ソウル編 その3★ウォンを手にする方法


ホテルアベンツリーヨイドの最寄りの地下鉄の駅は、5号線のヨンドンポシジャン(永登浦市場)駅。

ソウルの地下鉄にはすべて番号がついていて、3桁の数字の最初が何号線かを示しています。ちなみにヨンドンポシジャン駅は524番。

駅にATMマシンがあったのでキャッシングを試しましたが、クレカでのキャッシングはここでもできません。持ってるカード全部が却下だったので、理由がわからず困りました。まりりんは土曜日の夜だからかも、と言います。

とりあえず、2つ隣のヨイド(汝矣島)駅から濡れずにいける「ザ現代ソウル」というデパートに行けば、きっと両替する場所があるよ、と地下鉄に乗ろうとしたのですが、切符をクレカで買うことができないみたい。

そこへ若いお姉さんが通りかかったので、「クレカで切符を買いたいんだけどどうすればいいですか?」と質問。

「Tmoneyカードはもってませんか?」と聞き返されたので、これ、と自前のTmoneyカードを見せます。恥ずかしながらキム・テヒョン柄です。

「そうそう、これをチャージして」

Tmoneyカードは現金でしかチャージできない。

「じつはウォンの現金がなくて、あのATMマシンでキャッシングしようとしたんですができなかったんです」

「そうですかあ」

お姉さんは即座に事情を察してくれ、ATMで自分のお金を引き出し、ヨイドまでの切符を3枚買って、「これはプレゼントです」と笑顔で差し出してくれたのです。

私たちはもう感激してしまって、カムサハムニダを連発! いくらなんでもタダでもらうわけにはいかないので1000円札を出し、「いりませんよお」と言うお姉さんに無理やり受け取ってもらって、改札を通ることに成功したのでした。

あとから考えてみれば、ヨイドまでタクシーに乗ってクレカで払えばよかったんだけど、その時はもう地下鉄に乗ることしか頭になくて……。

それにしても、いきなりソウル人の親切に助けられて、もう韓国の好感度爆上がり! なんとか2つ隣のヨイド駅にたどり着きました。

そしてついに救世主のWOWPASSマシンに出会ったのです。


WOWPASSは主要駅にあるらしく、パスポートがあれば日本円でチャージできるカードをその場で作ることができます。仁川空港で時間があれば作るつもりだったのに、入国に手間取ってバスに飛び乗ったのがそもそもの間違いでしたが、ヨイド駅で私たち3人はカードを作成しました。

カードができたら次はウォンを引き出すのですが、そのためにはWOWPASSアプリをインストールする必要があると判明。その場でアプリを導入し、登録を済ませてカードをマシンに挿入。アプリに示されたPINコードを入力するとウォンを引き出すことができます。登録料は5000ウォン(約550円)で、私はとりあえず2万円チャージして、10万ウォンを引き出しました。やっとウォンを手にできて大喜び。

さらにWOWPASSにはTmoneyカードもついていて、もう一度マシンにカードを入れて、Tmoneyカードに3万ウォンをチャージしました。めんどくさいのでテヒョンカードは使わないことに。ちなみにまりりんはWOWPASSで引き出したウォンを、ジミンちゃんのTmoneyカードにチャージしてました。

WOWPASSの両替レートはよくて、ただ現金を引き出すたびに手数料1000ウォン(約110円)が取られます。

カードにチャージしてあるお金はWOWPASSマシンからウォンのみで引き出すことができます。ただし仁川空港では引き出しができないので、余ったお金はソウルにいる間に引き出すのがいいです。

https://www.google.com/url?sa=t&source=web&rct=j&opi=89978449&url=https://www.wowpass.io/%3Flang%3Dja_JP&ved=2ahUKEwjsz5DV8fCFAxXcslYBHdJSCmAQFnoECAUQAQ&usg=AOvVaw0EdDmx2Gt2Yg8fqsTQ23Y0

このカードはまだそれほど広まってないらしく、今後広まるかそれとも消えていくか先行きは不透明ですが、今回は便利に使わせてもらいました。

ちなみに現金をもっていればTmoneyカードが便利。コンビニでも買えてチャージできるし、タクシーやバスにも使えます。カード代は25000ウォンです。私の活躍しなかったテテカードはQ10で1100円でした(いらん情報)。


ヨイド駅3番出口から、なが~い地下道を歩いて、ザ現代ソウルに向かいます。土曜日の夜だからか雨が降っているからかものすごーく人が歩いてる。動く歩道の脇にはチキンやたい焼きの店、カフェなんかが並んでます。そしてやっとやっとザ現代ソウルに着きました。

もうおなかペコペコ!

地下のレストランカフェ街に急ぎます。

それにしても、すごい人。何でもいいから口にしたい~!