貴女がその花弁に触れる時
私は葉陰からその瞳を覗く
気付かれぬように細い指に触れる
縋るように名前を呼ぶ

 
神の光は
この部屋の闇を貫いてはくれない
私は私を
孤独の内に生かす
喩えどんなに凍えそうでも
全ては貴女が
私を見るため
憐れな死に様を憂いて
その胸に抱かせるため
 

愛は孰れ私を殺す
誰も彼も気が触れている
されど愛はいつも正常


貴女がその花弁に触れる時
私は葉陰からその瞳を覗く
気付かれぬように細い指に触れる
縋るように名前を呼ぶ


愛は孰れ私を殺す
誰も彼も気が触れている
されど愛はいつも正常


なればこそ
その暖かな胸に
私と同じ病を


微笑みかけて…
黒く膿んで枯れる 最期の一瞬迄

photo_https://www.flickr.com/photos/148133785@N03/39696712053



via 楽園美詩集
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