あき、といえば「玉ねぎ」です。
11月初旬に行う玉ねぎ定植は、量もおおいのでなかなか大変なイベント。
会議で「3万本でいいです、増やさないでくださいね」と5回くらい繰り返したのですが、
社長が手配したのは「4万」
ほんっとに、話をきいてないよね。
今期、3万植えだったのが足りなかったからというのが社長の考えなのですが、、、、
寒さが11月後半から2月頭までつづいたため、早く大きくなる極早生の品種の
収量が落ちたんです。
極早生はシーズンはやくにとれるので競争の少ない高価格帯でうれるものの、
寒さが厳しいシーズンにはリスクがあるなあ、ということで、極早生にかたよった植え付けを
早生や中手に分配する、という回避方法にしました。
が、それに加えて、、、、1万本追加。
なんで、数をふやしたかなあ、それも3割増しって。
。。。。
というわけで、あせって植え付け会議
注文してある苗は、
11/5に 12000本
11/10に 6800本
11/10に 別業者からさらに10000本
最後にくるのが
11/17 10000本
第一弾の一部を植え付けてみて、時間で割ると1人1時間あたり380本という計算でした。
このとき4000本
残り36000本を380で割ると
94.7
あと94.7時間必要ということ。
1日4人で3時間とれれば7.8日
1日3人で3時間だと、10日かかります。
1日にシフトインは7~8人、収穫や配送も考えると、4人で3時間とるのはなかなか、、、、
残業しようにも、いまは5時半には暗くなってしまう。
苗は到着から5日以内には植えないと、いたんでしまう。
ということは、第2陣の16800本がかなりの負担!
苗の置き場所を畑の端でなく真ん中にすると、どこで苗が足りなくなっても
とりにいく歩数が楽になる、また、腰バッグをつけてなるべく多くの苗を携帯して
とりに戻る回数を減らす、など。
工夫しましょう。
ほかの仕事を早く終わらせて、なるべく玉ねぎに行く!
という説明をしてみた。
「すべてを玉ねぎ優先にするから頑張って!」
普段、あまりこういう説明はしないんです。
うざいかな、と思うので。
わかんない人に説明したってしょうがない(相手にも負担だし、こっちも時間のむだ)というコワイ考え方をしているといえばそうなのかもしれないのですが、、、、、、、
結果。
めっちゃ早く植わりました。
一番の山と思っていた第二陣、昨日かなりの余裕をもって完了しました。
なんか、きゆうでした。
この忙しいとき、普段なら先頭にたってペースを上げるために参加するのですが、今回わたしは別件の役所仕事で長時間拘束がつづきなかなか応援に行けず、ちょっとでも、と思って見に行ったところ。
すごくわいわい楽しそうに、でも勢いをもってみんながやってたんです。
初回の計算対象時は水やりの時間があったのでハンデがありますが、1時間あたり380本→606本になってました。
すごい。
みんな、ありがと!
ふだん、どうしても上から目線で色々思ってしまう立場ではあるのですが、しっかり説明して「頑張って頼むぞ!」と託せば、ここまでしっかりできるのかと思うと、あらためてみんなの頑張りがありがたく、日常の指示指導のやりかたが不足しているんだろうなと思うのです。
でも、翌日いいかげんなコンテナの使い方をしていて1個2500円もするやつをこわしていたので、内心キレる。
2500円壊すって、2時間タダ働きすることになるんだよう!
まあ、ひとつひとつです。