Aちゃんのご主人は、もともとおとなしそうな優しそうな方、むしろ少し気が弱い方なのかなという印象しかありませんでした。


だから、ご主人が窃盗、失踪、自殺未遂を行ったことはとても驚いたし、怖いと思いました。

その時に私は人生で初めて「ギャンブル依存症」を知りました。ご主人の動機が「パチンコ代」だったからです。

その言葉自体は聞いたことがあったかもしれませんが、とても遠くの出来事だと思っていました。それが初めて身近な出来事として感じられました。


あんなに優しそうな人が、冷静な判断ができず犯罪を犯す。ギャンブル依存症はとても怖い

その記憶があったからこそ、今回夫の借金と自殺未遂が発覚した時にすぐに「ギャンブル依存症に違いない、これは自力では治せない恐ろしい病気だ!」と確信して、その日のうちに心療内科数カ所に連絡してカウンセリングにつなげることができました。

それは結果的にはとても良かったと思っています。


ずっと前の私は、ギャンブル依存症なんて他人事と思っていたはずですが、人生なにが起こるかわかりませんね。


そして、目下の私の最大の心配事は、夫が窃盗などの犯罪を犯すことです。

ギャンブル依存症とは、どんなに優しそうな人でも、犯罪と無縁そうに見える人でも、心のコントロールができなくなる病気です。


借金はまだ何とかなります。自分達家族だけの問題です。

犯罪はそうではありません、被害者が出てしまいます。夫が犯罪を犯すことなく無事に生きていけますようにと毎日不安と戦っています。