昨日は月組全国ツアー 『琥珀色の雨にぬれて』『Grande TAKARAZUKA 110!』のライブ配信でした。

 

まずは、ちなつさん、じゅりさん、トップお披露目おめでとうございます!

そして、専科から久しぶりに宝塚の男役としてばーーーーーん!と登場マイティさん。

水美さん、待ってましたー!!!

 

ここから、独断とひいきめでざっくり書くので、誤認や異論もあるかと思いますが、軽く流し読みできる方はどうぞ。

ネタバレあります。

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◆鳳月杏さんの安定力

わかっちゃいますが、安定!

ロマンス劇場やエルピデオで、すごく上手だと感心したものの、いぶし銀すぎるのではと思っていたわたし、ごめんなさい!!

完全に、トップスターの輝きでした。っていうか、ちょっと若返ってませんか?

長い手足を存分につかい、芝居もダンスも緩急がすばらしい。「静」の時空をみごとにあやつる、大人のかっこよさ!

客席おりで1階奥の席までずんずん行ってくれるやさしさも、とっても魅力的でした。

 

クロードはスタイルもよく似合ってましたし、かっこいいのに純粋でヘタをうってしまう、でも、湖を見に行ってしまう。

そこにたたずんでいるだけでシャロンへの想いで舞台を満たす力は、やはり半端ないです。

 

シャロンとのソファのシーン、キスして暗転しながらソファに倒れこむ寸前、シャロンのむき出しの肩に手を滑らせたあの表現、観ましたあ????色気がすごすぎる!ちなつさん自身はお顔をこちらに向けていないのですか、その背中と手のうごきだけで、やられました。

 

◆天紫珠李さんの、スタイル!

実は、ちゃんとみたの初めて。彩みちるちゃんを推していたため、じゅりちゃんとはどないな人じゃ、と思っていたのですが、

あーーーーーー、なんというスタイルの良さ。体の使いかたの美をすごく追求されてますね。

ダンスで両手をあげたときの、肩からひじ、指先までのラインが非常にきれいで、同様に背が高く手足のながいちなつさんとのバランスは、もう完璧。そういうことか、と涙。

シャロンはとてもむずかしい役だと思いますが、大人でつきはなした感じがあるのに、青列車でクロードとはなすとき、ささやくように、とけるようなやさしい声だったのが印象的でした。シャロンというひとの本当の姿ってなに?とさらにミステリアスになりましたね。おとななお顔立ちですが、個人的にはきゃぴきゃぴ元気なキュート役も見てみたいなと思いました。

 

◆マイティの爆裂スマイル!

いやーーーーー、これが見たかったんですよ。このキラキラ!

しかし、お芝居のでてきた瞬間はびっくり。あの水美さんが、黒髪だったんです。初めて見たかも。

お化粧ももみあげを濃く、眉とアイライン(特に下側)にしっかりブラックをいれて、ちょっと暗めの顔立ちでした。えっ、やせちゃった???とか思うくらい。全然雰囲気が違いましたね。

ルイはジゴロの役なので、もっとチャラい感じでくるかと思ったら、ジゴロのルールを破って真剣な恋をしてしまうし、それをきっちり世話人にあやまりにくるし、ルイの葛藤をシビアに表現されてました。手足の動きを抑えた分、目のつかいかたが絶妙で、ひとつひとつの目の動きが表情豊かでした。「おれみたいな男じゃなきゃだめだ」とシャロンを見つめる瞳の炎、燃えてました。あたらしい~~~。

月組のお芝居にはあわないのではないか?なんて下馬評もありましたが、全然心配してなかったです。

でも、これほど新しいマイティさんに会えるとも思ってなかったので、うふふでした。

 

ショーのほうは、やはり水美さんが入ると華やぎパワーが増します。

アバンギャルドの衣装、グローブやブーツ以外も、もっとぎらぎらでもよかったのに。

全体的に、シックな色合いの衣装が多かったように感じたのは、お芝居と合わせたからなんでしょうか?ロケットの衣装はめっちゃ好みでした。

 

正直、水美さんのパワーで考えたら、まだまだ70%くらいなんじゃないの?とか思っちゃいます。

もちろん、今回はちなつさんのお披露目だし、演目もしっとりしているのでバランスってもんがあるでしょうけれど、爆裂マイティさん、もっと見たいです~~~。

 

◆礼華はるさん、おっきいんだ!

礼華さん、トーク以外でみたの初めてで。ちょこんとかわいい感じの方だと思ってたら、おっきいんですね。

出てくるだけで華があり、めだってました。役としてはまじめで気のいい友人を、ちょうどいい軽快さでされていて、こんなイケメンなのに圧をおさえてお芝居できるってすごいなと思いました。

 

◆一乃 凜さん

エトワール、素敵でした。その前にも、梨花ますみさんの横でうたってました?声がきれいで安定しているのにくわえ、目がちょっと離れていてきゅるんとした感じ、すっごくかわいかったです。月組さんはじゅりさんもそうですが、わりと大人っぽい美女娘役トップが続いているイメージ。こういうかわいいタイプの方も、良いのでは。

 

◆ひさしぶりの「琥珀」

匠ひびきさんを見たくて、「琥珀」を見たことがあります。

クロードひどい!って思いました。

久しぶりにみたので、大人になったし、もうすこし良い感想をもてるかしらと思ったのですが、

やっぱりクロードひどい!!

 

うーーーーん。でも、「悲しいよね、人間は」っていう歌は、しみますね。メロディも切ないけどかろやかでなんともいえない余韻があります。

セラビセラビセラビ、、、、、、、

 

彩風さんのセラビ・アデューはあんなにすがすがしい気持ちになれるのになあ。

ぜんぜん違う雰囲気ですね。

まあ、琥珀ならではのもやもやも嫌いではないです(もやもやはします)

 

全体に難しいお芝居と思いますが、りんきらさん、さち花さんはもちろん、若手のジゴロまで、丁寧にこまやかに作られていました。月組のみなさん&水美さん、千秋楽まで元気に頑張ってください!