実家へ帰省し、地元の大学病院で検査や治療を進めていくことにした。
まず、PET検査を受けた。
PET検査は、ブドウ糖(だったかな?)を注射し、それがどこで消費されているかを確認する検査らしい。
悪性の腫瘍は特に多く消費するため、PET検査によって悪性かどうかの判断がつく場合がある。
また、PET検査は全身を一気に見ることができ、悪性腫瘍が転移していないかの確認もできる。
私の場合、骨盤(患部)がちゃっかりと光った。
ただ、悪性じゃなくても光る場合があるとのこと。
また、他の場所に転移は見られなかったが、小さすぎてわからないだけかもしれない、とも言ってた。
結局何も分かってない、と言えるが、重要な参考ではあるのは間違いない。
そして、悪性かどうかを決めるため、ついに針生検をすることに。
医師の方は、できればこれで悪性かどうかを確定させたいとのこと。
確定しなかった場合、切開生検でより多くの細胞を取る必要があり、
それだけ治療の開始は遅れるから針生検のみで終わらせたい、というのは私も同じだった。
そして入院初日。
まずは採血をし、そのあとすぐに針生検をおこなった。
針生検の話をすると、局所麻酔をした後お尻に太い針を刺すだけ……らしい。
らしい、というのは、私はうつぶせの状態だったから目で確認できなかったのだ。
局所麻酔の注射は何回かやったが、それが一番痛かった。
とはいっても、本当にチクっとするだけ。 つまり針生検はそんなに痛くなかった。
ただ、大量に血が出ている感覚と、太い針を尻の奥でグリグリしている感覚がめちゃくちゃ気持ち悪かった。
痛くはないけど、もうあんまりやりたくはないかな。
そして、針生検が終わったら1泊して退院……ではない!
コロナの影響で、何度も入退院をするのはやめてくれ、と言われたのだ。
この日から、検査結果が出て、手術をし、リハビリを終えるまでの長い入院生活が始まるのだった。
次回は検査結果が出て手術の日程が決まるまでを書く予定。