こんにちは
ハヤトというものです。
今日は渋滞の話をしたいと思います。
私は2度ミャンマーに行ったことがありますが、その度に「いや、渋滞やばない!?」と思います。
クラクションもうるさいしイライラしてきますよね。渋滞のせいで友達との最後の別れの挨拶を逃しそうになる事態にも巻き込まれました。危ない危ない。
渋滞の被害は皆受けたことがあると思いますが、最近面白い話を本で読みました。本の中では高速道路の渋滞問題について述べられていたので、それを紹介します。
まず質問です。
渋滞が起こってしまうのはしょうがないとして、解決するにはどうすべきでしょうか??
考えて見ましょう。
何か思いついたでしょうか。新しい道路を作る。車線を増やす。などなど色々答えあるでしょう。それらが合っているのか、順を追って説明します。
まず、渋滞の何が問題なのでしょうか。それを明らかにします。
問題点は「所要時間が日によって異なること、所要時間にばらつきがあること」です。
これにより様々な賭けが生まれ、ジレンマに陥ります。
目的地に向かうのに高速を使うべきか、一般道で行くべきか。それとも大きく迂回するか。思ったより早く着いてしまい時間の無駄ができる。大幅に遅れてしまい、仕事や人間関係に支障をきたす。渋滞でイライラ。などなど
渋滞によって起こるばらつきのある道路事情はスケジュールを混乱させ、平均的所要時間を狂わせ、私たちの気持ちをかき乱すのです。
ここまでで渋滞の問題点は所要時間にばらつきが出ることというのがわかっていただけたと思います。
では、そのばらつきの原因はなんでしょうか?
本によると40%は合流地点や構造の問題、40%が事故や悪天候によるものだそうです。
前者は予測ができるため生じる所要時間は予想できます。しかし、後者の予想は不可能です。
そのため、高速道路の渋滞は避けられないと結論づけられます。(避けられないんかい!!)
ここで、渋滞の解決策として道路を増やす。車線を増やすという結論が優れていないことを示します。
道路を増やすことは、選択肢を増やすということです。今まで一本だった道路が二本になり、三本になり…それで渋滞はなくなるでしょうか。
効果は薄いそうです。まず道路が増える、車線が増えることで、人々は積極的に高速道路を使うようになり、時差通勤をやめ、公共交通機関ではなく自家用車を使うようになるそうです。結果的に交通量は増えます。
その交通量は選択肢の数だけ均等に別れるでしょうか。目的地に行くためのA、B、Cという道があり、車が30%30%30%で別れるかということです。
そんなことはあり得ません。多くの人がベストな道に集中し渋滞が起きますし、スカスカな道も生まれるでしょう。
要は選択が増えることでギャンブル性を高めているだけで、渋滞の問題点である所要時間のばらつきを解決したわけではないということです。
じゃあどうしたらいいんだ!!!???!!
そんな時にアメリカで導入されたのがランプメーターリングという信号機です。
高速道路の進入車線にあり、車の流入を制御し、車の流れのばらつきをなくす機能があります。
(道路を駐車場のように管理し、満車状態になれば新たな車を入れないということです)
これは実際に効果があり、より多くの交通量をさばき、所要時間が減るという結果を残したそうです。(最強か!)
ばらつきがなくなることで所要時間が減り、かつ信用性が高まる。事故が劇的に減るという効果があるそうだ。(最高か!あの序盤40%の伏線回収じゃ!)
すごい!!ランプメーターリング!すごい!!ぜひ我が国にも導入を!!と思いますが、面白いことに当時のアメリカの人々はこれを批判したそうです。
目の前で車がスイスイ走っているのに止められる意味がわからない。なぜ列を作り待つのかわからない。など
ドライバーたちは目的地までの所要時間は短くなっているにも関わらず、余計に時間がかかるようになったと感じたそうです。
そこでランプメーターを停止させると…
高速道路の渋滞はひどくなった。通行量減、所要時間増、速度減、事故増。いいことなしの結果である。
ランプメーターリングは素晴らしい効果を持つものだが落とし穴があった。
人は順番を待てば実際の所要時間は短くなるにも関わらず、まったおかげで目的地に早くつけるとは感じていない。ランプメーターリングで停止するくらいなら、ゆっくりでも車線を走っている方がマシ。常に自分をコントロールしたい。ということだ
最終的にドライバーの意見を受け入れ、ランプメータリングの一部を撤去し、運用時間も短くしたそうだ。
まとめ
渋滞の問題は所要時間のばらつきであり、解決するには交通量の徹底的な管理が必要。しかし、それは心理的側面に即した程度でなければならない。
ここで本の紹介は終わりますが、いかがでしたでしょうか。わたしは読みながらなるほどなるほどと納得してしまいました。
実はこの話はディズニーのファストパスの話と並べられて書かれていました。ファストパスって便利ですよね。あれは〇〇時に来ればアトラクションにすぐ入れるよ!っていう券ですよね。あれも待ち時間の一つですよね。ファストパスが待ち時間を無くしたわけではないですよね。あれはどんな意図があるのでしょうか。
勘のいい人ならこの本がこの章で何が言いたいかわかると思います。気になった方はぜひ読んでみてください。
カイザー・ファングの『ヤバイ統計学』という本に書かれています。
今日はここまでにします。
ありがとうございました。