第43回横浜開港祭、今年の花火は雨の中で打ち上げれた。雲や花火の後のガスに隠されて満開の打ち上げ花火を観ることはできなかったが、下の方で可愛いハートやスマイル花火、色とりどりのアーティスティックな花火は楽しむ事ができた。


日本で花火が鑑賞されるようになったのは江戸時代。徳川家康が中国人によって打ち上げられた花火を観たのがきっかけだったと言われている。


宮崎県日南市で幼少期を過ごした私は、油津港で夏の花火を観た。大人達がビールの栓を開けた栓抜きで、キリンオレンジジュースの栓を開けた。大人達に混じって「たまや~」と掛け声をかけ花火を観た。年に一度のオレンジジュースは美味しい思い出だ。


スイス、インターラーケンの花火は高原から上がる。カラフルでもアーティスティックでもなく、昔ながらのシンプルな花火だったが、壮観にクリスマスの夜空を飾っていた。


学生時代、ナイトスキー場に、山から上がる冬の花火もシンプルだった。NSPの「冬の花火は思い出花火」と言う歌と共に、私の心に淡い思い出として残っている。


これまで、夜のレッスンも多く担当していた。「花火観たいな〜」と思いつつ花火の音を背に駅に向かっていたが、ようやく目の前で打ち上げられる花火を楽しめる時がきた。今年はちょっと残念な花火だったが「雨の花火も思い出花火」として私の心に残るだろう。