「アシンメトリー」
飛鳥井千砂
朋美と親友の紗雪
紗雪と結婚した治樹
紗雪と治樹の後輩で、朋美と親しくなる貴人
みんな近くにいるのに、それぞれバラバラな方向を向いてる
アンバランスでアシンメトリーな4人

恋愛とか、結婚とか、家庭とか
アラサーの悩みあるあるの中に
たとえばアセクシャルや、同性愛や
生育環境で受けたトラウマなどという複雑なテーマが入り混じります
とはいえ
「正欲」読んじゃったら
ぜんぶ大した事ないから気にスンナ!
と、肩をたたきたくなるよねー!!
って
それ比べるモノじゃないから!
自分の思う「普通」って、共通しているようで実はけっこう人それぞれで
普通でいたいと思いすぎて結局なにを目指してるのかよくわからなくなる
これ「普通」を「幸せ」に言い換えることもできる
それが少しずつ実感できるようになっただけでも
オバサンになってヨカッタなーー!!
って思った笑
もちろん、オバサンはオバサンなりの悩みやコンプレックスもありますがね…
正直、
朋美が「条件」とか「人生設計」みたいなものに囚われてガツガツ恋したり
どーでもいいことで心の中で紗雪と張り合ったり
貴人が紗雪に執着しながら朋美とも付き合ったりしてるの読んで
めんどくせーなーー😩
としか思わなかった
自分はそういう時代から抜け出せたことに感謝しかない笑
新しいドレス買って結婚パーティーに出席するとか、
クリスマスデートやらお泊りデートなんてもんもはるか縁遠くなりましたが
それらと引き換えにしても
オバサンになってヨカッター!
オバサンサイコー!!!
そんな気持ちを改めて感じさせてくれる小説でした
それってなんなのよ

