s_kakunoのブログ

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仕事(IT、業務分析)のコツや考え方と、雑多な読書感想などを書いていきます。

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夢の国、東京ディズニーランドに行ってきました。大人になってから、行くのは久しぶりだったので、昔と比べてテーマパークとしてのレベルアップぶりにビックリしました。

中でも、入園および園内での行動に役立つワンデーパスポートの仕組みに感心しました。

入園の際はバーコードやQRコードをかざすだけ。なのでネットでパスポートを取得し、そのまま入園ゲートにピッでOK。

ショーの予約やファストパス(人気アトラクションの時間予約)取得の際もかざすだけ。そこでかざした日付と時間をサーバに送って記憶し、ズルして何回も予約することを防止。

考え方も仕組みも至ってシンプルながら、これで待ち時間や手続きの煩雑さを大幅に減らしてます。

そしてこのくらいのシステムなら、ソフトもハードも格安で構築できる。費用対ユーザエクスペリエンス(笑)は極めて高いです!

これは上流工程を熟知したエンジニアが練りに練ってシンプルイズベストな要件を固めたのか、あるいはテーマパークのプロフェッショナルがサクッと考えたのか分かりませんが、ITプロ等が「日本システム会社は人手と時間ばかりかけて大げさなシステムばかり作ってる!」と言ってることの解決策の一つとして、とても良い見本なのかなと思った次第です。

サッカー日本代表、ワールドカップ出場権獲得、おめでとうございます。

最後の本田選手のPKよかったですね。あのシーンをみて以来、頭からサッカーのことが離れません。

ただ、去年に比べてオーストラリアに押されてましたね。FWのケーヒルとGKのシュワルツァーの動きがとても良くて、日本も後半ミスが増えてたので、引き分けてホントに良かった。

これ、色々なところで指摘されてますが、日本代表は去年に比べて弱くなってますね。原因は良くわからないが。去年オリンピックであれだけやったんだから、ワールドカップでもなんとか勝ち上がってほしいですが。


さて、サッカーの育成のことで、セルジオ越後氏が素晴らしい提案をしていますね。
セルジオ氏はブラジルでプロとして活躍した後、日本にやってきて高校サッカーの練習を見たときに、補欠の多さとその扱いに唖然としたそうですね。そんで、日本のサッカーが弱い一因に、サッカー強豪校の補欠制度があると。


サッカー強豪校には、サッカー部員が100人くらいいるが、そのうち試合に出られるのは15人くらい。残りの選手はベンチを暖めるか、スタンドでメガホンを持って応援する。しかも試合に出られない選手は、厳しいセレクションを通った上手い選手であり、もし隣の学校に行っていれば、ダントツの主力選手になれる。

そこには二つの損失があって、一つは補欠の選手が試合に出られないため成長できないこと、もう一つは戦力が集中するため他のチームが弱くなり、強豪校の競争相手が少なくなること。

そこをセルジオ氏は、ひとチームの人数を18人くらいにするべきだと提言しています。そうすれば、強豪校から5,6チームが誕生し、そのうちトップ3チームくらいがお互いにライバル関係になれます。下位のチームも、いわゆる強豪でない一般的なサッカー部と真剣勝負を行うことができる。


サッカーが上手だが、たまたまの巡りあわせで試合に出られない選手(レアルマドリードのカカ選手みたいな)や、とにかくサッカーを続けたい選手(横浜FCの三浦知良選手みたいな)など、色々な選手の可能性を広げ、やりがいを満たし、成長を促すとってもいい案だと思います。


実は20年前の高校サッカーでも、練習試合は必ず二軍同士でも行ったり、一年生大会があったり、強豪校の3軍4軍と普通のサッカー部が戦うリーグ戦があったり、当時のサッカー部顧問の先生達もいろいろ工夫して、それに近い取り組みをしててくれたんですけどね。

ただまあ、そこで4軍として戦うのとか、公式戦は1軍の試合の応援や雑用として必ず帯同しなきゃならないとか、そういう部分はありました。そんなことに貴重な学生時代の時間を費やしたり、ユニフォーム代、用具代、交通費や食費を費やしたり、とても理不尽で不合理な話だと思います。


もちろん、好きな人はそれをやればいいんですけど。もともとサッカーをやるために、それなりに上手い選手として入部したのに試合に出られないことは、あまり良い環境とは言えないんじゃないかな。


だから、一つの学校に複数のチームを作ったり、ある程度移籍を自由にすれば、埋れてる選手もどんどんのびて、日本のサッカーがオーストラリアにヒヤヒヤしないで済む日が来るんじゃなかろうか。少なくとも、1,2年の間は先輩達がいるから試合に出れません!という状態はなくなるわけで。関係者の皆さま、何卒よろしくお願い致します。


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最近「激おこプンプン丸」と、「意識高い系」というネット用語を覚えました。

で、プンプン丸のほうは置いといて、意識高い系というのが、なんか読書とかSNSとか、そういうことへの積極性を否定するような感じなので嫌だなと。テレビに出始めたらロックバンドは終わりだよね、みたいな文脈で使われると嫌だなと。思います。


意識高いといえば、学生のころ「意識の高さ」という言葉を使ったところ、「意識って、何を指して使ってるの?」と怒られたことを思い出します。意識を高めるって言うと、なんとなく言葉が強くなって便利ですけどね。「ちゃんと意識持ってやっていけよ!」とか言えば、どんな説教でも締めに使えますよね。


で、たぶんサラリーマンで意識高い系と揶揄されるのは、こんなシチュエーションだと思います。

部下に仕事をいくつも頼んでいるが、いつもさっさと帰っていき、仕事の出来栄えも良くない。そんなに早く帰って何して遊んでいるのかを探ると、どうやらビジネス書を大量に買い込んだり、ビジネスマンが集まるセミナーに通っていることが判明。おいおい、そんなことをやる前に、まず目先の仕事をちゃんとやってくれ!と、面と向かって言っても聞かないので、「あいつマジ意識高い系!」と、居酒屋でグチる。

この上司の場合、本来は仕事の出来栄えが自分の期待通りでないことだけ認識してればいいんですけどね。人間なので、腹を立てて居酒屋でグチりもしますよね。

この部下が仕事をちゃんとやらないのはダメだけど、それと読書やらセミナーやらを結びつけちゃダメだと思います。

この手のタイプは、目先の仕事が嫌いなのかなんなのか、とにかく集中出来ていないということなので。それをなんとか現状打破しようともがいているところを、揶揄したらダメだろうと思います。

まあ「意識高い」とか悪口言っちゃうくらいに気になるということは、その人のことが好きなんでしょうね。


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5月2日はX JAPANのhideさんの命日ということで、まとめサイトやwikipediaを調べ出したら止まらなくなり、ポチッとしてしまいました。

YOSHIKI/佳樹 小松 成美著

X JAPANのYOSHIKIさんの半生の伝記です。
まだ半分しか読んでないのでアレですが、ミュージシャンとして世に出るまでが最高に面白い。芸術家というよりは、ベンチャー企業の社長のような、ビジネスや現実としっかり向き合ってるところがグッときます。

まず、中学まで学業はトップ、ピアノや吹奏楽でコンクール入賞、小学生からロックバンドを結成、有名な不良として喧嘩に明け暮れ、自宅には毎日日替わりで友人が5,6人訪ねてくるなど、リア充も舌を巻いて逃げ出すほどの充実した学生時代。そこから、音楽大学の入学を辞退してロックバンドをやるために上京しますと。

その後が圧巻で、ただ田舎から出てきた18の若者が、ライブハウスやレコード会社や法律事務所に出向いて情報を集め、20歳のころには自分でレコード会社を設立し、自分のバンドのレコードを発売。過去のヘビーメタルバンドには無いほどの売り上げを達成。その他のミュージシャンのレコードを軒並みヒットさせるも、社長業が忙しくて音楽をやる時間が無くなり、仕方なく大手のレコード会社と契約する。

これは、先輩ミュージシャンや音楽評論家などの作り手の論理には一切耳を貸さず、自分の音楽を広めるための手段として、レコード製作と宣伝の方法と必要な金額を徹底的に調べ、実行に移したことが成功要因だと思います。言うのは簡単ですが、こんなこと普通できませんよ。

Xがお茶の間に出てきて、国民がなんじゃこりゃ?となったのにこういう背景があったとは。。YOSHIKIカレー伝説とか騒いでた自分を改めたいと思います。

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昔買って途中で読むのを妥協した本を、どうしても今読んでおきたくなって気合いを入れて読み直しました。

『2020年の日本人 人口減少時代をどう生きる』 松谷明彦著

最近新聞の一面に「人口減少」とババッと掲載されて、ついでにこの本の著者がNHKで解説していたりしたので、この本をスルーするわけにはいかないと思いました。

さて、内容はマクロ経済学の研究者が、現代日本の問題提起と政策提言を分かりやすく展開するもの。話に無駄がなく、ごまかしや精神論や気合いやアゲが無い。全三章で、次のようなことを理解した。

1 日本人の働き方
「お金をもらう人がいれば、その分払う人がいる」ので、みんなが幸せになるには、「その地域、その人にしか作れない良品」を作り、「買ったはいいが思ったよりも使わなかったもの」を減らすことだと。そのためには、「機械から人間へ」と、投資対象を変えることだと。

2 日本人の住まい方
「人が集まりすぎても過疎りすぎても、維持コストがかさむ」ので、「各地方都市と周辺自治体で一つの経済圏」を作り、住むのにも維持するのにもコストがかからないようにする。加えて、地域ごとに特色を持たせ、「子育て世帯は郊外に、若者と高齢者は都市部に集約する」といった機能分離を図ると経済的。

3 日本人の過ごし方
「今の年金制度は破綻する」し、「国家財政の破綻」もそのうち来る。「経済成長」や「増税」は解決策ではなく、「財政支出の増加防止、安定化」つまり公共事業の削減や公務員の削減が必要。国家のサービスに期待しない「低コスト」の生活スタイルを確立すべし。


以上を知ることが出来ただけで十分読んだ甲斐があったが、それにも増して、経済学者が本気で書いた文章を読んだことがなかったので、その面で特に勉強になった。中でも、印象に残っているのが、ある現象が過去に定めた法律により惹き起こされているとする主張だ。

具体的にはこんな感じ。

・なぜ日本にだけ第一次・第二次ベビーブームが起き、今高齢化社会を迎えようとしているか?
「日本はベビーブームのさなかに、食糧難もあって、大規模な産児制限を行った。そのとき大きな役割を果たしたのが1948年に制定された優生保護法である。」

・なぜ日本の雇用制度は終身雇用・年功賃金制を基本として設計されてきたか。
「そうした設計理念は、実は戦前の軍事経済体制の産物である。年功賃金制は、賃金統制令(1939年)によって賃金が年齢別に公定されたことで確立をみる。(中略)そしてその賃金制度が戦後経済に踏襲された。むろん統制色は姿を消したが、その骨格に変化は無く、何よりも生活給という設計理念はそのままであった。」

どちらも、「日本人の国民性である。」と一言乱暴に答えられがちな内容を、具体的にカチッと答えている。これには感動しました。

読むのは大変だったけど、もっとこういう本を読んで、知識や知恵を身につけたいと思った。