バレンタインデー、今年は妻からパイの実をもらった。「キミのパイは要らぬわ」とお決まりパターン


パイの実といえばはるか昔の郷ひろみのCMを思い出す。今ではYouTubeでググればすぐに見れちゃう、懐かCMのテレビ番組なんて必要ない時代だね世知辛!



てか、パイの実はオラにとっては「見た目と味が一致しなかったものベスト3」に入る、ぶっちゃけあま美味くないじゃん、てか小学生時代に初めて食べた時に「硬い!パサパサしてまずぃ!」と言った。オラはシュークリームのような柔らかさを期待していたのだ、なぜならCMでは、⬇️⬇️


ほら、いかにも柔らかそうじゃんウソつき!て。

「パイだから硬いのは当たり前じゃん」当時のガールフレンドが冷たく言ったけど、当時のオラにはパイを食べる文化は無かった。彼女からはバレンタインにマリブのさざなみというチョコレートをもらったけど、彼女は今元気だろうか。



という話は置いといて、、オラは例の養育費増額問題のことで市役所の「弁護士無料相談会」に行ってきた。バイクで行った。

ええ、冬も乗ってますとも!てか暖冬やん!


オラは、弁護士という生き物を、初めて目の前にした

それがあまりに強烈だったので今日はそれを語りたい。のわりにパイの実の話長っ!

おさらいをしておくと、オラは今養育費を支払っているのだが、なんと元妻が今回二度目の離婚で収入が減ったので養育費増額を申し立ててきた。

オラとしては、

①一人三万ということを公正証書で決めてあるのだからこれ以上出すのなら公正証書の意味が無い
②今ではオラには扶養すべき妻がいるのだから、これ以上は支払えない
③このまま協議がうまく行かなかった場合、審理に移行するのだが、弁護士を雇った方がいいのか

うむ、端的にして明瞭。てか15分という限られた時間で満足いくアドバイスを受けられるわけがないと思いつつ、オラは相談室に入った。

そこに弁護士がいた。(な、なんだこれ!)すぐに部屋の空気がおかしいことに気づいた。今まで感じたことがない種類の空気、雰囲気。そこにいたのは人ではなく、土気色したアンドロイドだった。
表情が無かった。愛想が無かった。今日はどういったご用件で、と彼はペンを片手にメモの用意をしながらかろうじて口だけが動いた。

「そもそも大学は義務教育ではないのだから、大学卒年まで養育費を支払う義務はないと思うのですが」 「それは公正証書を作るときに主張するべきでしたね」
「ぐっ、、ではその公正証書があるのですから、①養育費の金額を簡単に変えれるなんておかしい、公正証書は何だったという話になりますよね!」
「先方の収入が減ったことは大いに協議、審理をするに値します、そして養育費は基本的にあなたの年収で決まってきます」
「ぐっ、、」 

まだ5分も経っていないのに、元妻の正当性が裏付けられてしまった。まあよい、こちらには切り札がある。てかもう切り札使うの、早っ!

「僕には、今は、妻がいるんです!」
🎵守るべきものがあるとして~とミスチルを思い浮かべながら見得を切った。

「養育費は、あなたの年収を元に表によって算定されます」
「聞いてましたか? ②妻がいるんです!収入は妻との共有財産なんです、」
「あなたの年収で、養育費は算出されます」

おいおいラチあかねーじゃんか、この前家庭裁判所で算定表は見せてもらったよ、子ども一人につき35000円から45000円だったよ、今よりアップするじゃねーか!それをどうにかしてもらいたくてこっちは来ているのだ、表で分かるなら裁判所は要らないじゃねーか!
結局のところどうやら法律は子どもが優先らしい、こちらにも子どもが居たら違ったかもしれない。うーんこうなったら仕方がないな、これは裁判だな。

「ではこれからの話、なるべく養育費を抑えるためには③弁護士を雇った方がこちらには有利にすすむのでしょうか?」

「繰り返しになりますが、、」
まるで増税メガネや自民党議員や大臣の無意味な国会答弁のような言葉に続けて、弁護士は無表情で、
「あなたの年収を算定表に照らし合わせて決まってきます」
上唇だけが動いていた。上唇だけで日本語て話せるのかと感心した。いや、感心している場合じゃない!

「マジけ!?弁護士立てても裁判ではオラの生活環境は考慮されないのー!?」

弁護士は全く響かない様子で、キャリア官僚のような口ぶりで言い放った。

「裁判というか、審判ですね。もうだいたいの道筋は決まっているのです、考慮はされません」

それから弁護士は何も言わない、はいこれで、とも言わないからオラと弁護士はしばらく静謐な部屋の中で向かい合っていた。なんだこれ。沈黙に耐えられなくなりオラが口を開く、「これでおしまいですか?」「ええ、何もなければ」「ありがとうございました」



スゴいな、弁護士て六法全書読みすぎて勉強やりすぎてああなっちゃうのかな。てか、ああいう雰囲気になって、叩いても響かない分厚い鐘のようになって初めて一人前なのかな。確かにあの人には何を言ってもムダな気がしたもんな、こちらの言いたいことが全然伝わらなかったような気がする、弁護士おそるべし!

あーあ、どうやらオラは養育費増額確定っぽいな。
てか、離婚とか養育費で困ったらみんな裁判所に行けば良いのだと思った。

えーい、こうなったら、、指でハートを作ろう!


ハッピーバレンタイン!!
ちょめちょめ!