ノラとハナウタ -4ページ目

ノラとハナウタ

自分の最強の味方は自分じゃない?
色トリドリの自分を楽しんで行こう!

なんだかんだ1週間滞在した次女と孫っち。

2歳半のチビ子が眠ると
やっと次女は自分の時間。

いつもなら夫くんが帰って来る前に
やれ温かい食事を出さねば、
専業主婦なんだからこの程度は片付けておかねば
と、チェックタイム。

次女の夫くんは妻子を養っているというプライドからか
ちょっと自分の方がしっかりしてる風でいたいのか
帰宅すると小言をいいたいご様子。

次女も文句を言われたくないからと
自分にあれこれ課せすぎて
心ざわつく日々なんだけど
真面目だよねぇ、どっちも!
そして捕らわれてるよねぇ、理想に。

そんなにさ、なんでも完璧に理想的な状態なんて
保てるわけないじゃん、2歳半がいるんだぞ?

どんだけ公園だ、水遊びだと連れ回しても、
ちょっと昼寝したらエネルギーマックスで
また全力で飛びついてくるようなイキモノなんだから!

寝る直前まで遊びたいし、散らかるのは当たり前。
昼寝しちゃったら夜の寝つきが悪くても当たり前。
疲れさせようにもバッテリー新品なんだからすぐ充電できちゃうし。

荷物が届いたからってダンボールのまま玄関に置きっぱなしにするなんてフツーだよ。
それを帰宅した夫くんが
「これ片付けないの?」
って、(じゃあ気づいたオマエがやれよ)と私なら思うけどね…。

ダンボール開けて、中身の確認、ゴミをまとめてダンボールを潰して片付けて…
ほんの数分なんでしょうね、やらない人からしたら。
ほんの数分、子供から目が離せないわけがないだろって。

悪いけどさ、どんだけ偉くても
『ただいま』って玄関開けたらもうただのウチの人間。
夫で父親なんですよ。
文句言う前に手伝って欲しいわ。

「あなたはもう仕事が終わって帰って来たんですよね?
自由時間ですよね?」
って突っかかりたくもなる。

こちらは食い散らかしてテレビつけっぱで観てるんだか観てないんだか無駄にうるさい中、携帯いじってるだけのアナタのあれやこれやを黙って片付けもする。

また、子供が夜中にぐずるたびに、暑いのか、寒いのか、喉が渇いたのか、うなされたのかと子供の様子を見たりもするので結構な労働時間ですよ。

昼間はラクしてると思われて、帰宅すれば出来ていないことを指摘されて、夜中に子供がぐずろうと気づきもしない人間に、夜泣きなんてしてないだろと決めつけられて、働いている自分だけが偉いと思ってるなら、妻の自己肯定感は下がりまくり、日々子供の命を危険から守ってる自負すら芽生えない。

もっと気楽にやりなよ
きちんと出来るのは立派だけども
どんなに神経を張り詰めて見ていても
子供はケガもするし病気にもなる。

どれだけ尽くしても、
してもらって当たり前だと思ってる人間は
『もっと、もっと』と望んでくる。
大人であり、パートナーなら子供を前にしたら共同責任者じゃないの?
速やかにサポートモードに切り替えて欲しいよね。

体調が悪い時にまで不機嫌になりつつ
『意地でもやってやるわ!』
となるくらいならもう寝ちゃいな!

具合悪い人間にまでなんかしてもらおうと思うならそれは夫の甘えだからさ、
「病人にすら優しくなれない人間と暮らせるかー!」
って怒ったらいいわ。

そもそも子供が心身ともに健やかに育ってる以外に、今現在望むことってある?

毎日綺麗に整えられた部屋で一生暮らしたいなら、結婚もせず、子供も持たず、ひとりで暮らして好きなように棚でも床でも磨いたらいいわ(←次女の夫くんは一人暮らし歴が長いので掃除が得意。だから言いたいんだよね!自分が得意なことを相手が出来てないから勝ち誇りたいのかもね…)。

他人と暮らすだけでも擦り合わせないと面倒が起きるのに、そこに子供なんだからさ、一生のうちのほんの数年を、ちっこいのと、それを守ることにほぼ全ての時間を費やす妻のメンタルを優先するってそんなに難しいもんなんだろうか?

お風呂だって、食事だって
いつだって子供がいる。

ゆっくりお風呂に入りたい、
ゆっくり食事したいって
ほんの些細なこと。
ほんの数分のこと。

あまりにも些細で
夫に気づかわれもしないこと。

そして世間からは、
『子供を産んだんだからほんの数年、頑張りなさいよ』
と突き放されること。

産んだらもうお母さんなんだからと突き放して
出来てない、出来てないと落ち込ませることだけはみんな上手だよね。
思うように出来てないなんて、本人が一番よく分かっとるわ。

夫くんは夫くんで
満員電車に揺られ、仕事をきっちりして、疲労して帰宅する。
そりゃぁゆっくりしたいよね、家だもん、わかるよ。
それがわかってるから次女も黙ってるんだよね。

いかにも疲れた顔で『仕事して来ました』と言いたいヒトと
いやいやこっちこそ『子供に振り回されてゆっくりなんてしてないんですけど、もっとやれってか?』と言いたいヒト。

どっちも自分こそが大変だと言いたくて
労ってほしくて
こんだけ疲れてますよーと見せ合ってても良いことないよね。
どっちもお疲れさま!

笑ってたらラクだと思われるからどっちも笑えないなら
2人で家にいる時間がなんか変な修行みたい。

次女の愚痴を聞きつつ
心の中で、かつて協力を得られなかった当時の夫に悪態をつき、
『いやー世の中、変わってねーなぁ』
とため息をつく。

ケンカして、話し合って、理解しあったつもりがまた同じようなことでケンカして。
疲れ果てて
『もういいや、期待してたまるか』
と諦める。

それで妻に可愛げがなくなったとか、図太くなったとか、ほんとふざけんなよ?
オマエが変わらな過ぎだからな?
…と文句ならいっくらでも言い続けられるのだが、私のことはさておき、次女には楽しく育児期間を過ごして欲しい。
まぁ親のエゴなんだけども!

とりあえず、
「自分は今、なーんにも不安がない状態だと仮定して、どうしたいかを考えてみたら?」
と提案。
チビ子を連れて歩くのが大変なら引き受けるから、今どう行動したいか、どこに行きたいかを考えて行ってみたらいいよ、黙って預かるよと。

でも次女は、チビ子をあちこち遊びに連れて行き、買い物をし、早めにお風呂に入って寝かしつけて…
って、それ、いつもと何か違うの?
と思ったんだけど、『片付けなきゃ、ご飯の支度しなきゃ』という焦りやストレスがないから超ラクなんだって。

ということはよ?
夫が帰ってくることがストレ…いや黙っておこうw

だってさ、ほんとに子供とよく遊んでるのよ次女。
チビ子は朝から晩まで「これなぁに?」って聞いてくるけどちゃんと説明してるし、
「おい、最後まで聞け!」と言いたくなるような、
『聞いておいて走って逃げるの図』
になっても笑って待て待てーとかやってるし…。

なんかもう、私、ここまでやってないかもなと反省するくらいよく遊んでる。
チビ子も物おじせず、ダメなことは反発しつつも『ごめんね』とハグしにくるし、こんないい感じに育ってるのにさらに何を望んでるわけ?と思ったりした。


そして数日後、
もうケンカをしたくない、こちらは夫の大変さを理解し、気遣いし、希望や理想に添う努力はした。
にも関わらず、尊重されず、むしろ軽視した発言が多すぎで夫と続けられる気がしないのでひとりで子供を育てていくと仮定して、どんなフォローがあるかを役所に聞きに行きたいと、無料で聴ける思いつく限りの情報を集めに行った。

子供を私に預けるでもなく、
今後ひとり親になったら全部自分ですることだから!と。

そして、
「今ってすごいね!いろいろとサポートしてもらえるみたい!ありがたい!」
と喜んで帰ってきた。

肝っ玉母さんみたいな相談員がいて知識量も多く全ての手続きやサポート先、そして離婚までに確保すべき生活費、裁判までの段取りも教えてくれて、覚悟さえ決まってたら自分にも出来そうだぞと思えたんだって。

具体的にどんな時にケンカになるのか、ケンカの時に何を言われたかも聞かれ、
「あなたね、それマヒしてるよ?言われていい言葉じゃないし、それを許すのが当たり前じゃないからね?」
と言ってくれて、ほっとしたと言っていた。

なんだかんだ言っても、夫に反発する自分が悪いのかも、望むように出来ていないのが悪いのかもと、暴言吐かれてもそれを許すべきだと思ってたんだね。

たった1回、ほんの数時間話しただけの赤の他人が、
あなたはちゃんと出来ている、
本当に子供を可愛がってるよね、
ひどいこと言われても自分の反省として受け入れて頑張すぎだよ
と認めてくれただけでここまで人は嬉しいし、また頑張れるもんなんだなぁと、肯定してくれる他人が関わる大切さ、ありがたさを思った。

で、親に迷惑をかけずにチビ子と生きていけそうだと知った次女は(いや親としたら迷惑とは思わないし、何をそんなに自分だけで頑張ろうとしてるのかと思うのだけど、次女としては常に守られてきたから自分でやってみたいとのこと)、
夫くんに離婚する旨、連絡(急なんだよ、突然だよ、誰の遺伝子だよw)。

慌てた夫くん、2時間かけて緊急来訪。
臨戦態勢の次女と、すでに敗北感漂う夫くん。

待て待て待て、我が家は今、夫が出張で不在。
むしろピント外れのアドバイスする人間が不在でちょうどいいけどもさ(←言い過ぎ)とはいえいきなりかーい!
またタイミングよくチビ子も昼寝しちゃってるし!

まぁ、2人の問題だから気が済むまで話し合っててくださいよと思ったら、
「ケンカしたいわけじゃないからママも居て!」
と次女。

え?いやいやいや、いたたまれないって!!
無理、無理、無理ぃ!
だって沈黙なんだもん。

とはいえ、黙っててもしんどいので客観的に2人について思うことを言ってみた。

夫の言い分、妻の言い分、どっちも分かるし、自分たちも似たようなケンカもした。
結局のところ、チビ子が元気で笑ってる、健やかであるってこと以上に今、大事なことって何だろうかと。

人間だから毎日ご機嫌ではいられないし、今期待されてもお互い頑張ってるからしんどい訳だし、無理に話そうとか起きてようとかじゃなくて、ちょっと今日は疲れ切ってるから先に寝るねとか、今日は仕事がしんどくて頭の切り替えできそうにないから先に寝ちゃってとか、お互いに優しくなれそうになかったらラインすればいいじゃん。
意地張ってやってやってる、働いて疲れて帰ってきたのに話しを聞いてやってるとか、お互いに恩に着せてムカつくくらいならやらなきゃいいんじゃない?

『自分のことは尊重して欲しいけど、あなたのことは尊重できません』なら、もう結果は見えてるんじゃないかなと思うけども、2人とも話したいからここで向き合ってるんだよね?
めっちゃ居づらいっつーの!
って。

母親として夫くんに言いたいことはひとつだけ。
あなたがチビ子の前で次女に対して尊厳を奪うような発言をすることがあるなら、いつでも返してくれて大丈夫よ。
こっちへ帰ってきたらみんなで協力して育てるしサポートするから、深く傷つけ合って立ち直れない状態になる前に、帰るように言ってくれると助かる。
これは夫くんを責めてるとか、夫くんが悪いよって言ってるんじゃなくて、次女は死を間近で感じたことのある子だからさ、何かあってからじゃ目覚めが悪いと思うし爆  笑…って(←つい笑ってもうたわ)。

お互いをルールで縛るより、どうしたら笑って子育てできるかを考えた方が結論早いかもね!

あ、ゆっくりして行っても、もちろんいいけども!

ってさ、気ぃ使うって!
ちゃっちゃと話して結論出せとも言えないし、黙ってても話しにならないし、もう勘弁して!と思ったわ。

「はい、というわけでアタシが伝えたいことは言った、あとは2人でどうぞー!」
って逃げるようにリビングを出たわ…。

いや、あれが限界だろうよ、親としてさ。
あまり冷静でもちょっとこう、冷たい感じだし、かといって『アンタらねぇ!』とか説教することでもないしさ、もう2人でなんとかしてよ、私の人生じゃないんだからさ。

私は離婚経験はあるけど離婚推進派じゃないし、かと言って全部飲み込んで我慢しろとも思わないからさーーーーもーーーーっ!
と思いつつ作業部屋でひっそりと読書したわ。

そこからしばらくして2人して私のところに来て、じゃあ帰ります
…って帰んのかいっ!!

っていうね。

あーそうでしょうよ、どっちも言うほどお互い嫌いになってなさげだもんね。
夫くんなんて
「いろいろお話ししていただいてありがとうございます」
とか言っちゃってるし。

はいはい、気をつけてね、またねー!
と思ったらさ、次女とチビ子は残るって言うじゃん、どういうこと?

聞けばなに?
お互いに今日話し合ったことを一晩考えて、今後2度とこうならないように肝に銘じて、明日から一緒に頑張るんだって!
なにそれ?
クールダウン?

 

いや、いいけどね?
いいけどさ、絶対またこういうことあると思うよ?
そういう性格じゃん、2人とも爆  笑

 

一緒に帰ってくれた方が片付くんだけどなーーーー
いや、いいけどね…
と、内心いやいや思ってたけれども、本人たちがそうしたいならしてくださいよ、実家だしね、夫まだ帰ってこないし。

ほんで翌日帰って行き、途中の駅で待ち合わせて仲良く3人で自宅に向かったそうだよ…知らんけど。

では、またね!

 

 

 

 

ありがたい、ありがたい。

みんなが健康無事ならなにより!

しっかし忙しいね、そこそこ面白いけども爆  笑

 

 

 

下矢印ちなみに子育てに苦悩しているみんなに向けて書いたものコチラにまとめてありまっす!