真珠腫という病【その4】入院前検査 | ノラとハナウタ

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自分の最強の味方は自分じゃない?
色トリドリの自分を楽しんで行こう!

お陰様で早い手術予約を取って頂けた息子。
昨日は入院前の最終チェックで病院。
これがまた…鬼スケジュール。
 
執刀医の説明 12時
入院手続き説明 14時
麻酔科術前診察 14時半
聴力検査 15時から60分間
 
12時から14時、空き過ぎじゃない?
予約しても1時間待ち当たり前と考えるとちょっと気が遠くなる…。
そして聴力検査の1時間てすごく大変そう…へとへとだよね、大丈夫かしら。
息子はコロコロコミックとミニゲームを、私は読み終えてない本とメモ帳とペンを持っていざ出陣。

長〜い、長〜い1日のハジマリ。

 

予想通り、1時間程待って術前説明。

「その前に耳の写真とろう!」

と先生自らパシャリ。

「ほらね、鼓膜の穴のところ、膿が出て来てる。これも綺麗にしちゃうからね」

と。

 

うーーん、厳しい手術です。

耳の裏側からメスを入れて真珠腫やその影響を受けている部分を全て取る、自分の耳の骨の一部を使って聴こえが良くなるように(平均聴力まで回復させる)形成し直す…というもの。

『中耳真珠腫鼓室形成術』

でも、先生がすごく簡単そうに、むしろ楽しそうに図を描きながら

「ここを切って、こう取って、ここの骨を持って来て〜」

みたいな真顔

 

よどみの無い軽快で説得力のある説明をしてくださって安心。

真珠腫が破裂するケースもあり、取り残しが心配される場合は半年後にやり直しもアリとか、結構「ん?」てなる事をおっしゃってるのだけど、不思議と安心感がある。

 

「もうね、キミが寝てる間に終っちゃうからね〜じゃあ当日ね〜」

って笑顔で。

ここまで来たら先生にお任せするだけ。

親子で「よろしくお願いします」と元気に言って退室する。

 

3泊4日かと思ったら4泊5日に変更。手術内容からしてそうでしょうねという感じ。

手術翌日まで膿だかを出す管を繋いであると言っていたので。

 

ここで検査の先生が先にしてくださるとの事で1時間。

女医さんだったので息子ニヤニヤして出て来る。ほめられたんだな真顔

 

結果が出るまで待つ様に言われたのだけど、この時14時を過ぎており、息子はお腹が空いたからちょっと見て来ると売店へ。

145円で売ってるおにぎりが欲しいと言うので一緒に飲み物も買っておいでと500円玉を渡す。

この病院に来るのも3度目、もう慣れておるわ真顔

検査の結果、問題なく手術出来るとの事。

 

入院手続きは必要なものを買う様にという事と、低学年の子供は親子同室で個室でという事。

最初は「大部屋でいいですね」と言われて、「そうなの?」と思ってたのだけど、すぐに別の看護師さんが来て「低学年までは親御さんと個室で…」と言われ、そらそうだ…と同意。

 

大部屋と言われた時は「初めての手術なのにみんなそうなの?」とびっくりし、病院がそういう方針なのかと思って息子にキャンプみたいだねと無理矢理楽しげに言ったけど微妙な表情だった。

すぐに訂正されてほっとしていた様子。そらそうだ(二度目)。

 

麻酔科では既に私が全身麻酔を経験しているのでスムーズに頭に入る。

そうそう、喉に入った管を抜く時には、串を抜かれる焼き鳥の気持ちになったなぁと思い出す。

ずささーっと抜かれる感じ。声は枯れるし、咳込むと痛かった。

「タンはどんどん出してね」と言われ、あーそうなの?と。

私は咳が出ないようになるべく我慢してたけど、出した方が良かったのか…。

 

最後に麻酔の種類をどうするか聞かれる。

マスクをしてスーハーして眠くなるのと、注射が大丈夫なら手の甲に管を付けて、そこから入れる方法があるよと。それがあると点滴も楽よって。

 

注射が怖いなら、身体が大きくてもマスクの麻酔を選ぶ子もいるし、だた、マスクの方が眠るのはちょっと遅かったりするけどねと言われ、女医さんだったせいだろうか、息子は

「注射は別に平気だった。この前、血〜抜かれたし。注射の方でいい」

と軽くイキっていた真顔

 

夫なら迷わずマスクだろうなとふと思う。

こういう時に無駄に挑む感じ、まさしく我が子…。

 

夫にも報告したらその部分の形成が可能なんて今の医療ってすごいとびっくりしていた。

耳の構造は仕事上勉強した事があったそう。

今回、たまたま仕事で戻る事になっていたところに息子の手術でほっとしていた。

仕事はあれど帰って来ていれば息子の様子も良く分かるから。

家の事は全て任せた真顔

 

そんなこんなで病院満喫6時間コース終了笑い泣き

 

そして入院は来週火曜から5日間。

息子と2人っきり、個室で4泊5日です。

台風が来てる時のバカンスの様でしびれるわ真顔

…と、治る前提、元気な前提で考えておく。

マンガやiPad、お絵描き帳も持って行くか…とか。

 

とにかく普段無い経験だから、色々見て感じて成長して帰って来たい。

昨年は自分、娘とじっくり向き合った年、今年は息子。

アラフィフ母は感慨深い…命の母を飲みながら(小声)

 

第二期人生、締まって行こう!

 

 

心配で見てらんない、アタシ…の図。

 

 


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