ROCKが売れない時代のROCK談義

ROCKが売れない時代のROCK談義

下がり続けるCDソフトの売り上げと仕事に対するモチベーションは留まることを知らず、今日も音楽業界でマイケル・ジャクソンの亡霊を追い掛ける「便秘がちな彼氏」が綴る、飽くなき欲求の受け皿としてのブログ。

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30歳にして実家を出た。

去年末から不動産屋を巡り、下見に行った3件のうちの一つで手を打ち、バタバタと準備をしてバタバタと引っ越した。

12月は例年通り仕事が忙しく、新居のことも考えなきゃいけなくて肉体的にも精神的にも結構辛かったが、よく体調を崩さなかったなと自分を褒めてやりたい。


引っ越したと言っても見慣れない街ということもなく、実家から車で30分以内の距離なので特別新鮮な感覚もないというのが正直なところ。

帰ってきても誰もいないので、仕事を終えて会社を出るとその後誰とも喋らないことになる。


想像していたことではあるが、最初の1週間はホームシック状態で、家の中もまったく整っていないし、不完全なホテルに外泊しているような辛さがあった。仕事は定時で終わらせて急いで帰り、家具屋や電気屋に車で向かって毎日重いものを運んだ。


3日目くらいに朝起きると時刻は9時50分で、始業10分前だった。

さすがに寝坊しましたとは言えず、嘘をついて休んだ。

この時ばかりは自分の不甲斐なさに落胆したが、そこで少し頭が冷えた。


それからあらゆるものを整え、人並みに生活の出来る環境は1週間で整った。


そこでやっとここが自分の家だと思えるようになってきて、少しだけ楽しくなってきた。




独り立ちをするということは、人によってはとても楽しくて仕方ないものだと思うが、俺の場合は実家で心から満たされていたので辛さの方が目につく機会が多い。

それでもこうして一人で生きていることで、日々学ぶものはあまりにも多い。

それはきっと自分の人生においてとても大事な感覚だと思う。

それが欲しくて家を出たのだ。




ある程度色々なことが落ち着いてくると、今の自分は何をするべきか、もっと大袈裟に言えば自分にとって何を生き甲斐としていけば良いのか、そういったことがぼんやり見えてきた。


まず第一に、もっと夢中で仕事をしようと思った。

そしてバンドは趣味として、もっと一生懸命やろうと思った。


その2つだけ今は一生懸命やろう。


きっと今こうして一人で生きてる時間は、自分にとって大きな財産になると信じて、今は夢中で生きていこうと思う。