2月は付き合いたてということもあり、翔とは頻回に会った。プロスケーター時のファンが紛れていると怖いからと言い、街中で会うことはなかった。江ノ島や茅ヶ崎の海岸にあるお洒落カフェには連れて行ってもらったが、大体が翔の家で過ごした。「第2の家だと思って好きなようにゆっくり過ごしてね」翔の家は落ち着く。翔がいる翔の家が好きだった。
翔は忙しい中、会う時間を作ってくれた。「最近は仕事が溜まって忙しくて」いつも目の下にクマが出来ていた。役員ってこんなにも忙しいのか…くらいの認識しかなかった。ただ会う日は楽しい時間を過ごそうと心掛けた。

「私の息子には発達障害がある。」と伝えると
「妹の子どもも実はそうなんだよ。だけど、それも個性だと思って俺は受け止めているよ」
発達障害の息子には友達が少ないことを話すと、
「俺が息子の友達になるよ」
私が翔に言われて1番嬉しかったことばだった。
息子と仲良くなるにはどうすればいいかを考えている姿を見て、私はますます翔を好きになっていった。