「機能不全家族であった」という自覚

 「自分の家族は異常な点もあったが、それほど酷いものではない」 という受け止め方で自らを守ろうとしている。

「家族が家庭として機能をしていない」 「親が親という機能を放棄している」


・しつけ・訓戒等の家庭内ルールが一貫していない

・家事や弟妹の教育といった親の役割・責任を子供が担う

・子供が常に親の感情状態・行動等の様子をチェックする

・常に家庭内に不安や緊張、NGな話題等の暗黙の了解がある

上記はあくまでも一例

このような状況下にある家族は「家庭としての機能ができていない」と言える。

上記のような混乱や強いられる緊張は慢性的なものであり、それらを子供は「当然のこと」として受け止める。

 そして本来子供が追うべきではない様々な役割を追うことになる。

自分の家庭が 「機能不全家族」 であったのだと自覚をすることが、親から解放をされるための大切な一歩となる。