紅色道楽 -104ページ目

顔を探して

自分らしくいられるのはメイク前? メイク後? ブログネタ:自分らしくいられるのはメイク前? メイク後? 参加中

化粧をした顔は偽りの顔なのだろうか?
私は化粧をしてもあまり印象が変わらないタイプなので
「偽れるもんなら偽りたい」と思ってしまうが。

化粧に対する感覚は男女で大きくかけ離れている。

女性は化粧の上手い人を見ると「すごい」と感じる。
化粧をする立場からすると、その難しさがよくわかっているので
美しく見せる技術を、純粋に尊敬するのだ。

女性は容姿が人生に大きく影響するので、美しくなるということが
放棄できない「課題」になる。
だからこそ、それに真っ向から向い合って努力をしている人は褒められるし
憧れられる。
しかし、元から顔立ちが整っていて美しい人はそうではない。
好きな芸能人が男女で別れるのはそういう理由だ。
男性には結果しか見えていないが
女性は過程も評価しているのだ。

まあ、正直男性から見て無駄な努力に見えたり
実際無駄(元々太ってないのにダイエットしたり)も多いだろう
そういった馬鹿馬鹿しいことをやめられないのは
それだけ外見のことを大事に思っているからである
女性に「外見ばっか気にしなくていい」と言うのは
高校中退した若者に「大検なんてそんなに大事じゃないよ」
と言うのと同じなのだ。

一方男性は化粧に対して基本的にネガティブなイメージを持っている
本当に化粧が上手い人は、異性に対しても「やりすぎ感」を抱かせないし
むしろ、いろいろ塗ってるのに清潔感すら感じさせるものだが
一般的に「化粧してる=不自然で変な色が付いていて余計だ」という先入観があるのだ。
しかも「化粧で可愛くなった人」には「騙された」と感じるらしい。

これはやればやるほどいいという「ファッション根性論」に生きる女性とは対極なのである
なぜ、男性は基本的に化粧を好まないのだろうか?
その理由はずばり

女性は自分を女優だと思って化粧し、男性は女性を食い物だと思っているからだ。

女性よりも男性の方がセックスに直結して物事を考えるというのは
たぶん一般論としても問題ないと思う。
女性は男性と出会ったときにいちいち「セックスする可能性」を思い浮かべることはないが
(恋愛依存症の人は違うかも)
男性は誰に会っても頭の片隅にそういった可能性を置いているので、
セックスした時に実は不細工だと困る!
また、至近距離で見たときに粉粉しいと嫌だ!と思うのだ。
あなたが食べ物を見るときに変にカラフルだったら「なんか口に入れたくない」と思わないだろうか?
つまりはそういう事である。

正直この手の考え方をしていて
「男を騙して罪悪感ないのか!むしろすっぴんがいまいちで恥ずかしくないのか」
という男性の意見を聞くと
「出会った女といちいちセックスするわけじゃないんだから、彼女に化粧薄い子選べばいいじゃん
他の女はほっとけよ。」
と思うのだが
人の貞操やら外見やらにいちいち口を出すのも、ある種の男性の本能のようなものである。
いわゆる「おっさん精神」というやつだ
(対義語に「おばちゃん精神」がある。おばちゃん精神は娘息子でもないのに世話を焼きたがるという類のもの)

こうして男女の化粧に対する認識はかけ離れていくのであった。
女性の「男ウケなんて気にしてないし!」というのも案外本当かもしれない