二日酔いで朦朧としたなかで目が覚めると、白いホテルのバスローブ姿のオトコがPCに向かって何やらカタカタ…。
何を隠そうオトコと一緒に朝を迎えるのはざっと4年ぶりの私。
「このオトコ誰だっけ?…」
「あー そういえば昨日はタイミングがあって…一緒に飲んだんだった…。」
半年ほど前に、気がのらないまま誘われて行った知り合いのバーで紹介されたオトコ。
第一印象でなんとなく気にかかり…SNSで検索して繋がっておいたオトコ。
まあ、惹かれたのだろう。
あの、軽い気持ちで唐突に2人で過ごした夜が、長年持ちつづけていた思い込みから解き放たれて自由な世界に続いているなんて…
チラッともよぎらなかったのだから、人生はおもしろい。
「一寸先は宇宙」
ってとこかな。
その、一足先に起きていたオトコは、ホテルの白いバスローブ姿でPCに向かって何やらカタカタ…。
私 「ん?」
オトコ「…起きた?水飲む?」
私 「うん…」
オトコ「はい(こちらに歩いてきてグラスに水を注いで手渡してくれながら)
ごめんね、どうしても済ませなきゃいかない事があるから…。」
私 「全然構わないからどうぞ最後までやってね。」
この時の私は、しっかり夕べのまんまのお洋服。
こっそり隣のベッドを見ると寝た跡があるから、どうやら別々に寝たみたい。
せっかく4年振りにオトコと迎える朝だったのに…
何事もなく洋服のままなんて…
我ながら安心したわ~(笑)
でもこのオトコ、私に指1本触れることなく朝6時からカタカタと
でもこのオトコ、私に指1本触れることなく朝6時からカタカタと
机に向かっていて…
そのつれなさ加減が妙に心地よく感じた。
つづく
noir

