「本日、サービスデー」
朱川湊人
日常生活に隠れるラッキー?アンラッキー?
ちょっと奇妙な体験五話
一話目
「本日、サービスデー」
しょぼくれたサラリーマンの鶴ヶ崎。
とうとうリストラ宣告を受ける
もう終わった…と思ったその日、鶴ヶ崎の前に現れたのは
悪魔のサターナと天使のガブリエル
ふたりが言うには、今日は鶴ヶ崎の人生でたった一日の
「サービスデー」
家族も同僚も上司も取り引き先も店員もニコニコ、美人にもモテモテ
なんなら、条件さえ合えば憎い奴を消すことさえできるかも…?
この無敵の一日、どう過ごす!?

誰しも人生に一度「サービスデー」が用意されていて、
本来ならそれが今日だとは知らされないものだけど
アクシデントにより、主人公はそれが今日だと知らされる。
っていう設定なんですけど
自分だったらどうするかなって思わず考えるよね
「この幸せがずっと続きますように」とかありがちだけど
サービスデーはこの日だけなのでその願いはナシ
当選発表が今日じゃない宝くじもナシとなると
競馬とかボートレース
ならいいんじゃね?
~~終了~~
カネに目がくらみすぎて感想が終わっちゃったよ
肝心なのは、
サービスデー以降も人生は続くってこと
サービスデーでチャンスやお金を異例にゲットできたとしても
その後のサービスデーじゃない毎日でうまく活かせないと意味がないということ
そして、もしサービスデーがやってきたとしても
家で一日引きこもってるだけだとなんの意味もないということ
そう思うと、貴重な今日に
嫌いな奴を消すことなんか考えてる暇はないかも…
なるべく前向きなこと考えながら、散歩にでも行ってみよう!
今日はもしかしたらサービスデーかもしれないから★
と、なぜか楽しい気持ちになりました
