

そういうこと、あるよね。逆もある。つまり、辛く当られたことは恨みとして忘れられない。

 

打算というわけではないが、他者には誠実に。中立の人には誠実に、ちょっとマイナスにあたられても「スル〜」(柳や、暖簾みたいに)。そして、よくしてくださる人には誠実に。

具体的には、挨拶はこちらから、感謝はこまめに表す。時には物でもお礼を。